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ぶらぶら★アフリック

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コンゴ民主共和国・国家英雄をたたえる日2016

2016-01-20 07:30:11 | アフリカ情勢
ブルキナファソのホテル襲撃事件、エボラ再発などのニュースでアップがすっかり遅れてしまった。しかしやはり触れないわけにはいかない。この話題。

先週末の16日、17日。コンゴ民主共和国では、二日続けての祝日、国家英雄をたたえる日(Journée des Martyrs d'état)であった。

16日は、1996年にザイール時代の独裁者モブツ政権を倒した、ローラン・デジレ・カビラ元大統領、いわゆる「パパ・カビラ」が、暗殺で命を賭した日。

翌17日は、独立直後の1961年、パトリス・ルムンバが殺害された日だ。

(パトリス・ルムンバ~Jeune Afriqueより)


パトリス・ルムンバ。言わずと知れたコンゴの、いやアフリカの英雄。不遇の初代首相。独立直後の大混乱、大国の介入と冷戦構造の中、残虐な殺害によりその生涯を閉じた。のちの悪名名高き独裁者モブツは、ルムンバの殺害に関与しておきながら、数年後にその復権と英雄化を図る。そもそもモブツを見そめて引き上げてきた恩人こそ、ルムンバだったはずだ。

いずれにせよコンゴの歴史とアフリカの歩みにおいて、忘れることのできない偉人。あまりに大きな存在だ。


2年前のこの日、気合を入れてルムンバについて記事を書いた。
パトリス・ルムンバ~国家英雄を讃える日(2)

また、この背景を知るには、ベルギーとコンゴの関係を知る必要がある。こちらに記事のリンクを貼らせていただいた。
コンゴとベルギー
前編
後編
続編 国王のお庭、そしてカビンダ


ついでにこちらもベルギーとコンゴの関係について書いたもの。
タンタンの冒険と植民地統治



1月17日は、コンゴの歴史に想いを馳せ、そしていまのコンゴを直視する二日間であった。パトリス・ルムンバに哀悼の意を込めて。

・・・と書いたところで、あるウェブ記事がンボテの目飛び込んでくるのであった。

(つづく)

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