ニッチな話だが、アフリカ人の旅行カバンについて。
一般的にアフリカ人の搭乗客は荷物持ちだ。とにかくこれでもかというくらい荷物を持ち込もうとする。
まずは洋服の入ったソフトケース。パンパンに膨らんで、持ち主の太っちょアフリカ人にそっくりだ。これがひと組様2~3個。
そしてビニール製の安っぽい袋。あまりの質安感に、アフリカ人もサックシノワ(Sac chinois、「中国袋」の意味)と呼ぶ。これまた限界までパンパンに膨らんだ状態で2個、3個。
(写真 左の赤い袋がサックシノワ)
(機内で見かけたサックシノワ)
このサックシノワの中身。パリへの上り線はアフリカ食べ物。アチェケとかシクワゥン、中には肉、魚類、食用イモムシもあるという。ロストバゲージになったら、二度と見たくない。
下り便は衣類や子供の玩具、教材などが多いそうだ。
よっぽど開けられたりしたくないんだろう。これをチェックイン前にビニールでミイラ状にぐるぐる巻にする。空港にこのサービスがある。
さらにテレビ、AV機器などの家電。型落ちのデスクトップパソコン。自転車。アフリカ横とび便ではヒヨコがたくさん入ったケースや、檻に閉じ込められた子ヤギまでターンテーブルに回ってくる。なんでもありだ。
このびっくり箱感覚が、アフリカ渡航の醍醐味だ。しかし事態はそう簡単には収まらない。
(次号に続く。)
一般的にアフリカ人の搭乗客は荷物持ちだ。とにかくこれでもかというくらい荷物を持ち込もうとする。
まずは洋服の入ったソフトケース。パンパンに膨らんで、持ち主の太っちょアフリカ人にそっくりだ。これがひと組様2~3個。
そしてビニール製の安っぽい袋。あまりの質安感に、アフリカ人もサックシノワ(Sac chinois、「中国袋」の意味)と呼ぶ。これまた限界までパンパンに膨らんだ状態で2個、3個。
(写真 左の赤い袋がサックシノワ)
(機内で見かけたサックシノワ)
このサックシノワの中身。パリへの上り線はアフリカ食べ物。アチェケとかシクワゥン、中には肉、魚類、食用イモムシもあるという。ロストバゲージになったら、二度と見たくない。
下り便は衣類や子供の玩具、教材などが多いそうだ。
よっぽど開けられたりしたくないんだろう。これをチェックイン前にビニールでミイラ状にぐるぐる巻にする。空港にこのサービスがある。
さらにテレビ、AV機器などの家電。型落ちのデスクトップパソコン。自転車。アフリカ横とび便ではヒヨコがたくさん入ったケースや、檻に閉じ込められた子ヤギまでターンテーブルに回ってくる。なんでもありだ。
このびっくり箱感覚が、アフリカ渡航の醍醐味だ。しかし事態はそう簡単には収まらない。
(次号に続く。)