ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

アフリカ人の旅行かばん(1)~サックシノワ

2013-12-01 07:30:56 | アフリカ紀行
ニッチな話だが、アフリカ人の旅行カバンについて。

一般的にアフリカ人の搭乗客は荷物持ちだ。とにかくこれでもかというくらい荷物を持ち込もうとする。

まずは洋服の入ったソフトケース。パンパンに膨らんで、持ち主の太っちょアフリカ人にそっくりだ。これがひと組様2~3個。

そしてビニール製の安っぽい袋。あまりの質安感に、アフリカ人もサックシノワ(Sac chinois、「中国袋」の意味)と呼ぶ。これまた限界までパンパンに膨らんだ状態で2個、3個。

(写真 左の赤い袋がサックシノワ)


(機内で見かけたサックシノワ)


このサックシノワの中身。パリへの上り線はアフリカ食べ物。アチェケとかシクワゥン、中には肉、魚類、食用イモムシもあるという。ロストバゲージになったら、二度と見たくない。

下り便は衣類や子供の玩具、教材などが多いそうだ。

よっぽど開けられたりしたくないんだろう。これをチェックイン前にビニールでミイラ状にぐるぐる巻にする。空港にこのサービスがある。

さらにテレビ、AV機器などの家電。型落ちのデスクトップパソコン。自転車。アフリカ横とび便ではヒヨコがたくさん入ったケースや、檻に閉じ込められた子ヤギまでターンテーブルに回ってくる。なんでもありだ。

このびっくり箱感覚が、アフリカ渡航の醍醐味だ。しかし事態はそう簡単には収まらない。

(次号に続く。)

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