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祝・モーリタニア建国記念日2015(1)~砂漠とイスラームの国

2015-11-30 07:30:32 | アフリカ紀行
先週金曜日の記事で、週末には二つの大きなイベントがあると述べた。一つは29日(日)に行われたブルキナファソの大統領選挙。そしてもう一つは11月28日(土)、少しバックすることになってしまうがモーリタニア・イスラーム共和国の55回目の独立記念日であった。

敬虔なイスラムの国、広大な砂漠の国。アラブとアフリカ、白人と黒人の接点であり混ざり合う国。

ンボテも過去、繰り返しこの国を訪問し、奥地にまで足を運んだ。500キロ、1000キロと続く砂漠、土漠、岩石砂漠。その広大さに圧倒されるとともに、人間のちっぽけな存在を思い知らされる国であった。




そのモーリタニア紀行と略史はこちらの過去記事でご案内させていただいた。ご覧になっていただけるとうれしい。
祝・モーリタニア・イスラム共和国建国記念日!2013

またンボテの初渡航で経験した、文字どおりの「砂漠の嵐」。え?砂漠に大洪水?!そのエピソードこちらにて↓
雨に思えば・・・~アフリカの雨事情(2)


さてモーリタニアの独立にまつわるお話を。上述のとおりモーリタニアの独立記念日は1960年11月28日。リスティクラル(LISTIKLAL)と呼ばれている。

正式にフランスの植民地とされたのが1920年。仏領西アフリカ(Afrique Occidentale Française: AOF)の一部とされた。当時のAOFの総督府が置かれていたのはサン・ルイ(セネガル)だった。その後、1934年まで武力による抵抗が続けられた。

AOFのが、1945年にフランス連合海外領(territoire d'outre-mer de l'union française)に組み入れられると、1946年1(月にアーメド・ウルドゥ・アマ・ウルドゥ・ババナが初の代議員となる。

1957年、いわゆるガストン・デフェール法制により、モーリタニアに地方行政政府の設置が認められ、1958年11月28日に自治領の宣言が行われ、2年後の1960年11月28日に正式に独立に至ったのだ。


ンボテはモーリタニアとなぜかご縁が深い。おそらく渡航回数でいえば最も多い国の一つであろう。次回はそんな友人たちとのお話も少しお話してみたい。

(つづく)

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