ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

ユッス・ンドゥールのコンサートに行きました

2017-03-12 07:30:15 | アフリカ音楽・アート・文化
西アフリカを代表する有名ミュージシャンといえば、、、



そう、セネガルが誇る世界的スター、セネガルポップス「ンバラ」(M'Balax)の王、ユッス・ンドゥール。

このたび、自身34枚目のアルバム「Africa Rekk(アフリカ・レック)」をリリース。現在ワールドツアー中で、その一環としてコートジボワールのアビジャンを訪問。全国ドームツアー!・・・って、ドームがないが、アビジャンで二つのコンサートを開催した。


元セネガル人歴任のンボテとしては血が騒ぐウォロフ魂?!そういえばダカールのコンサートでは、開場から開演まで3時間以上も待たされたっけな笑。とにかく行きたい。

でもンボテも出張の合間、厳しい日程が続く中。どうしようかなぁ、なんて考えていたところに、こちらも元セネガル娘からちょうどよいお誘いが。背中を押されてライブに足を運ぶことにした。


アビジャンでは二つのステージが予定されていた。一つは高貴な人々用のステージ、チケットが5万フランCFA(1万円!)とめちゃくちゃ高い。あとで聞くとワタラ大統領のファーストレディ、ドミニクも来ていたらしい。

ということで、もう一つの方、翌日の庶民向け(Grand Publique)のものに足を運ぶこととなった。アドミションは1万フラン(2,000円)とお値打ち!


当日、何とか飛行機が予定通り飛んでくれ、海外出張から戻ったンボテ。開場の15分前に会場に急行。すると、すでにヤバす。すごい人。アフリカ人がこんなに並んでいるのはみたことがない。



会場に入ると、あちこちから耳馴染みのあるウォロフが聞こえてくる。どうやらセネ人コミュニティの溜まり場があちらこちらにできている。

一張羅でおめかしする女性たち。この日に合わせてドレス作ったり、美容院行ったりしてきたんだろうな。キラキラすぎて、ンボテの気持ちも持っていかれそう〜笑。


しばらくすると入場開始。厳しいというより、しつこい警備を通過して、ようやく会場へ。そして例によっていつまでも待たされる。いつ始まるのかな。ポップコーン、美味しそうだな。。。


開始後、1時間過ぎたころから、スポンサーである携帯電話キャリアのオランジュによるキャンペーン、スタート。
「はーい、みんな〜!ユッス待ってる?セネガル人きてる?」
会場は大盛り上がり。

「このクイズに答えると、携帯チャージカード7,000フラン文をプレゼントするよ〜!」
7千フラン?!安っ!
でもすでに大盛り上がり。

「ユッスの歌をダンス付きで歌ってくれる人はいないかなぁ?」
「オランジュの新しいサービスのなまえはなに?」
いつまでもやってる。


その後、前座が四組。みんな疲れてきた。ちょっと引っ張りすぎ笑。ま、キャンペーン付きだからチケ安いんだけどね。


そして開場から1時間半以上が経過したところで、ようやく今夜の主役、ユッスの登場!待ってました〜!!


会場の盛り上がりは絶頂に!立ち上がって体を音楽に合わせていく。


ンボテの横には初老のメガネをかけた実に地味なおじさんがちょこっと座っていたんだが、このおじさん、ユッスが登場すると人が変わったかのようにノリノリ、激しくダンスを始める。

ご婦人たちも、ギャルたちも総立ちで踊り出す。

セレクトされた曲は「ビリマ」、「サンバ」、「サリマタ」、「ゴレ」、「Be Carefull」などメジャーどころ、ニューアルバムからも曲が紹介された。ユッスの曲って、そういえばウォロフでなければ英語が多いんだよなぁ。


張りのあるボーカルに、サハラコブシのきいた節回し。ユッスの実力は健在。時に激しく、時にバラードで。全身で音楽を浴びる2時間のステージに酔いしれた宵であった。



(おわり)

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