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コートジボワール・グランバッサン襲撃テロから一年

2017-03-13 11:30:30 | アフリカ情勢
ンボテにとって悲しみの連続の3月。1945年3月10日の東京大空襲、2011年3月11日は東日本大震災。そして昨年、2016年3月13日がここに加わった。当地コートジボワール、グランバッサンで発生した海岸リゾート襲撃テロ事件である。

あれから一年。コートジボワールでは再びあの日の悪夢へのレクイエムが聞こえる。

(事件後のグランバッサンで)



この事件は日曜日、アビジャンから東に40キロほど行った海岸リゾート地、グランバッサンで発生。昼下がり、くつろぎのビーチには似つかわしくない武装グループが襲撃を開始。海岸、そして沿岸のホテルに向け掃射。現場は完全にパニックに陥った。

程なくコートジボワール治安部隊が展開し、現場を制圧。事態を収集したが、この事件で19人が命を落とした。

その二ヶ月前にはブルキナファソのワガドゥグで、さらにその二ヶ月前にはマリのバマコで襲撃テロが発生していた。次なるターゲットが噂されていたところだった。

アビジャンは大規模な国際ビジネス会議、CEOフォーラム前夜。警戒が厳しかったこともあるのか、いささかマイナーなグランバッサンに目がつけられた。このことは、事件がコートジボワールのコンテクスに近いところにある主犯によるものと推定された。

程なくマグレブ諸国のアルカイダ(AQMI)によって犯行声明が出された。


これまでの捜査で、バッサン襲撃テロに関与したとされる容疑者が約10人以上逮捕されているが、その多くがマリ領内で身柄を確保されている。しかし首謀者とされるクンタ・ダラーについては、まだ捜査が続いている。

2017年1月12日、マリ当局は、マリ北西部の拠点とし、ガオのさらに西方で、「主犯格」の一人が仏軍のバルカン作戦により身柄を確保されたと発表した。この人物はミミ・ウルドゥ・ババ・ウルドゥ・シェイクという名で、マリ北部では名の通った若者。バッサン事件の物資調達、兵員確保、作戦計画などに深く関わった。逮捕前に数カ月にわたって追跡されており、一時はアルジェリアに身を置いていたという。コートジボワール内務大臣は「組織内で極めて高い地位にある重要人物。テログループの組織を解明するのに大きな前進が期待される。」と述べた。


現地では明日、ワタラ大統領臨席のもと、追悼式が行われる(※と報じられているが、ワタラ大統領は昨日一週間の日程でパリに出たとの話もある)。このため、バッサン一帯は今日、厳戒体制が敷かれた。

市民の間では、もうテロは終わりだ、過去だ、怖くない、という声もないではないが、

'Même pas peur'(ちっとも怖くない)~コートジボワールでミュージシャンがテロに立ち向かう

西アフリカ全体のテロリストの動きは不透明で、何が起きてもおかしくないと心配する声も以前残っている。マリ情勢、サヘル情勢とも深く関係する話、また別の記事で詳しく見ていくこととしたい。

(おわり)
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