耳に残るギターからはいってファルセット。
地下鉄の階段~、からの緊迫感が胸に残る。岸田さんの頼りなげさ声が情緒をたかめていきます。ここが一番の聞かせどころです。こきざみなリズム、ぐるぐる回りながら上っていく、螺旋階段は果てなく続いているようで、疲れても立ち止まれない。無力感です。
そして例のギターリフが鳴り出してもう、切なさはピークを迎えるという寸法。なんだか涙が垂れてきそうだ。垂れ流しにしておけばいいじゃない。涙はアスファルトを濡らし、すぐに乾くでしょう、空気中にある水分と混ざって上っていくでしょう。人はそれを浄化と言います。圧倒的その他大勢と混ざったらあとは飲めや歌えやの宴会です。気をつけてください。酔いにまかせて乱暴を働く輩がいます。軽くいなしてください。
いやこれいったん耳についたら、なかなか離れないんで心して聞くべし。
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