リッスン・トゥ・ハー

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o.A.o/坩堝の電圧/くるり

2014-03-19 | 若者的図鑑

曲にメッセージをこめてはいけない。

元来、歌は気持ちを伝えるためのひとつの方法だったわけです。時はたち、さまざまな歌が湧いては消えていった。ほとんどの形体は出尽くしたのではないかな。すでに、模倣を繰り返してしのぐ段階にあるのかもしれませんね。偉大な音楽家たちは試行錯誤し、作り上げてきた。歌に込められた思いは深い、広い、この広がりを止めようとせずに、広がるままにまかせている。

いつからか、解釈するようになる。聞き手の存在感が増したのです。わがままな聞き手によって都合よく解釈された歌は、独り歩きするようになる。それが社会にとっていいことなのか、悪いことなのか、わかりません。歌にとっていいことなのか悪いことなのか、やはりわかりません。けれども私は思うのです。自由であれ、その可能性を狭めてはいけない、もっと高く、届かないところへ。

何が言いたいのかわかりません。おおよそのことばは尽きました。残るメロディに耳をすまして、背筋をのばしてみる。



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