リッスン・トゥ・ハー

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無題/言葉にならない、笑顔を見せてくれよ/くるり

2010-09-13 | 若者的図鑑
歌でもなく、つぶやきともいえず。

呼吸、さらけだした歌とギターの調べは、この40秒間に何をこめたのか、くるりは。

余計なものは一切省いた無垢。アルバムでの姿勢をずどんと示した一遍です。
歌ではありません、もう、呼吸として、当たり前に流れていく、右から左へ、何も残さず、何も引っぱらず、水みたいです。
さらさら、すくってみても姿はわかりません。

無題、とのタイトル、思い切りました。あるいは何も考えていません。後者だと思います。
さらけだすのだという姿勢、無題。やけに早いペースで、アルバムが届きました気がします。
嬉しいかぎりですが。もちろん。

歌詞の一部(というか全部)をアルバムタイトルにしてしまうなんで、くるりらしからぬ、ですね。
傾向として、自分の力でなく、他人行儀な気がします。それは別に悪い意味ではなく、テーマ性を気にしない、というのがくるり、だったはずです。どうでもいいのだ、それをあえて、もってきた、展開がね、なんというかね、ドラマチックなんですよ。

らしくない。いやこれはらしくないよ。くるり。
アルバムの出来どうこうは置いといて、らしくないんです。国内で作り上げたアルバム。
その最初の曲はらしくない、という感想です。

くるり全曲レビューしようと思ってるんですが、次から次へと出すからもう間に合わないじゃないですか。
もう。


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