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≪ 雲ノ平 ≫ - 富山県富山市の黒部川源流部に位置し、祖父岳火山により形成された、
面積25万平方メートル、標高2500~2700mで日本で最も高い位置にある溶岩台地である。
北アルプスの最深部に当たるため、どの登山口からでも当日中にたどり着くことが困難であり、
日本最後の秘境と呼ばれ、飛騨山脈の中部山岳国立公園内にある。 別名、奥ノ平。
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一昨年より計画していたが、4日以上の連続した好天気が続かないと決行出来ず、
会社勤めの身では今までチャンスに恵まれなかった。
定年退職した今、平日を有効に使えば、最盛期でもそれほど渋滞に巻き込まれることはないだろう。
最低2泊は必要だが、折角出掛けるのだから3泊して一周り。
山小屋泊りという手もあるが、山登りの醍醐味を味わうにはテント泊に限る。
しかし、テント一式と4日分の食糧を担いで山を歩くのには、ちょっと不安が残る。
一番当初は有峰林道経由、折立から入るつもりだったが、林道が有料で通行時間制限がある為変更。
打保から神岡新道に変更したが、このコースは未整備とのことで、飛越新道から入山することに。
右周り左周り、どちらから周っても1日目と3日目が逆になるだけで、テント泊地は同じになる。
初日:7月31日(火) 飛越新道~北ノ俣尾根~薬師峠キャンプ場① 13.2km 8-20 2日目:8月1日(水) 薬師岳~薬師沢~雲ノ平キャンプ場② 15.3km 10-45 3日目:8月2日(木) 祖父岳~水晶岳~鷲羽岳~三俣蓮華岳~黒部五郎キャンプ場③ 13.5km 9-50 4日目;8月3日(金) 黒部五郎岳~北ノ俣岳~飛越新道 16.5km 11-05 計 58.5km 40-00
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初日:7月31日(火)
前日に荷物をパッキングしバイクに載せ、準備完了。 当日04時45分、自宅出発。
途中の有料道路2ヶ所を避け、青木峠を越え松本、旧道安房峠から平湯へ。
少し遠回りになるが給油の為に神岡へ寄り、484号線(打保神岡線)で飛越トンネルへ。
トンネル前後に登山者用の駐車場あり。 8時55分着。 コーヒーを飲みながら出発準備。
予定より遅れて9時35分、登山開始。 最初から荷物の重さが肩に食い込む。
寺地山までの約3時間が意外と長い。ここで昼食兼用で約30分休憩。
遅れているので先を急ぎ、50分ほどで避難小屋。 ここで水を補給し再び尾根を目指す。
池塘帯の木道を上がり、笹原やハイマツ帯を抜けると尾根の北ノ俣分岐へ出る。 既に16時20分。
しかし、運動不足と荷物の重さで思った以上に辛く、この登りが今までで一番過酷な登りだった。
尾根へ出たけれど、キャンプ場まではまだ1時間半ほど歩かなくてはならない。
幸いにもほぼ下りなので何とか歩け、キャンプ場の受付の為に太郎平小屋へ寄る。
シーズン中は現地で受け付けるとのことで、更に15分ほど歩き17時55分、薬師峠キャンプ場へ到着。
キャンプ場使用料500円、流石に今日の暑さで喉がカラカラなので、缶ビール500円を奢る。
既に30以上のテントが張ってあり、平な空地が見つからず、少し傾斜地を均してテントを張る。
テントを張り終え、夕食の準備が済む頃には薄暗くなり始めて来た。
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