nauhts の山歩き記

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五竜岳(2814m) 断念 白岳(2620m)② 折り返し -五竜スキー場-

2014年05月24日 | 北アルプス・立山
2014年5月24日(土)
先週末の三爺→二爺会 奥三河ツーの帰りに、月曜日には飛騨側から木曾御嶽山へ登った。
その後、今週中は天気があまり優れず、この週末のみ先ず先ず、また来週は崩れる予報。
休日にはあまり動きたくないが、これを逃すと次は何時になるかわからない。

白馬五竜岳へ直接登るには、白馬五竜スキー場のゴンドラを使うのが一般的。
しかし今はウィンターシーズンとグリーンシーズンの狭間、ゴンドラのメンテナンスで、
5月12日(月)~6月13日(金)までは運休となる。
となると残雪期の今、登る人はほとんどいないだろう。
2009年10月に、下から歩いて往復したことがあるので、今度は春先の山へ行こう。

  五竜駐車場   818m
  地蔵の頭   1664m
  小遠見山   2007m
  中遠見山   2037m
  大遠見山   2107m
  西遠見山   2268m
  白岳      2620m
  五竜山荘   2490m
  五竜岳     2814m

 

04時20分、自宅出発。 地蔵峠では長野市街は雲海に沈んでいるが、好天気の気配。
普段は有料の日高トンネルを避け旧道を行くが、今日は朝早いので夜間無料のトンネルを行く。
05時40分、白馬五竜スキー場の駐車場へ到着。  白馬上空も曇っている。
朝食を済ませ準備が整う頃はガスも晴れ上がり、06時登山スタート。

普通はゲレンデのキャタピラ道を歩くが、ふとエキスパートコースを直登することに。
流石にきつい、ちょっと無謀だった。休み休み何とかダイナミックコースまで上がる。
しかしここからもきつい。ここを登ると、次のグランプリコースは少し楽になる。
距離は短かったが、キャタピラ道を登った方が楽だったかも知れない。

ゲレンデを登り、登山道(遊歩道)の手前から残雪の為に、アイゼンとスパッツを装着。
ちょっと時間が掛かり過ぎたので、地蔵の頭は帰りに寄ることにし、小遠見山を目指す。
ゴンドラが運休してから歩いた人が殆どいないのか、トレースは殆ど消えている。
目印のリボンも殆どなく初めてなら迷うところだが、小遠見までは何度も訪れているので大丈夫。

駐車場から2時間45分ほど、小遠見山。これでやっと半分ぐらいの行程。 10分休憩。
登山道に残雪が多く、意外と時間が掛かる。中遠見山を通過、大遠見山は標柱が雪の下で見失う。
西遠見の池はまだ雪の下で姿はない。西遠見山の先には五竜岳の前に白岳の急登が待っている。
トレースもなく完全に雪に埋まっているので、ステップを刻みながら直登で白岳を目指す。

急斜面の上、雪が腐っているので、一歩毎に2~3度キックしながら慎重にステップを築く。
10歩毎ぐらいに一息を入れながら進むので、思った以上に時間が掛かる。
高度差300mほどを1時間10分掛けて登り、白岳頂上へ着いた時にはもう11時40分。
五竜岳は直ぐ目の前だが、あの雪の岸壁を越えて行くとまだ2時間近く掛かるだろう。
往復して下山するのはちょっと厳しそう。今日はここまでとし、昼食を済ませ下山することに。

 

記念撮影を済ませ、下山しようとしたところ、何と右のアイゼンのネジが外れてバラけてしまった。
アイゼンなしではあの急斜面は下れない。 いろいろやって何とか応急処置。
12時40分、下山開始。下りの急斜面は一番緊張するが、しっかり刻んだステップが役に立つ。
西遠見まで下るとホッとする。応急処置のアイゼンはもうバラけてしまったが、そのまま進む。
尾根を下っている途中、1組2名とすれ違う。 ゴンドラの運休は知らなかったそうだ。

14時40分、白岳から2時間、小遠見山。 17分ほど休憩。 駐車場はまだ遥か下だ。
帰りは地蔵の頭へ寄りゲレンデへ下り、グランプリコースは真っ直ぐ下り、後はキャタピラ道を下る。
16時40分、白岳から4時間、小遠見山から2時間で、無事駐車場へ戻る。
やはり五竜岳を往復していると、明るい内に戻るのは厳しかっただろう。
帰り支度を済ませ、帰路は有料トンネルを避け旧道を通り、18時25分無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

04:20 自宅出発。 途中で給油
05:40 日高トンネル経由、白馬五竜スキー場 駐車場 74km
06:00 朝食と準備を済ませ、登山スタート
07:35 ゲレンデトップ、登山道(遊歩道)入口。アイゼン・スパッツ装着。10分休憩
08:45 小遠見山   【駐車場から 2時間45分】 10分休憩
09:10 中遠見山通過
10:10 西遠見池  10分休憩
10:30 白岳急登取り付き
11:40 白岳      【小遠見から 2時間45分】 昼食
12:40 白岳下山
13:30 西遠見池
14:20 中遠見山
14:40 小遠見山   【白岳から 2時間】 17分ほど休憩後、下山へ 
15:30 地蔵の頭  7分休憩
16:40 駐車場へ戻る 【小遠見から 2時間】   【トータル 10時間40分】
18:25 旧道経由、無事帰宅。 75km

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木曾御嶽山(3067m) ② -濁河温泉-

2014年05月19日 | 北アルプス・立山
2014年5月19日(月) (18日前泊)
   --- 三爺会→二爺会 奥三河ツーリングから続く ---

三爺会が二爺会になったが、18日10時20分過ぎに解散別行動。
直行すれば下道を走っても帰宅は可能だが、折角遠くまで来たので、このまま帰るのは勿体ない。
もう1泊して何処かの山へ登ろうと、テントと山登り準備を整えて来た。
南駒ヶ岳~越百山と迷ったが、二度と岐阜県側から登ることはないだろうと、御嶽山に決定。

151号線から257号線を北上、泊まった設楽を抜け、岩村から363号線で中津川へ出る。
再び257号線に入り、下呂から41号線北上、飛騨小坂で食糧を仕入れ、道の駅へ向かう。
ここでテント泊しようかとも思ったが、まだ時間が早かったので登山口の濁河温泉まで行くことに。
県道441号線は、途中から御嶽山の眺望が開け素晴らしいが、異様に距離が長く感じる。
濁河温泉、16時30分過ぎ着。標高1800mは想像外の高さだった。本日の走行、297km。

砂利敷きの市営駐車場の適地を少し均し、テントを張る。
17時過ぎているのに下山者が1名。状況を尋ねると、一昨日は雪が降り新雪があるとのこと。
アイゼンは必須、悩んだ末に簡易アイゼンしか持って来なかったので、ちょっと不安が横切る。
無理せず行けるところまで行って、最悪剣ヶ峰は諦めよう。
夕食を済ませ、夕陽を眺めるともうすることがない。19時30分就寝。 外気9℃、テント内14℃

 

早く寝ると早く目が覚める。 03時過ぎ、トイレが我慢出来ずに起き出し、そのまま朝食。
外気温0℃、テントは結露でビショビショ。 下山後まで乾かしておくつもりで荷物だけ撤収。
出発準備が終わる頃、微風によりテントもほぼ乾いたので、慌てて撤収し、バイクへ納める。
御嶽山は2008年7月に木曾側(田の原)から登って以来、2度目の挑戦。

04時55分、辺りもすっかり明るくなったので、登山スタート。
橋を渡った御嶽大明神を過ぎると、直ぐに残雪が現れるが、まだアイゼンは必要ない。
45分ほど歩くと身体も暖まり、防寒代わりに履いていたヤッケズボンを脱ぎ、ついでにアイゼン装着。
2時間ほどで森林限界を抜けると眺望が開け、素晴らしい天気と眺望に大満足。
朝の雪は締まっているのでトレースを辿りながら、07時35分、飛騨頂上。濁河温泉から2時間40分。

 

15分ほど休憩後、剣ヶ峰を目指して先ずは摩利支天乗越を越える。 この登りが意外ときつい。
一旦避難小屋まで下り、再び二ノ池へ登り返す。 夏の二ノ池も素敵だが、この時期の池も良いなぁ。
夏道はお鉢を周回しているが、残雪の今なら剣ヶ峰まで直登出来るので、簡易アイゼンで頑張って登る。
飛騨頂上から1時間20分ほど、標高3067mの剣ヶ峰へ登頂。 360°の眺望に大大満足。
田の原からの登山者が1名おられたので、シャッターを押して貰い記念撮影。 40分ほどの大休憩

 

左周りで下山し、二の池の淵を通り、ショートカットで摩利支天へ向かう。
記念撮影を済ませ折り返し、摩利支天乗越から飛騨頂上へ戻って、昼食。 30分休憩。
帰宅時間を考えると、継子岳へ往復して来ると少し遅くなりそうなので、11時35分、下山開始。
下り1時間20分、12時55分、濁河温泉駐車場へ戻る。
お湯を沸かしインスタントコーヒーで一息、用具を洗い帰宅準備を済ませ、13時55分帰宅へ出発。

 

441号線チャオ御岳スキー場を通り、463号線日和田高原を抜け、361号線を左折、野麦峠へ向かう。
野麦街道(39号、26号)から158号線出るが、ここから松本までが何時もながら渋滞気味。
新村の信号から左折、梓川堤防道路へ出るとやっとスムーズに流れる。
有料トンネルを避けて青木峠を越え、17時25分、無事帰宅。 本日の走行160km。3時間30分

 

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

04:55 濁河温泉 市営駐車場 出発
05:50 湯の花峠
06:55 森林限界
07:35 飛騨頂上            【2時間40分】
07:50 飛騨頂上  15分休憩 出発
08:10 摩利支天乗越
08:20 賽の河原 避難小屋
08:40 二ノ池
09:10 剣ヶ峰              【1時間20分】
09:50 剣ヶ峰    40分休憩 下山
10:05 二ノ池
10:17 賽の河原 避難小屋
10:43 摩利支天山
11:05 飛騨頂上            【1時間15分】
11:35 飛騨頂上  30分休憩 下山
11:55 森林限界
12:13 湯の花峠
12:55 濁河温泉 市営駐車場 無事下山 【1時間20分】【トータル8時間00分】
13:55 帰宅へ向けて出発

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