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ザッツ解体ショー♪

2008-09-04 13:08:49 | Weblog
今年の夏、私・高山の最大イベントは
【古民家解体ショー】でした

その大きな民家はかつては集落の入口にあり、
山間の細道をたどる旅人の目印だったのだそうです。
まだ電燈もない昔にこうこうと闇夜を照らす豪家の姿は、
それはそれは圧巻だったと近所のご老人たち。
現当主が数千万円をかけて修繕すること3回。
大勢の地元有志・名士の加勢もあったのですが、
おしいところで文化財指定を逃してしまった古民家の、
それが最後の日でした。

家のまわりには水路がめぐらされています。
巨大な門には女中さんのお部屋が何部屋も続いています。
水路は門の一部から庭へと引かれ、
代々この家に育った男の子たちはその「お堀」で
魚釣りを楽しんだのだそうです。
庭の中にも、また白壁で囲まれたもうひとつの庭、
主客をもてなす表座敷用の小庭まで用意されていました。

蔵も全部で3つありました。
ひとつは母屋の裏の独立形。
時代劇によく出てくる、あの蔵です。
もう1つは直接母屋とつながっていて、
その蔵へとつながる部屋のことを「奥座敷」と
オーナーは呼んでいらっしゃいました。
恥ずかしながら「小」民家育ちの高山、
奥座敷なるものを見るのは初めてで(汗)
代々この家に嫁いだ女性たちは
この奥座敷に陣取って蔵を守る役目も果たしていたのでしょう。
部屋の奥に土蔵の壁があって、
巨大なカンヌキの扉があるというのも不思議な光景です。
最後の蔵は奥座敷とセットで別棟に。
なんと!
この蔵へは母屋からのびた橋を渡って行くのです。
某ハウスメーカーさんの「蔵のある家」だけでも凄い現代に、
「橋のある家」ってどんだけですか~???

黒光りする梁。
土間に残る釜の跡。
ちょうちん、行灯、行李に長持。
足踏みミシンや蓄音機さえ新しく感じられる、
数百年続いた古民家の最後は
若い神主さんの祝詞で締めくくられました。
「おーーーーーーーーーーーーー」
地鎮祭初体験の私は頭を下げるどころか
不意のうなり声(ケイヒツと言うんだそうで)に心臓バクバクでしたが、
あの声で古民家の神様は神主さんの前にやってきて、
そしてあの家からどこかへと旅立って行かれたのでしょうか。

今はもう何もない更地での出来事。
貴重なこの夏の思い出になりました。

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上記古民家ほどの古さはありませんが、
玉野に納屋・倉庫・作業場付き、
さらに農地300坪付きの農家があります。
【ちるちんびと】や【天然生活】を読んで
素朴な田舎暮らしをお考えの方にオススメですよ♪
興味ございましたら高山までどうぞ!

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