成瀬たかこブログ

まちづくりや日々のあれこれ、不定期発信しています。

景観条例廃止案が議員提案されました

2019-11-25 | 日記

12月議会に議員提出議案があるというのでHPを見ると、「景観条例廃止について」となっています。

わたしが在職中に可決制定された条例ですので、「廃止案とは、はて?」です。

HPにアップされている議案によると、提案理由は

景観条例の必要性が低いと判断したため提案するものである。」

・・・何をもって「必要性が低い」との判断に至ったのでしょう?(謎)

そして提案者名をみると、ご自身が条例制定時に賛成票を投じている。

・・・何があったのでしょうか?(謎)

 

条例案が審議されたのはちょうど3年前の12月議会でした。

現職町議の当時の賛否はというと・・・

賛成:前田 三浦 水野 米村 秋葉 杉下 田﨑 小松原 長屋

反対:向山

議長のため賛否表明無し:山下

わたしは最終日の本会議で討論の上賛成、当時の会議録を読むと、反対討論をしているのは原田議員お一人でした。

改選を挟んで議員構成も変わっていますから、条例廃止案がでてくることもそりゃありましょうが、

「誰得?」とつっこみたくなるような古臭いルールを廃止しようというのとはわけが違い、

賛成可決してまだたった3年の新しい条例を、賛成した議員自らが真逆の廃止案を出してくるというのは、よっぽどのことがあったのでしょう。

説明が求められるのは当然のことですし、さらに質疑でも明らかにされていくべきところだと考えます。

のほほーんと暮らしている多くの住民(私を含め)にとっては、

確かに景観条例が施行される前と後で生活の何かが劇的に変わったかと言えば、「別に・・・」でしょう。

まさかそれだけの理由で「条例の必要性が低いと判断」?

景観条例があるために健康で文化的な生活を阻害されたり、金銭的な不利益を被った住民がいるのでしょうか?

あるいは運用において行政に問題があったのなら、議会の一般質問で質し、事実を積み上げる手順をまずは踏んでほしいところではあります。

条例施行後の町議会の会議録を当たると、景観条例について取り上げているものはいくつかありますが

今回の廃止提案に結び付くような問題点を炙り出されているようにはわたしには見受けられず

どうにも唐突な気がしてなりません。

そして今回廃止されようとしているのが『景観条例』であるというのが、わたしが素通りできない理由です。

町民自身が景観を大切にし守り育てていくのだという宣言、決意表明とも言える条例を

無きものにするということは、何を意味するのか?をわたしは危惧します。

わが町が景観に取り組んできたことは無駄骨だったのか?

わが町は景観に取り組むことをもうやめるのか?

議会がそれを望み、そう決めるということは、

わが町は経済活動最優先、開発行為イケイケどんどん、古いものは廃れて当然、景観が壊れようが荒れようが気にしませーん、

というメッセージを内外に発することになりはしないでしょうか。

わたしが大げさにとらえすぎなのでしょうか?

どうする?東浦町議会

どうなる?東浦町・・・

 

12月定例会の日程は下記。※CATV中継・ネット配信無し

12月4日(水曜日)午前9時30分から 本会議(議案の上程・説明)【景観条例廃止案の説明あり】

12月5日(木曜日)午前9時30分から 本会議(一般質問)

12月6日(金曜日)午前9時30分から 本会議(一般質問)

12月9日(月曜日)午前9時30分から 本会議(議案質疑・委員会付託)【景観条例廃止案の質疑あり】

12月11日(水曜日)午前9時30分から 経済建設委員会【景観条例廃止案の取り扱いあり】

12月12日(木曜日)午前9時30分から 文教厚生委員会

12月13日(金曜日)午前9時30分から 総務委員会

12月20日(金曜日)午前9時30分から 本会議(討論・採決)【景観条例廃止案の討論・採決あり】

 

 

 

 


5/18 「たたみdeトーク」のお題が決まりました☆

2019-05-14 | 日記

やっと決まりました!
東浦セミナー 3限目「たたみdeトーク」のお題 発表します。

あなたはどっち?YES or NO 「家庭保育応援給付」

3月定例会で議会によって予算から削除された「家庭保育応援給付事業」(240万円)。提案されたのはどんな事業で、どんな議論を経て議会は NO の判断を下したのか。
議会だよりにも載っていない、会議録も公開されない委員会審査の経過を、委員として実際の審査に携わった私 成瀬たかこからお話させていただきます。参加者みなさんも議員になったつもりで、賛成・反対を自由に話してみませんか?

東浦セミナー 3限目 和室
13:15〜14:00
参加費無料
※各自お飲物を おだい市の店舗で調達の上、和室にお越しくださいませ。

 


採択した議会中継の請願は、改選後どうなるのか。

2019-05-06 | 日記

選挙運動資金収支報告も提出し終え、このあと選管から不備の指摘等なければ
これにて選挙に係るひととおりの処理は完了となります。
重ね重ね、気にかけてくださり支えてくださった方々のおかげ様と感じているところです。

さて、明日には新たな会派結成届も出そろい、議長をはじめとした議会人事の調整も大詰めかと思います。
わたしは自分が議会の外に出たことで、今まで当たり前のように享受していた
議員特権とも言える行政の動きの最新情報が入って来なくなることに
若干の寂しさを感じないと言えば嘘になります。

議会にはたくさんの情報が集まります。
行政が自主的に議会に提供する情報だけでなく、
議員がそれぞれの活動で取集した情報をもとに議会で質問をすることで引き出される行政の答弁も
町民にとっては貴重な情報だったりします。
そんな情報の宝庫である議会ですが、
自治体議会の情報がどれほど住民に迅速にかつ詳細に共有されているかは、
議会によって大きく差があります。
わたしたちの東浦町議会の情報公開度は、残念ながら…。

東浦町民が議会の様子を知るには
傍聴か、議会公式HPの会議録か、ぎかいだより の3通りの方法があります。
これでは不十分、住民の知る権利の保障のために、
多くの自治体議会で行われている議会中継の実施を求める請願が一昨年6月に出され、
賛成多数で可決採択しています。
この「採択」という事実は重く、
議会が責任を持って取り組むという約束を町民と交わしたという意味だとわたしは捉えています。
その後、議会公式の情報として
議会中継についての進捗は町民に何か報告されたでしょうか?

先月の選挙で議会の構成は入れ替わり、振り出しに戻りました。
請願採択から来月で丸2年となります。
機関意思決定された議会中継の実施はこのあとどうなるのでしょうか?
まさか無かったことにされたりとか?

自分がその名前を書いたことで当選した議員が、議会でどんな発言をするのか、
どんな賛否行動をするのか、
傍聴に行かなくても見られるようにしてほしいと
わたしなら思います。
議会の説明責任でもあると思います。



2019選挙運動アルバム

2019-05-01 | 日記

4月16日から20日まで5日の選挙運動期間中、見たよ、聞こえたよ、という方もあれば、
一度も見なかった、聞こえなかった、という方もいらっしゃいます。

いろいろな方が写真を撮ってくださっていましたので、
その一部、何枚かこちらに載せておきます。


 
初日街頭演説一本目は東浦町体育館前のポスター掲示場から行いました。
10時を少し過ぎたところで、掲示板にポスターはまばらでした。
 

成瀬たかこは車から名前とお願いしますだけを言って走り去る選挙運動はしませんでした。
街頭演説は1日あたり20か所程度行いました。
本当はもっとしようと思っていましたが、一か所でのお話が長くなり
その分回数が減ってしまいました…。
 

街頭演説にはこの「本人」のぼりとスピーカーで。


 二日目からは、ピンク地に白文字の方が前になるようタスキのつけ方を変えました。
 




本人は歩き、車はあとからついてきてもらう「桃太郎」もしました。
ごあいさつをしながら歩き、所どころ止まってスポットの演説も。
 




 三丁公園を背にして。

最終日の午後の一コマ。「繋がって歩こう」と差し出された手の柔らかな感触は忘れられません。
 

「街頭演説標旗」と言われるものです。選挙運動期間中の街頭演説はこれを見えるところに掲げておくのがルール。
 

期間中使っていたスピーカー。見た目以上に大きい音が出る代物です。わたしは音量全開にはしなかったけれど。
これも、「拡声器」の許可を得ている数しか使用できません。一候補あたり許可証は1枚。


 
ポスター掲示板の中の位置は、告示日当日の受付順。
私は会場到着は21番目でしたが、くじ引きで「受付順位4」をゲットしました。


任期満了。ありがとうございました。

2019-05-01 | 日記

平成の終わりとともに、成瀬たかこ2期7年10カ月(正確には若干足りない)の東浦町議会議員の任期が終了しました。
団体や政党といった確かな後ろ盾も活動資金も、特別な知識も何も無い私を
受け入れ、支え、応援してくださったみなさまに
無事つとめを終えられたことを報告し、心から感謝申し上げます。

4月21日に行われた3期目チャレンジの選挙では、505票もの身に余るご支持を賜りながら
当選ラインを超えることはできませんでした。
私自身、結果は結果として受け止めていますが
さらなる活動に期待を寄せてくださっていた町民の方々には
仕事でお返しすることが叶わないのが辛く、
その重みを今更ながら噛みしめておりますとともに
陰に日向に応援してくださったみなさまには
落選したことで本人以上に残念な、悔しい、悲しい気持ちにさせてしまったかもしれないと思うと、
ただただ申し訳ない思いでいっぱいです。

現職議員にとって、選挙は総合評価だと思っています。
議員としての仕事ぶり、地域での活動、なにより他の候補者より一票でも多くの票を集める行動力。
わたしはその評価において候補者の上位16番めまでに入れなかったということです。
どれだけまじめに仕事に取り組んでいても、どれだけ意欲があっても、
それを有権者に伝えることができていなければ
票にはなりません。
その「伝える」という部分においては、やはり本人にしかできない部分が多く、
それが「この人に自分の一票を託そう」と思わせる、当選するに十分な質と量ではなかったのでしょう。
その点で、結果の責任はすべて候補者本人たる私にあります。

これからの議会のことは
新たに選ばれた、町政への思いと意欲溢れる16名のみなさんに託し、
わたしは外から一町民の目で見ていこうと思います。
繰り返しになりますが、
これまで支えてくださった近く遠くのみなさま、そして何より家族、すべてに
感謝を申し上げます。
ありがとうございました。

 

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