大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

EV危機でテスラも窮地に マスク氏試練

2024年05月09日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        




地球温暖化の元凶はガソリン車だと決めつけて

EVへ舵を切ったものの、使用する電気は

石炭火力発電所からの供給がなければ走れず

今の所は化石燃料頼りから抜け出せないでいる。

高価格のEVを手にした富裕層も、払った金額に

見合う満足度が得られるとEVへの需要は一巡。

中國では、習近平の三種の神器の剣だとばかり

EV生産へ多額の補助金を流し込んできたが

今や、行き場がなくなったEVが埠頭や空き地に

所狭しと並んでいる。

中國のNo.2に口説き落とされて大金を投資し

EV生産の拠点を中国に置いたテスラ、EV製造

販売で世界一に君臨できたものの、需要が

止まってしまえば計画は頓挫。

2023年12月時点で、全世界で14万473人の

従業員を抱えていたテスラもEV市場の変調で、

マスクCEOは従業員の10%以上の削減宣言。

中国本土では、テスラを抜いてNo.1に踊り

出た比亜迪(BYD)に圧され、僅か3年間でEVの

生産販売体制を整えたスマホメーカーの

小米(シャオミ)によるテスラ車を下回る価格で

市場に乱入されて成す術なし。

テスラ株は、今年初から急落続きで株式時価

総額は、一時5000億ドル(約77兆3300億円)割れ。

それでも、テスラは将来を見据えた全自動

運転車に賭けて開発投資に力を入れて来た。

最近では車に完全自動運転機能が備わる

時期が来ても、道路インフラ構造を抜本的に

改善しない限り不可能だとの見方が支配的に

なって来て株価上昇の足を引っ張っている。

巨額投資にも、暗雲が垂れ込め始めた。

マスクCEO本人は、一度は裁判で違法と

否決された560億ドル規模の巨額報酬要求を

6月の定時株主総会で再提出する予定だが、

一般株主から過剰な報酬への批判も高まって、

向かい風は強くなるばかりの雲行き。

完全自動運転車の完成・普及計画がとん挫

すれば、この巨艦はどうなることやら。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

健康と安心のメタボへの備えは?



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