韓国は中国と総額3600億元(約560億ドル：
約6兆1600億円)のスワップ協定を結んでいる。
通貨スワップは、通貨危機に陥った万が一に
備えて、相手国と通貨を融通し合う協定で、
韓国と中国の協定満期が10月10日に到来する。
THAAD配備を受けて、中国の韓国への締付が
強まり、協定延長の可能性が少なくなっている。
韓国の窮状を見透かして、中国が、もし鷹揚に
自動延長に応じれば、韓国はこの先、さらに
締付が強まり、修羅場に追い込まれそうだ。
だが、韓国は｢韓中通貨スワップはアジア域内の
金融市場の安定、人民元の国際化など両国に
とって利益になる以上、満期延長は当然｣と
いった態度で大きく構えている。
韓中スワップにおいて、借り手は韓国で通貨は
元建てであるため、国際市場決済ではドルを
必要とするため、ドルに交換する必要がある。
中国には、560億ドルもの備えがあるわけも
なく、現実は空証文と揶揄されている。
貿易大国の我が国は、今更日本に頼る必要は
ないとして、日韓スワップ延長を蹴った韓国。
オーストラリア、マレーシア、インドネシア
などとも、スワップ協定も結んでいるが全て
安定性に欠ける相手国通貨建てである。
いざと言うときの備えは心もとない限り。
｢備えよ常に！ 備えあれば憂いなし」です。
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