ごきげんナナメ

思いつくままに、愚痴ってみます

淡近邸

2014年04月30日 | 音楽
昔々、私は音大受験のために声楽のレッスンに通っていた。 恩師の間借り先が柿の木坂の洋館「淡近邸」であった。 明治の洋館で、イタリア帰りの恩師は天井の高さが気に入っていたようだ。
私はというと玄関を入ると茶色くやけた衝立や額に何やら難しい漢字が書かれていて、じぃ~っとながめていると「勝海舟の字よ」「西郷さんの書よ」と説明されたのを覚えている。
天井は高くても、さすがにレッスン中はご近所迷惑だろうと窓を閉め切っていて、夏などは汗かきの私はいつも新聞紙を足元に敷かされ、由緒あるお部屋の床を濡らさぬように、それなりに気を使ったものであった。
年のせいかこの頃は昔のことを思い出す。
最近のことが忘れている・・・。いよいよか?フ~ム・・・。心配。 

無くなりつつある相互扶助感覚

2014年04月16日 | 日々のつぶやき
大災害があると一致団結する日本人。 「きみは一人じゃない」なんてキャッチがとびかう。
分かっているだろうか? 保険について、「~生命保険相互会社」など保険も相互扶助なのだ。
ものごと損・得で考えるようになっている昨今、株式会社化してるみたい。
ここ数年保険会社のコマーシャルがやたらと多い。特に、東日本大震災以降特に目立つように感じる。だれでも加入できるようにして分母を大きくしようとしている。 保険会社側は損しないようにできている。 さんざんいいことばかり言って加入させておいて、いざとなると保険金が下りない、否、半額にされたりする。
こうなると将来の年金も心配。自助努力のあまり過剰に貯金する人が多くなる。特に中年以降の人が。
周りの友人特に高齢者(といっても70歳前後~80歳代)をみていると、殆どお金を使わない。バブル期に退職金をもらったはずの人たちが使わない。もっとも使いみちもなく、年代的に贅沢を知らないから使い方がわからないようだ。それが、子や孫に残そうとする。 だから税法を変えて相続税を払わせようとしている。益々財布のくちを締めてしまう。
ちなみに我が家は・・・大丈夫かしら? 夫に不安がられている。

ウクライナ・・・ 

2014年04月15日 | 国際交流
国際交流協会のボランティアを20年以上関わってきた。「留学生が先生!」の市教育委員会への導入である。
昨今、ウクライナが難しい。 ウクライナからの留学生も10人以上の接点があった。 ロシアの留学生とも同様である。 3・11の震災後、放射能問題でチェリノブイリの話をしてくれたウクライナの女性は「故郷では、ソ連時代核実験を我が地域で実施されることは光栄なことだと思っていた」と言っていた。
福島原発を不安がる子どもたちへの慰めのつもりだったのだろうと思ったが、これが社会主義の洗脳によるものなんだろうなぁと大人は学習できたが、怖いことだと振り返った。
戦時中の日本も「全国民右向け~右!」状態だったのか、逆に現代はいろいろな意見が出過ぎてどっちつかずになり過ぎ、国の方向性がない状況にあるように思う。