輝く明日に向かって

澄んだ青空に輝く太陽
そんな晴れ晴れとした気持ちにしてくれる(?)
浪江町社協職員の日々の活動を綴っています。

浪江昔話はじまり、はじまり~

2015-02-09 15:02:37 | ボランティアセンター
皆さんこんにちは事務局Hです。

突然ですが、皆さんは子供のころどんなことをして過ごした思い出がありますか?
野球、かくれんぼ、缶けり、メンコなど世代によって思い浮かべるのは異なると思います。
ちなみに私の場合、ファミコンブームが起きた世代で見事にハマり、極端なインドア派になった記憶があります。
あっ、だからと言ってボッチだのネクラというわけではありません。(必死)

子供時代のいろいろな楽しみ方がある中、世代や性別を問わず子供のころ慣れ親しまれたものが「紙芝居」だと思います。
自身の両親や先生によって読み聞かせてもらったり、ご年配の方ですとお菓子屋さんが空き地で読み聞かせ
ていたということを思い浮かべる方もおられると思います。

その紙芝居を用い浪江町にまつわる過去、現在の物語を世に伝える活動をされている「浪江まち物語つたえ隊」が、
本日宮代応急仮設住宅集会所にて浪江町社協相談員の茶話会で紙芝居を披露すると聞いて、|壁|ョД゜)オジャマシマシタ

まず生活支援相談員福島班の井上チーフより開会の挨拶


「浪江まち物語つたえ隊」の小澤会長からもお言葉をいただきました。

震災後から現在までで100本を超える作品を手掛けてきているとのこと。
活動の目的について「被災地の歴史文化の保存・継承のほか、発災後4年近く経過し、世間では復興という言葉が一人歩きしているが、
実際に復興とは程遠い現状を知ってもらい、地震災害や原発事故を風化させないため」とおっしゃっていました。

浪江町権現堂出身の「八島 妃彩」さんが読み手として今回2作品の紙芝居を披露していただきました。

その一つが「あっこ渕」、これは室原川を舞台にした物語で、内容をかいつまんで説明しますと、
主人公の奉公人が、ごちそうが食べられない状況に苛立ちながら仕事に出たところ、足を滑らせ渕に落ちて亡くなったという内容です。

え?かいつまみすぎだ?う~ん、紙芝居は文字であらわしてもなかなかその良さが伝わらないんですよね~。
ですので詳しい内容は浪江まち物語つたえ隊さんの上演会に足を運んでいただくということで(笑)
あ、ちなみに浪江町では奉公人を「あっこ」と呼んでいたそうです。勉強になりました。...〆(´U`*)メモメモ

皆さん八島さんの語り口によって物語に引き込まれている様子でした。


二つ目の物語は「米作と狐」

内容は猟とワラジなどで生計を立てていた米作が、当初は商売目的で保護した狐の一家と過ごしているうちに互いに情が移り
家族同然に過ごしたが、最後は一緒に亡くなっているところを発見され、米作が病気なのを気遣ってか狐がお供えの団子やお餅を運んでいた
形跡があったという、さながら狐の恩返しみたいなお話しです。(表現が拙くて申し訳ございません)

ここで八島さんから興味深いお話を聴かせてもらいました。
実は物語の登場人物に過ぎないと思われた米作にはお墓があり、近年(戦中~戦後)にお墓を建て替えるために掘り返したところ、
人骨の他に獣の骨も埋葬されていたそうです。Σ(゜□゜(゜□゜*)ナニーッ!!
作り話と思いきや事実に基づいたお話であると考えると、我々がよく知っている昔話も実際にあったお話を基に、脚色し伝えられたものが
あるのかもしれませんね。(このほか2作品DVD映像で披露されました)

最後に皆さんで記念撮影をして終了。

浪江町の歴史、文化を改めて学んだ1日でした。
浪江まち物語つたえ隊のみなさん本日は本当にありがとうございました。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿