いそのあつし、五十野 惇、ちいさいパピーちゃん絵本、

毎月の絵本「ちいさいパピーちゃん」全12冊、  
五十音おけいこ CD。

新学期・進級絵本「パピーちゃんのまめじどうしゃ」、どうして?顔がすべて正面向きなの・・・

2017年03月26日 15時15分22秒 | 暮らし

♪ YouTube で読み聞かせがご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=n_P2Z2L8SYA&feature=em-upload_owner
♪ 小鳩くるみさんの読み聞かせ・CDも楽しめます。

♪♪♪ あらすじ;
リズミカルな語りと乗り物の面白さを、盛り込みながら、自動車の側だけでなく、歩行者の側のルールまでも覚えるお話。

♪ 西本鶏介先生の解説 ♪
(昭和女子大学名誉教授・評論家・作家)
乗り物の大好きな幼児の心を いきいきと描いたお話です。
パピーちゃんのように運転できたら、 どんなにすてきだろう。
遊園地の豆自動車から 本物の自動車へと 夢が広がっていきます。

まっすぐな道を走ったり、カーブをまがったり、信号の前でき ちんと止まったり。
まるで自分が運転しているよ うな 気分になってきて、 パピーちゃんを応援したくなります。

それにしてもパピーちゃんは、 なんと運転が上手でしょう。
ストップもスタートも、ま るでお手のもの。
おまわりさんにもほめられました。 

楽しいドラマの進行につれて、 いつの問にか交通ルールまでも、頭の中に入ってしまいます。
「あかはとまれ。きいろはちゅうい。 あおはすすめ。」
「みぎだ、ひだりだ、よくみてすすめ。」、
自動車の側だけでなく、歩行者の側のルールまでも 教えてく れます。

知識絵本でありながらも、 それをストレートに描くのではなく、リズミカルな語りと、 乗り物のおも しろさをふんだんに 盛り込みながらお話そのものの世界へと 運び込んでくれます。

しかも、最後は、「つぎのばん、 きみのばん、こうたい、ゴーゴー」とパピーちゃんにかわって、 この豆自動車に 乗ることをすすめてくれます。

現実と空想の間を 自由に行き来できる幼児にとって、それがどんなにうれしい 問いかけになるか、絵本を見ている子ビも達の笑顔が 目に浮かぶようです。
児童文学評論家・作家  西本鶏介

♪ よく、どうして?パピーちゃんとお友達はいつだって正面を向いているの?幼児が描く絵とそっくりね!と言われます。
今回紹介する新学期・進級絵本「パピーちゃんのまめじどうしゃ」も正面向きで、いわばよそ見運転のようです。
この43年間いつだって、ちいさいパピーちゃん&お友達の顔は、全て正面を向いています。
ディック・ブルーナのミッフィーと共通しております。
そうすることで、絵本は幼児を見つめているからです。

まあ、そのことがパピーちゃん絵本の特色です。

もう少し詳しく説明をしますと、
パピーちゃん作品に登場するキャラクターは、基本的に全てカメラ目線(顔を読者側に向けている)か後ろ姿で、横顔になっているカットは存在しません。横に歩いている場面においても、キャラクターはカメラ目線(現実的に考えればよそ見)です。

この考え方はディック・ブルーナのミッフィーがお馴染みですが、日本では珍しく、パピーちゃん作品以外は見当たらないと思います。

作品を作る側としては「キャラクターたちはいつも、本と向き合っているあなたのことを見つめていますよ!」というメッセージで、私ども制作者側の深い愛情がこもっている(おおげさな言い方ですが・・・)という意味なんです。

♪ 「パピーちゃん絵本」と「パピーちゃん絵本・CD」お問合せ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~pappy
 (検索→五十野惇)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする