失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「WATERMELON」 高橋幸宏 featuring 東京スカパラダイスオーケストラ 1995年

2008-06-14 | 黄魔術系
アキラと同じ年にリリースされた、スカパラのコラボシリーズの一枚。

①WATERMELON
作詞:高野寛、作曲:東京スカパラダイスオーケストラ、高橋幸宏
リズムは軽快で爽やか系なんだけど、スカパラホーンズの音は、夏の陽炎を思わせるどこかレイジーな空気が漂う。ねちっとした幸宏の声と相まって、日本の夏のだるさを見事に表現しているんだな。スカパラはともかく、高野寛とユキヒロが「夏の海の恋」をテーマにする時点でMな感じ。「日焼けして泳ぐなんて 一度もないけど僕ら」と、アンチ・チューブ的な高野くんの詞は、期待どおりの文科系の香りを運んできてくれる。

②こみあげる涙と君のために
作詞:木原龍太郎、作曲:東京スカパラダイスオーケストラ、高橋幸宏
こちらもミディアムテンポで①に似た雰囲気だけど、メロディは幸宏色濃いめ、全体の哀愁度は高めか。

定価800円、中古で500円。

知っている方も多いと思うが、東芝EMIとSONYの競作盤シリーズの一枚(片割)でもある。幸宏メインのこのEMI盤とスカパラメインのEpic/Sony盤が存在する。スカパラ盤、探しているけどなかなか現れない。カップリングは別の曲らしい。そのうち手に入れます。
EMIとSONYは仲がいいようで、ほかにも「今夜はブギー・バック」(1994)、「パーティーを抜け出そう!」(1996)の競作盤がある。

キャンドルを消さないで」 大沢誉志幸・かの香織
これはソニーとワーナー。


せっかくなのでスカパラコラボ短冊三部作を並べて記念撮影。「WATERMELON」は裏ジャケを。




アキラのジーンときちゃうぜ
デカメロン

ウォーターメロン、デカメロン…







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4 コメント

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かわいいものフェチ (amed-rec)
2008-06-14 16:59:53
この曲、凄く好きです!。Mr.YTツアーの時スカパラのメンバーが3人も居て最初は「なんで?」と思ったけど、翌春にこれが出て、あぁそうなのか、と。Epic盤の8cm持ってますがカップリングはサントリーカクテルバーの曲でした。

Epic時代のスカパラって黄色のスーツに身を包んでちょっとかわいらしい感じがあって好きでした。その後“男気”が強調されたキャラになり苦手になってしまいました。カーネーションもトリオになって男気が強調された売り方が一時期苦手でした。どうやら自分はかわいいものフェチみたいです。スカパラだと亡くなった青木さん、カーネーションなら棚谷さんがその役割を担っていたように思います。

8月のワールドパピネスではスカパラも出るのでこの曲も・・・と1%期待しております。
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なるほど (nakamura8cm)
2008-06-14 23:44:11
私も基本かわいいもの好きです!けど、ゴリゴリしたヤツや、やさぐれたヤツも場合によっては…って結局なんでもいいのかって(笑)

スカパラは、私は逆に初期のほうが良くも悪くも危険な香りがしていたと思います。(そのへんは個人的体験によるものかも…次の記事で書いてみます)青木さんがかわいい方面担当だった、というのは納得です。棚谷さんは…キモカワイイって感じでしょうか(失礼!)

あー、カーネーションのことも分かるような気がします。いや、じつは私はカネ史上最も思い入れがあるのがトリオ初期なんですけどね。それでも『SUPER ZOO』のジャケなんかはアレ?って感じはありましたね。
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昨日はありがとうございました。 (Sugar)
2008-06-17 01:03:10
確かこのシングル私のブログでも取り上げたはずと思いつつ検索したら、
コメントしてたの8cm師匠でした(笑)。
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おつかれさま~ (nakamura8cm)
2008-06-18 00:05:38
あのあとは売れましたか?終わったあとの一色さん、相当お疲れのようでしたね(当然か)いや~すごかった!

そうそう、この記事ですね。
http://pink.ap.teacup.com/sugartimes2/508.html
もちろん覚えてますよ~ああ、もう2年も前なんですねえ。
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