俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

アメリカの黒人

2007-11-14 19:48:38 | Weblog
 スポーツの世界でアメリカの黒人選手の活躍は際立っている。アメリカ人口に占める黒人のシェアは13%だが、アメリカのプロスポーツでは半分以上を占めているように思える。長距離走で目立つように確かに黒人(ニグロイド)の身体能力は高い。しかしそれだけではなく、アメリカ特有の恐ろしい事情がある。
 アフリカからアメリカへ向かう奴隷船で黒人は人間扱いをされなかった。家畜扱いだった。多少死んでも沢山運んだほうが得だ、という考えに基づき目一杯詰め込まれた。最少限の食料と水だけが与えられる不衛生な旅の生存率はわずか3割・・・。こうしてストレスや病気に強い黒人だけが、アメリカの地を踏むことができた。これが第一次淘汰だ。
 第二次淘汰は奴隷市場で進められた。ただ単に優れた黒人を高額商品として取引するだけに留まらず、より積極的に、家畜の品種改良と同じ発想で黒人の品種改良に取り組んだ。力の強いオスには沢山のメス(黒人女性)と交配させて人為的に優れた品種を増やした。ナチスの優生学に匹敵するほどの人為的淘汰が黒人に対して施された。こんな悲惨な歴史を通じてアメリカの黒人は強靭な肉体を得た。

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