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11月6日 マッケンジー宣教師の曾孫、金沢長町教会へ来られる

2023年11月06日 | 活動報告

11月6日、D.R.マッケンジー宣教師(注1)の曾孫であるポール・ウィリアム氏(トロント大学名誉教授・関西学院大学客員教授)が金沢長町教会へ訪問されました。宣教師がカナダから取り寄せたリードオルガン(注2)の音色に耳を傾けられ、また曾祖父の映られている記念写真や過去の貴重な資料に目を通されるなど、歴史に思いを馳せる時となりました。ポール氏や同行された舟木氏、池田氏、そして私たちにとっても記念すべき素敵な日となりました。このような時を与えてくださいました主なる神に感謝いたします。









注1:D.R.マッケンジー宣教師は、カナダ・メソジスト教会の北陸伝道のため、第四高等学校(現・金沢大学)の英語教師として1888年に来られ、教師とともに自給伝道者として伝道を開始されました。翌年1889年に北陸の地に教会の必要性を訴え、1890年6月4日に東京・麻布教会(現・鳥居坂教会)にて行われた日本メソジスト第2年会において、北陸の伝道が決議されました。この日が日本メソジスト金沢教会(現・金沢長町教会)の設立日となります。その後、北陸の各地に教会・講義所を建て、授産所や子女教育、戦災孤児の生活保護に力を尽くされました。金沢の働きの後は、関西学院、東京・本郷中央教会にて務められました。

注2:宣教師がカナダから取り寄せたリードオルガンは、1889年にカナダのオンタリオにて製造され、当教会へ運ばれてきたものです。北陸部会記録にて1892年に讃美歌を歌っている記録があることから、この頃までには当教会に備えられていたと思われます。その後、長きにわたって礼拝等で用いられていましたが、1965年頃には老朽化のため使用される機会がなくなりました。長きにわたり会堂の片隅に置かれていましたが、創立110周年の時にこのオルガンの価値が再確認され、創立130周年の記念事業にてリードオルガンの修復を決議しました。1年の歳月を経て、2022年5月に工房和久井より修復されたリードオルガンが戻り、再び礼拝等で用いられています。

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