長生き日記

長生きを強く目指すのでなく良い加減に楽しむ日記

336  赤まんま

2016-10-29 23:17:18 | 日記
 今日は結社誌発送作業の日。朝の出がけは肌寒い曇り空だった。途上の道横にあかまんまの草叢。「おまえは歌うな あかまんまやトンボの羽を・・」とかの中野重治の詩を教えてくれたのは、小学校五年か六年の時の今淵先生(女性)だったか。いま思えば、三十歳くらいの戦後民主教育に燃えていた熱心な先生だったのか。これを聞いた時、僕はまだ〈反語>という言葉を知らなかったが、これは歌うに値する気持ちを表しているのだろうな、と思った。さてどうなんだろう。袋詰め作業をしながら考えていた。戦後も遠くなった、なんていうと怒られそうな時代になっている感じがするな。さてさて。