長生き日記

長生きを強く目指すのでなく良い加減に楽しむ日記

264  七月尽

2016-07-31 23:43:24 | 日記
 今日で七月がおわり、今年はあと5ヶ月しかないのか。都知事選の投票に行く。選挙権を得てから、美濃部・鈴木・青島・石原・猪瀬・舛添と来て次は小池となった。知事の仕事は政治的動向と行政運営といろいろだが、美濃部・鈴木は自分のカラーを出してよくやったのではないか。青島は短くて評価するほどの記憶がない。石原は良くなかった(さんざん苦労させられた)。猪瀬・舛添は論外短期失策。 僕は東京都職員だったから、新任辞令は美濃部、退職辞令は石原。小池氏はキチンとしっかりやってほしい。
写真は某専門学校ビルの入り口。


263  つる植物

2016-07-30 23:52:45 | 日記
 今日はかりんの発送作業。柿生の坂を上って行くと地元の人たちがミニ里山と呼んでいるような小さな緑地がある。やや自然系の植物が咲いたり茂ったりしているので歩きながら眺めるのが楽しみだ。今日はカナムグラにヤマイモが絡みつきそこにカラスウリもそっとついているつる植物のしがらみが目についた。地味な花のつる植物は何となく好きである。細い茎で水を吸い上げるのはすごいなあ。カナムグラを食草とするキタテハの幼虫を探したのだが見つからなかった。

262 向こうの青空

2016-07-29 21:51:53 | 日記
 今日は朝から弓道練習。的場の上に青空が広がり気分が良い。しかし中りははかばかしくなく2割弱、「的の少し前を狙って弓手を振ってあてている」との指摘を気にして直そうとして全体のバランスが崩れた感じ。スランプというほどではない。トンネルはじきに抜けそうだ、とはいつも前向きのわれである。

『トンネルのむこう』大谷榮男第二歌集 2016年5月刊 青磁社
 大谷さんは僕が初めて入った短歌教室の級長さん的な方で、まじめで誠実な人柄でクラス員から慕われている。長いこと銀行員をされて退職し、短歌、展覧会巡りなど教養的な人生を送っていらっしゃる。ここ数年少し体調がすぐれなかったがだいぶ復調されたようで一安心。日々の暮らしを素直に詠んでいらっしゃるが、戦死された兄上の歌、病気がちの歌などは迫力がある。穏やかな日常をお祈りします。

ルーズベルトの対日制裁(案)、戦闘に修正とわが生まれし日の新聞
突撃か爆死なりしかアンガウル島に死にたる兄は二十三歳
蟷螂はうつぎの枝にたまご産み茶色になりて萎びたる 死
下北沢(しもきた)は若者のまち四十年ネクタイせしわれ街に似合わず
正月の岩波ホールに観る「懺悔」うしろの席で鼾をかくな
突然の目眩にはげしき吐き気せり頭の中でなにか起きてる
就活をせざるに写経の縁ありてご朱印を書く浮岳山深大寺
深大寺のカレーは大盛り肉たっぷりメタボの僧のおかわり羨し
ひねもすをご朱印書きて初日終う次は護摩札を書けとの仰せ
厄除けの朱印の所望あまたあり効き目は兎も角こころ込め書く
歩かねば糖尿病悪化す疲れればヘルペス痛む妻あわれなり
赤鬼と恐れられたる直弼は趣味人なりて渾名「茶歌鼓(ちゃかぽん)
牧水の歩みし順路をまた来たり上州六合村(くにむら)暮坂峠
しゃがむのも座るもつらし足腰の痛さに耐えるは老いへの試練
リハビリに音を上げたれば妻は言う「他人(ひと)に厳しくおのれに甘い」
漢方薬煎ずるときの豆を煮るような佳き香に飲みたしと妻
秋冷に励ますごとし萎えるなと山茶花あかき一輪咲き初む
ふるさとの赤城山よりのぼりたる十六夜の月あかきを忘れず

261  へら鹿

2016-07-28 23:32:38 | 日記
 関東地方は梅雨明けだと言うが本当だろうか? 定義によるのかもしれないがまだからっとした夏にならない予感がする。
 ヘラジカはユーラシアやアメリカの北のほうにいる大きい鹿だが水辺が好きなようだ。水草を好むらしい。岸辺と言うのは水と陸の界面だから根のある水草は給水や直立保持が楽だから生産した有機物をもっぱら成長に使えるのでどんどん伸びる。それを餌に利用するのは理に適っている。また、水辺になれていると捕食者対策にも有利だろう。ソ連が崩壊した夏、いまごろ、バイカル湖に行ったとき共同研究者の旦那が撃ってきたヘラジカの肉をたっぷり入れたスープを食べた。野生の味がした。また食べたいがなあ。