長生き日記

長生きを強く目指すのでなく良い加減に楽しむ日記

新  11  プラスチック税

2018-10-04 23:46:27 | 日記
妻がどこかでもらった葛切り。ニセ竹筒に入っていてところてんのように押し出し棒でついて細く押し出し、黒蜜をかけて食べる。味は良い、どこかの名店のものだろう。このニセ竹筒で考える。厚手のプラスチック素材で一見本当の竹のようだ。これ一本でストロー100本ほどの重量だろうか。いま、世界で、日本でもプラスチックストローを減らそうという方向が動いているようだ。残存性のプラスチックが海にたまってきて生き物に害が及んできているからだ。ストローはそのほんの一端に過ぎないがスローガン的な意味合いがあるのだろうか。だからこの葛切り容器も微々たるわけだけれど、こうやってニセ竹にしないで本物の竹で作るようにすれば、と思う。もちろん、手間、コスト、均一性、扱いやすさなどでプラスチックの方が優れてはいるのだろうが。
どうすればプラスチックを減らせるか。意識改革でなく、経済論理でないと動かないだろうから、プラスチック税を高くすれば良さそうだ。どうしてもプラスチックでなければならない用途は安い税、紙、木、生物素材などで代替できる製品の用途はすごく高い税とすれば。業界の混乱、値上げ、その他大きな問題となるだろうが、などとぼーっと考えている。いや、本気でプラスチック削減に取り組んでいる方はすごく偉いなあ。


新 10 リービッヒバケツ

2018-10-02 23:28:31 | 日記
物品処分のスジ。 このリービッヒバケツは、教養の生物、生活環境学、専門陸水学、市民講座、(哲学)・サイエンスカフェなどで使用したもので、まあわかりやすいと好評ではあった。そもそも制限要因がはっきり一つと決まっていることがあるのか、と実際の場では微妙なことがあるし、量、濃度だけでなく、供給・消費の回転バランス、どうやって実証するなど厄介な面があるのだけれど、リービッヒの制限栄養要因、あるいは光や温度などの環境要因まで広げたブラックマンの法則はわかりやすい概念だ。壊れかけたバケツで作ったのだがこれは三代目か、このごろはずっと押し入れに眠っていた。さすがにもう処分しようと思う。全絶対にいないと思うが欲しい方がいらしたら連絡ください。しかし、ご自分で作る方がいろいろ思い付きが出てきて面白いかと思う。実はこのバケツは底が破れていて、実際に水を入れてのデモンストレーションは出来なくて、制限要因を云々する場合に、それを解析する必要があるのか、その場は安定か等々、ソコまで考える必要があるんだよ、と言う警句も言えるような構造である。



新 9  まっすぐ進む

2018-10-01 23:54:42 | 日記
今日から10月、台風が過ぎて秋晴れ、かつ夏が戻ってきたような一日だった。
本庶佑さんがノーベル生理医学賞を受賞されたそうだ。どこかでお名前は見たことあるが知らない人。僕より三歳上。日本における分子生物勃興期に興味を持ち柴谷さんに手紙を出したとか。このあたり少し共通(自分と比べたって仕方ないが)。以来真直ぐ進んでこられたのだろう。癌をやっつける免疫関係の良い研究での受賞とか。免疫のメカニズムはこの頃やたらに詳しくめんどくさく分ってきて、もう幾分かを知ろうとも思えなくなっているが、まあ、身体の中で常に生成しているらしい癌細胞のタネをやっつけてくれる免疫細胞が元気でいてくれると良いのだろう。それには楽しく過ごすのも良いことらしい。