ちょこっとGUM

今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

拾い読み★2017-193≪コラム記事≫

2017年07月12日 06時57分39秒 | マリーンズ2017

【千葉魂】先輩田村と挑む夢の舞台 オールスター初出場の二木

 よく食事に連れていってもらった。プロ入りしたばかりの二木康太投手は今も鮮明に覚えている。鹿児島から1人、ロッテ浦和寮に入寮をして右も左も分からず戸惑っていた時、一番最初に声を掛けてくれたのが1歳年上の田村龍弘捕手だった。
甲子園は遠い世界だった二木にとってその舞台で大活躍をしていた田村はスターのような存在。テレビの向こうの選手といろいろ話が出来たのがうれしかった。

 「いつも食事に連れていってもらいました。いろいろなアドバイスをもらいました。一番、言われたのはもっと貪欲になれ。もっと欲を出せということですかね。ボクはすぐに満足することがあった。そういう点を指摘された。それではプロの世界では生きていけないぞと。しっかりと目標を決めて、それを達成したら次の目標へと成長をしないとダメだぞと言われました」

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 休みの日はよく寮の近くで食事をして奢ってもらった。プロの世界ではまだ実績のカケラもなかった2人はラーメン店やファミリーレストランで飽きることなく夢を語り合った。未来を話し合い、野球の話に没頭した。あれから月日は流れた。そして2人の若者は大きく成長をした。ついに共に監督推薦でオールスターに出場をすることになった。田村は2回目。二木は初出場だ。うれしそうに会見で抱負を語り合った。  「オールスターにはたくさんのスターピッチャーが出場をします。でも僕が一番、ボールを受けたい投手は二木です。二軍時代からずっと一緒にやってきた。その投手のボールをオールスターという舞台で受けたい」

 田村はそう話すと横にいる後輩と目を合わせて2人でクスクスと笑いあった。二木も感慨深い思いに浸っていた。普段は優しい先輩も、こと野球に関しては厳しい。ピッチングで何度も厳しい言葉を投げられた。変化球のサインに首を振ってストレートを投げてホームランを打たれときは厳しく指摘された。ただ、厳しさの中で優しさもあった。昨年、試合序盤に大量失点をしてノックアウトされたゲーム後、宿舎のホテルで閉じこもっていると心配をして訪ねてきてくれた。「誰もが一度は経験をすることだから。ノックアウトされたことのないピッチャーなんていないぞ」。そう言って励ましてくれた。そして、配球のいろいろな反省を一緒にした。そんな先輩と2人で臨む夢の舞台。まさに夢のように感じる。

 「信じられないです。自分があの舞台に立てるなんて。うれしい。オールスターには同じ年の選手もたくさんいるけど、ボクにとってはみんな雲の上の存在だった。自分と同じ年には思えなかった。まさか。本当にまさかという気持ちです」

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 松井裕樹投手(イーグルス)、田口麗斗投手(ジャイアンツ)、山岡泰輔投手(バファローズ)など。甲子園に出場をしたことのない二木にとって、同じ年の選手たちは遠い世界の選手たちだった。ドラフト6位で無名に近い選手だった若者にとって彼らは輝いて見えた。それがどうだ。今、その舞台に共に立つ日が来た。入団時、73キロだった体重は85キロまで大きくなった。130キロしか出なかったストレートも140キロ後半を計測するようになった。寮近くのラーメン店で夢を語り合った先輩と2人で挑むオールスターゲーム。シンデレラストーリーはどこまでも、果てしなく続く。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

(千葉日報)
よりによって、こんなに素敵な記事を書いてもらった日に大炎上とは。。。
なんとも間の悪い二人になってしまいましたね。。。(ノД;)


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ロッテ佐々木千隼に課題、2軍で何を見つけられるか

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

 ルーキー右腕に宿題が課された。ドラフト1位の佐々木千隼投手(23)が5日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発し、5回1/3、6安打6四球3失点で7敗目(2勝、防御率5・61)。試合後、2軍降格が決まった。「コントロールというか、強いボールも投げられてない。技術不足。また力をつけられるようにしっかり練習してきたい」。自らの課題を口にした。

 開幕から先発で投げてきたが、決して「ローテを守った」とは言えなかった。2軍で成績を残している選手がいても、佐々木は使われ続けた。英二投手コーチの耳には「なぜ、佐々木を使うのか。早く落とした方がいい」という声も入っていた。それでも、使った。「批判があっても、こっちが責任を取る。素材が良いから使った。将来、間違いなくマリーンズのエースになれる」と見込んだ上での起用だった。

 そのコーチから、2軍に行く佐々木に与えられた課題は3つある。

 (1)投球フォームを一定させること。腕の位置が、ぶれないようにする。

 (2)スピードを落とさずにコントロールを良くすること。

 (3)気持ちの面

 同コーチも「球は良くなりつつあった」と、進歩は認めている。再昇格の時期は未定。また1軍に上がれるかは、これからの本人次第だ。「ここまで1軍にいたことがプラスになれば、使った意味がある。4月からの経験を無駄にしないで欲しい」と、同コーチは続けた。

 多少成績が伴わなくても、使い続けることが成長を促す。好例が昨季の二木だ。打たれることがあっても、ほぼ1年間、先発ローテで投げさせ、最終的には7勝9敗、防御率5・34だった。今季は、7日時点でチームトップの4勝。独り立ちしつつある。佐々木も親心に応えられるか。【ロッテ担当=古川真弥】

(日刊)

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