ちょこっとGUM

今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【5/16~5/17】

2024年05月18日 02時30分46秒 | マリーンズ2024
≪5/16≫


 「場面をとわずに投げられるようにしていますと前から言っているので、そういう部分でしっかり準備ができてそれに備えて、結果がついてきているという感じですね」。

 ロッテの国吉佑樹は今季、勝ち試合、ビハインドゲーム、さらにはイニングまたぎなど様々なシチュエーションで投げ、ここまで11試合・12イニングを投げて、1勝0敗、2ホールド、1セーブ、防御率2.25の成績を残している。

 今季の国吉の投球を見ると、140キロ台、130キロ台のカットボールを投げている。2023年の3月の取材でカットボールの球速帯について「ストライクを取りに行く時と振らせに行く時とで多少、強弱をつけたりしている。その差」と話していたが、今季も同じような認識で良いのだろうかーー。

 改めて国吉に確認してみると、「同じ変化球でも球速が違ったりとか曲がり幅が違ったりとか、色々場面、状況を見ながら、最後の1つですけど自分の中で強弱をつけて投げている」と明かした。 

 「今はいい状態で投げられている」と開幕直後に話していたフォークは現在も、「1ヶ月の間に色々試したり握り変えたり、握り幅とか変化量を試合で投げているボールを見ながら、試していたんですけど、ここ最近また良いものが見つかったので、より良い形になってきているかなと思います」と納得のいく球が投げられている。

 また、5月1日のオリックス戦の登板では投げる際、少し横の動きが長く見えた。

 「修正ポイントとして間を取ることができていなかったので、映像を振り返ると自分なりに間を取るようにした結果が、そういうふうに見えていたんじゃないかなと思います」。

 同日の登板ではストライク先行で1イニングをわずか9球、三者凡退に抑える見事なピッチングだった。

 「抑える、抑えないはもちろんありますけど、それ以上に自分ができる最低限として、ストライクをとっていくというのは自分でなんとかできることなので、そこの結果にこだわらずにいい部分として続けていけたらと思っている。ストライク先行するのはいいことじゃないかなと思います」。

 リリーフ陣がやや不安定な中で、いろんな場面でしっかりと仕事をする国吉の存在は大きい。「相性とかを見ながら、起用法もいろんなケースが考えられる。ここって固定は僕自身しないと思っていますし、どんな場面でもいろんな起用法に応えることは変わらずこれからも続けていきたいと思っています」。

 いろんな起用法が考えられる中で、「準備は日々一緒でやることは変わらないので、自分のアップのところから今日1日やると決めていることをやってゲームに備えることだと思います」と返ってきた。この先もチームを助ける投球に期待したい。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)

**************************************
≪5/17≫


 「(プロの生活に)慣れてきて、今までは流れについていくことで精一杯だったんですけど、最近は自分のペースで自分のやりたい練習を見つけてやれるようになってきたかなと思います」。

 ロッテのドラフト4位・早坂響(幕張総合高)は、ここまでのプロ生活をこのように振り返った。

 「まだ登板できていないんですけど、登板した時を思い浮かべてというか、試合での結果につながるようにと考えてやっています」。日々、目的意識を持って練習を積んでいる。

 学生時代はスライダーとストレートで組み合わせて打ち取っていく投球スタイルで、1月に行われた新人合同自主トレでの取材では「スライダー、カットボールを軸に投げていて、カーブとフォークを少し練習中、研究中というか投げられたらいいなというところです」と話していた。 

 現在は「カーブは自主トレの時よりもだいぶ良くなってきていて、他の球種も今まで投げていた球も結構投げてはいるので、少しずつ良くなっているかなと思います」と手応えを掴む。

先輩投手を参考に

 「歳が上の方でも自分達に気を遣って話しかけてくれたり、休みの時に何しているのとかして下さったりしていただける。歳が近い先輩には聞きやすいことが多いので、スライダーとかどういう意識で投げているか、普段の生活とかを参考にさせていただいています」と、先輩との会話の中からヒントを見つけるようにしている。

 また、ロッテ浦和球場で試合がある日は「自分だったら何を投げるかなとかそういうことも考えながらやっている時もあります」と、自身が投球したことを想像しながら先輩投手たちが投げるボールをネット裏でチャートをつける。

体づくり

 プロの世界で活躍するためには投球面でもそうだが、それを支える土台作り、体作りが重要だ。

 その体づくりで意識していることについては「体重を増やす、食べることが苦手なので、とにかく間食をとって減らさない。体重を増やすことを目標にしています」とのこと。体重はプロ入りから「3、4キロくらい」増えた。「76.5キロ(5月8日取材時点)まで来たので増やせるところまで増やして、どうしても夏場バテちゃうかなと思うので、そこまでに蓄えられたらいいなと思います」と、体重アップを目論む。

 プロ入りから成長を実感した部分については「意識の部分で私生活で野球のために考える時間が増えたので、そこは周りの方に刺激を受けながら、自然とそういう生活になってきたかなと思います」と語った。

 「まだ投げられていないんですけど、試合に登板して二軍でも一軍でも注目してもらえるようなチームの勝ちにつながるような1年にしたいです」。将来、一軍のマウンドに上がるため、今はプロで戦うための体づくり、ファームでの実戦登板を目指し、トレーニングを積んでいく。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 備忘録【5/16】 | トップ | 備忘録【5/17】 VS 日本ハム... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

マリーンズ2024」カテゴリの最新記事