ちょこっとGUM

今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【2/18~2/19】

2023年02月19日 10時48分36秒 | マリーンズ2023
≪2/18≫


「イニングを投げるのが自分の仕事」

 ロッテの美馬学は昨季チームトップの10勝を挙げ、FA移籍後3年間で通算26勝を挙げる。今やロッテ先発陣に欠かせない存在だ。

 美馬の凄さは、ゲームメイク力にある。2月11日に行った取材で本人は「イニングを投げるというのが自分の仕事だと思っています。代わってしまったら終わりだと思うので、なんとか後ろのピッチャーにも迷惑をかけないように長く投げられるようには常にやっています」と、ゲームメイク力の高さの裏に“1イニングでも長く投げよう”という心構えがあった。

 移籍1年目の20年6月26日のオリックス戦、移籍後初めてZOZOマリンスタジアムでの公式戦先発となったこの日、初回に3点を失い、2回、3回も走者を背負う苦しい投球も、4回以降はリズムよく打たせてとるピッチングで、終わってみれば7回を7安打3失点に抑えた。19年までロッテ先発陣は、当時若手が多く、早いイニングで失点したあと、試合を立て直すことができる投手が少なかった。それだけに、この日の登板の投球を見て、さすがのゲームメイク力だったというのを今でも記憶している。その後の登板でも、どこかのイニングで失点しても大きく崩れることなく、試合をしっかり作るところに凄さを感じた。

少ない球数で長いイニング

 そして、長いイニングを投げて試合を作るだけでなく、少ない球数で6回、7回まで投げるのも美馬の魅力のひとつだ。

 昨季は20試合に先発して6イニング以上投げた試合は12試合あったが、そのうち半分以上の7試合が100球以内で交代している。7回途中降雨コールドも移籍後初完封勝利を挙げた昨年8月16日のオリックス戦は、序盤から球数少なくリズムの良い投球で、バックも好守備を連発。5回を終えた時点で54球という省エネピッチング。最終的に6回1/3を投げて、83球で完封勝利を飾った。

 少ない球数で長いイニングを投げることも意識しているのだろうかーー。

 「やっぱり、年齢のこともあるのか球数で見られることもあるので、球数を少なくして長いイニングを投げられるようにと思ってやっています」。

 意識して少ない球数で長いイニングを投げられるように心がけているのだ。少ない球数で抑えようとして球が甘く入ったり、投げ急ぐことなく、しっかり抑えられるのが、美馬が持つ技術力の高さといえるだろう。

▼ 8月16日オリックス戦のイニング別投球数
<イニング別投球数>
1回:14球 / 14球
2回:11球 / 25球
3回:10球 / 35球
4回:12球 / 47球
5回:7球 / 54球
6回:18球 / 72球
7回:11球 / 83球

 今季も先発ローテーションの一角として期待されるベテラン右腕。「去年も一昨年も1年間しっかり投げられていないので、しっかり1年間投げてローテーションを守って規定投球回は投げたいと思います」。移籍1年目の20年以来となる3年ぶりの規定投球回到達を目指し、チームのために今季も腕を振る。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)

**********************************************
≪2/18≫


 元ロッテのドラフト6位・信楽晃史氏(31)が野球系YouTube番組「トクサンTV」に出演。イップスで引退した野球人生を振り返った。

 宮崎梅田学園時代に自動車学校の教官を務めた異色の右腕として注目された。社会人時代の決め球はツーシーム。即戦力の中継ぎ候補として、15年ドラフト6位で入団。ところがプロに入って成長しないといけないと試行錯誤するうち「自分の投げ方を忘れてしまった」という。

 「変なところに力入って腰を痛めたり、腕に力入りすぎた。ツーシームも落ちなくなった」

 いわゆるイップスで、決め球がなくなり、三振が取れなくなった。苦しんだ末、16年オフに引退した。

 「プロは毎日試合がある。中継ぎだったので修正する時間がなかった」。ところが「自分と向き合う時間が長くなると少しずつよくなってきた」。下半身と体幹、胸を開くことを意識することで腕に力が入らなくなり、コントロールも取り戻した。現在軟式野球でプレーもしている。

 「もっと自分の体について勉強しておけばよかった」という後悔から現在は投球動作専門のアカデミーで小中学生を指導。「僕みたいな思いをしてほしくない。少しでも伝えたい」と話した。

 プロでは2年間で1軍登板はなかったが、「挫折して気づいて今はよかった。いい経験。2年しかいなかったけど今の人生に生きている。ありがとう、マリーンズ」と感謝の気持ちを忘れていない。

(スポニチ)

**********************************************
≪2/19≫


 侍ジャパンのパドレス・ダルビッシュ有投手(36)が宮崎強化合宿2日目の18日、初めてブルペン入りし、順調な仕上がりぶりを確認した。変化球を交えて35球。いまやチームの「生きる教科書」と化す右腕の投球練習を見ようと、捕手後ろのネット裏には巨人・戸郷翔征投手(22)、オリックス・山本由伸投手(24)、ロッテ・佐々木朗希投手(21)ら若手投手陣が集結し、メジャーでも一流の精度とキレに驚きと興奮を隠せなかった。

 やはりこの日も、主役はダルビッシュだった。背番号11がブルペンに向かうと、練習途中の若手投手が続々と捕手の後ろに集結。1球1球をじっくりと見つめ、佐々木朗はネット越しながら必死にスマホのカメラを向けた。異例の光景にもダルは「全く気にならなかったですね」。むしろ若手投手の積極的な姿勢に「すごくいいこと。何か新しいものを見ようとか、楽しみにするとか。そういう行動を取った今の若い選手は、すごいなと思いました」と感心しきりだった。

 ネット裏からは野球少年が集まったように各チームのエース級投手が目を輝かせていた。打席にスタッフが立つ中、精密機械のような制球で体近くへのツーシームや内角高めのスライダーを投げ込む姿に、“ダルチルドレン”は驚がく。ボールを受けた甲斐も「今まで受けたことがない球。本当にどの球も素晴らしかった。1球1球考えて投げているなとすごく伝わったので、受けていて楽しかったというか、感動したというか」と誇らしそうだった。

 投球内容にはダル自身も納得だった。自ら持ち込んだ計測機器「トラックマン」のデータをマウンド後方に置いたタブレットで1球1球確認。時にうなずき、時に首をかしげながら、35球を投じ「フォーシームが一番よくなかった感じはしたけど、スライダーもツーシームもカーブも全体的によかった」と手応え。投球後は09年大会の同僚で、評論家として訪問していた松坂大輔氏と笑顔で握手した。

 ペースは上がってきている。米サンディエゴで何度もブルペン入り。WBCまでは対外試合に登板できない可能性が高いが、21~23日の第2クールでは実戦形式のマウンドに上がる見込みだ。すでに150キロ以上も計測しており「サンディエゴで投げているよりもいい感じ」。見守った吉井投手コーチも「誰が見ても順調だと思う」と目を細めた。

 日本で公の場でブルペン入りするのは、メジャー移籍後初めてで、12年ぶり。合宿初日だった17日は、久々の日本流の練習の流れをつかめず、キャッチボールの時間が遅れたが、この日は本隊よりも約1時間30分早くホテルを出発。入念に準備をして、他の投手陣と同じ時間でこなした。

 多くの選手に自ら話しかけ、惜しみもなく助言を送る日々。野球の技術だけではなく、湯浅には睡眠の質を高めるグミをプレゼントするなど、練習時間外もフル回転している。「すごく楽しんでいます」。合宿2日目にして、グラウンド内外で侍の大黒柱になっている。(安藤 宏太)

(報知)

**********************************************
≪2/19≫


<侍ジャパン強化合宿>◇18日◇宮崎

“ダル詣で”に御利益あり。侍ジャパンのダルビッシュ有投手(36)が宮崎強化合宿2日目の18日、初めてブルペン入りした。

3種類のスライダーやツーシーム、フォークなど多彩な変化球を交えて35球投げ込んだ。捕手の後ろでは佐々木や山本ら後輩侍がズラリ。熱視線を送られながらも、1球1球弾道測定機「トラックマン」の数字を確認しながら、黙々と投球するメジャー式ブルペンで調整。次の段階となる実戦形式のライブBPへ視界は良好だ。

   ◇   ◇   ◇

誰もがそわそわしていた。ダルビッシュが今強化合宿で初めてブルペンに入る。約1時間も前から報道陣が席を次々に確保して、ぎっしり100人強が集結した。ついに主役が到着すると、一挙手一投足をカメラに納め、メモを取る。注目度と期待の高さは後輩侍たちにとっても同じだった。受けた甲斐の後ろには、2年連続MVPの山本や完全試合を達成した佐々木ら日本球界を代表する投手たちでさえ、初めてプロ野球選手を見た野球少年のように目を輝かせて見守った。

高橋奎と大勢は30分前から捕手の真後ろを陣取り、佐々木は記録として残すため、自らのスマホで動画を撮影。高橋宏はあえて横から見つめ、栗林はラスト3球にかけこんだ。戸郷、宮城も「エグい」「すげー」と大興奮。それでも最年長右腕は動じない。「メンタルは自分でコントロールできる状況なので、人はいましたけど自分の世界を作って集中するようにしていました」と不動心を強調。「でもうれしかった」と素直に喜んだ。

ダルビッシュたるゆえんが詰まった初ブルペンだった。球速や回転軸、回転数を確認する「トラックマン」のデータ確認用のiPadをプレートの近くに置き、1球1球を確認。メジャー式のルーティンで、自身の主観的な感覚を客観的な数字と照らし合わせた。多彩な変化球も全球種が別格。3種類のスライダーにツーシームもキレキレ。鋭く落ちるカーブやフォークも交えた。日本ハム時代から知る厚沢投手コーチは「教科書みたいな人が目の前で見られるんだから、みんな見たいでしょうね」と絶賛した。

規定により壮行試合での登板はできないが、先発が有力視される1次ラウンド第2戦の韓国戦へ向け調整段階を上げる。「次は実戦になると思う。ライブBPに投げてから、体調次第でブルペンだったり、ライブBPのスケジュール、球数を決めていく」と明かした。ランチでは宮崎特産の肉巻きおにぎりをほおばり、帰り際には約10分間、ファンにサインを書き続ける神対応。週末のサンマリンの中心にダルビッシュがいた。【小早川宗一郎】

▽栗山監督 想像通り。1つ1つのボールの精度が高い。スピン量が出てると思うけど、それが見なくても分かる感じ。本当に素晴らしい。

▽山本 本当にすごいと思いました。みんなすごいですけど、久しぶりに…なんて言うんでしょう…見ていて、楽しかったです。スライダーはテレビで見ても、すごい曲がっていたけど、あの角度から見ても、すごいとしか言えないです。

▽佐々木 どの変化球もすごかったなと。記録として(携帯で)撮りました。いろいろ投げ分けていてすごい。マネできるか分からないけど、自分に足りないところを聞けたら。

▽戸郷 えげつなかったですね。やばかったっすね!興奮しましたよ。真っすぐもスライダーもフォークもツーシームも一級品。なかなかこんな機会ないのでうれしかったです。

▽大勢 僕は先に来てて、気づいたらみんな集まってました。ああやって後ろで見る機会がなかなかないので、得られるものがあればと思いましたけど、次元が違いました。ツーシームが見たことないくらい曲がってました。

▽宮城 すごいです。ダルビッシュさんから教えてもらったことも(ブルペンで)やりました。だんだんよくなってきてると思います。

▽高橋奎 別格だなと後ろから見て思いました。真っすぐの(上に)吹く感じは憧れる。エグいすね…!

▽伊藤(ダルビッシュの隣で投球) 自分が夢をもらった存在の横でソワソワしながら投げていた。普通に見たかったけど(右から)横目で見ているからこそ、全部のボールが同じところを通っているように見える。すごいなと思います。

▽今永(ダルビッシュと同タイミングでブルペン入り) なんで一緒のタイミングでブルペンに入ったんだろうって…。自分が投げている時以外はダルビッシュさんのボールばっかり見てたので、自分のブルペンのボールはあんまり覚えてない(笑い)。

▽高橋宏 左打者のインハイに投げるスライダーとインローに投げるスライダーは軌道が違いましたし、そこに投げ分けられる精度は自分には到底ない。新しい発見になりました。

▽湯浅 すごいっす。スライダーがめちゃめちゃ曲がってて、昨日、スライダーの握りを教えてもらって今日投げたんですけど、けっこういい感じで投げられました。

▽栗林 3球くらいしか見られなかったけど、ホームが近いなと感じました。

○…ダルビッシュの投球を初めて受けた甲斐拓也捕手は「どの球も素晴らしいです」と、感銘を受けた。最も印象的だったのは「ツーシーム。いろんなピッチャーが投げますけど、これがツーシームなんだとびっくりした」と、衝撃を受けた。投球後には構えやキャッチングなどの修正ポイントを逆質問。ダルビッシュから「変えるところはないよ」と言われるなど、バッテリーとしてのコミュニケーションも深めた。

○…松井裕樹投手が痛恨の見逃しを悔しがった。ダルビッシュのブルペン投球中、球場内でトレーニングをしており「見られてないんですよ。投内連係の流れでランニングやトレーニングを球場でやってて見られなかったです。投げるのは知ってたけど、タイミングあわず…。残念です」と吐露した。19日には2度目のブルペン入りでWBC使用球への対応を進める。

(日刊)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 備忘録【2/18】 | トップ | コラム記事【2/19】 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

マリーンズ2023」カテゴリの最新記事