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スターフォックスの一ファンのブログ

なぜ殺人はいけないか

2015年06月14日 01時44分38秒 | 日々のつぶやき
 なぜ殺人はしてはいけないのか? ということについて考えた時期があった。

 考えて出た結論は、「殺してはいけない、というルールがあるから」。

 ……あまりにも穴だらけの結論だと思われるかもしれないね。
 「『ルールがあるから』では答えになっていない。ではなぜそういうルールがあるのか、その理由を示さねばならない」……そう言われるかも。

 でも、突きつめて考えると、ルールがあるから、としか言えないのだ。

 サッカーの最中に、キーパーではない選手が手でボールを持ち運び始めたら、サッカーというゲームは成り立たなくなる。
 同じように、誰もかれもが殺したい相手を好き勝手に殺し始めたら、現実社会というゲームは成立しないのだ。だからルールで禁じてある。

 もし仮に、「誰でも好きなやつを殺してよいし、罪にも問われない」という法律がある国があったら、国の体制を維持することは不可能なはずだ。

 平気でルールを破る者を野放しにしておいては、ゲームそのものの存続が危うくなる。
 ゆえに、ルールを破った者には「退場」を言い渡さねばならない。
 サッカーならレッドカード、現実社会なら刑務所行きだ。

 ……さて。
 「人を殺してはならない」というルールは、ときに例外が生じる。
 たとえば戦争中、敵の兵士を殺す場合。
 たとえば死刑判決の出た囚人を、死刑に処する場合。
 たとえば植物状態の患者の人工呼吸器を、本人のリビングウィルに従って外す場合。
 これらも殺人のはずなのだが、罪に問われることはない。

 つまり殺人には、違法なものと合法なものがあるということで……ルールさえ許せば、殺人は「してもよいもの」なのだな。
 ……理解力のない人が読んだら誤解しそうな書き方でイヤだけどね。



 凶悪犯罪の犯人が、まったく更生していると思えないのに社会に復帰するニュースを見て、いつも思う。
 更生なんか無理だ。悔い改めて生まれ変われるような人間は、そもそも最初から殺人を犯さない。
 ルールを破った者にふさわしく、「退場」すべきだ。……この世から。

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