俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

通り過ぎた場所だと思いたい

2016年07月27日 23時25分39秒 | 日々のつぶやき
 むかしむかし、「優れた人間だけが子孫を残し、人間の質を改善すべき」という考え、「優生思想」てのがずいぶん流行った時代があった。

 ナチスはその思想をエスカレートさせて、精神遅滞や精神病をもつ人間の大量殺戮もやったという話。



 なぜ、優生思想がすたれてしまったのか、その理由は不勉強なのでよく分からないが……なにか根本的な思い違いがあるんではないかという気がする。

 障害を持つ人間を排除していったら、世の中は良くなるのか?

 優れた人間だけが残ったら、世の中は良くなるのか? しかし「優れている」とはどういうことか? 誰がそれを決める? どうやって定義する?


 ある日、事故に逢って障害を負ったら、「より良い社会」の実現のために自殺すべきなのかな?


 優生思想は、人類が通り過ぎたあやまちの歴史のひとつだと思いたい。


 歴史的に、優生思想が隆盛し、しかしなにも成果をあげられずに消えていったことを知っていれば……何かが変わったのかなあ。

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