トンボが留まった!

心のつぶやきをここに記します。

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思いも掛けないことだらけの人生?

2013-08-05 11:17:57 | Weblog

子供の頃、ドリトル先生の世界が好きで、
不幸な母を幸せにすることだけを思っていました。

大きくなったら
丈夫な体を活かし人助け出来る仕事、看護師しながら自立し、
田舎で、動物を沢山かって、母と静かに暮らすのが夢でした。

日本国外の生活も、
結婚も、
子供も
私の人生計画図にはありませんでした。
母と動物たちに囲まれた生活だけでした。

21で、看護師になり、大学病院に務め出し、さあこれからと、夢膨らしている時、
寝込んだことのなかった母が病に倒れ、
肝臓ガンで2ヶ月の宣告を受け、
大学病院の肝臓外科専門医に見てもらいましたが、
苦しい検査のはて、2ヶ月で、
故郷から遠い見知らぬ都会で息を引き取りました。
看護士になってはじめての、心肺蘇生は、自分の母で、
初任給は病院代、
初ボーナスは葬式代でした。

真っ暗な奈落の底に突き落とされたような出来事で、
私の夢は残酷にズタズタに切り裂かれました。

人生の目的、生きがいを失いとほうにくれている時、主人と出会いました。
それが私の命を試される人生の始まりでした。
私が描いていた夢とは程遠い人生の道でした。

想像以上の悪条件を全て持った主人と人生を共にすることを決め、
地球の裏側に一人手ぶらで移住し、無からのスタートを切ったのは26の時です。
嵐の海を航海する様な30年余りの人生で、
妻となり、3娘の母となり、1人見知らぬ世界で
レストランとドレッシング、ソース生産販売出荷業を10年余り切り盛りし、
退職後、50すぎにして、老人学を学ぶべく、初めて大学の門をくぐり、
社会福祉士、アクティビティーコーディネーター、家庭介護士、介護士などの資格を手に、
週4日 総合老人介護を提供するの訪問介護士として働きながら、
アクティビティーセラピストを目指し、(そういう専門学科がまだないので),
この秋から引き続き、
作業療法助手をこの秋から専門としてクラスをとっていくところです。

人生って不思議ですね。
自分ではコントロールできない、何か大きな力に操られ、
導かれているとしか考えられ無い、
降りかかる試練と、正面から向き合うしかない、
背を向けたら、波に飲み込まれ流されてしまうから。

天は乗り越えられない試練はお与えにならないそうです。
ただ、どう向き合うか試されているのだと。

天のたわごと(ゲーム)の一コマに過ぎない人間は
振り回されるだけの定めですが、せめて、
精一杯 いいゲームを最後まで 楽しんでもらいたいものです。




コメント
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