mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

パリから行く小さな旅<ベルサイユ宮殿>

2017年11月21日 | 旅行記
 さて、午後(2004.7.20)からはパリ郊外にあるベルサイユ宮殿に向かいました。
 ベルサイユ宮殿に到着する頃には日が落ちかけていました。
 私たちが宿泊するホテル(ソフィテル・シャトー・ド・ベルサイユ)は、宮殿から歩いて数分という絶好の位置にあります。
 しかも、このホテルのグレードは、今回の旅では最高でした。
 到着後、夕食となったのですが、私たちのグループだけの大きな部屋が用意されており、香辛料の匂いが気になる方もいたようですが、小生は美味しくいただくことができました。
 皆様と一緒に食事ができるのもこれが最後ということで、参加者の気持ちが一つになるような雰囲気が出てきたのも面白いものです。
 しかも、ハプニングがありました。
 またまた小生がふざけた?違います!
 従業員が運んできたワインのグラスが娘さんと参加していた親子に向かって倒れてワインが洋服にかかってしまったのです。
 旅をしていますと、こういう思いも寄らないことが起こるものなんですね。
 ああ、そうそう、食事の内容ですが、ナス料理などでした。

<美味しそうなナス料理>


<これは何?>


<いろどり豊かな野菜サラダ>


 ここで、添乗員のKさんから明後日のオプショナルツアーの案内があり、家族ごとに予約したのですが、我が家はどうしようか?と考えていたら、かみさんが、いきなり「22日はディナークルーズ、23日はモネの家観光」を申し込んだものですから驚いてしまいした。
 後で聞きましたら、22日の昼の自由行動は、午前中にオルセー美術館見学、午後は買い物という考えだそうです。
 この予定が、22日に時間の余裕がなくなる原因だったのですが、忙しかっただけで問題はありませんでした。

 さて、食事の後にベルサイユ宮殿見学をしたいと考えていたのですが、夕食時の話が長引いたため時間が遅れてしまいました。
 それでも、夕闇に輝く幻想的なベルサイユ宮殿を見学することができました。

<夕闇のベルサイユ宮殿>


 <続いて翌日、見学したベルサイユ宮殿の様子です。>
 ベルサイユ宮殿は、その敷地が1,700万平米を超えているといいますが、どのくらいの広さなのか実感がわきません。
 確か、全国で一番面積が狭い埼玉県の蕨市500万平米強ですから、その3倍くらい、真四角の土地で計算すれば、一辺の長さが4キロメートル以上となる広大な面積です。
 その大部分に建物が建っている?残念ながらそんなことはなく、大部分は公園のようです。
 その公園は、宮殿の建物に近いところにフランスシク庭園(花壇)、続いて池があり、その先に大きな水路(運河)を挟んで森林がある、という配置でした。
 これを宮殿西側の窓から見ますと、遠近感を伴ったその美しさが絵画のように目に焼き付きました。
 その光景は、建物の窓枠を額縁にした「生きた絵」と呼びたいものでした。

<宮殿から見える公園>


 さて、話を少し戻していただいて、ホテルから歩いていた時の様子をご覧いただきましょう。
 朝、ホテルから歩道に出ましたら、道路挟んだ反対側に「これが宮殿ではないか!」と思えるような立派な建物が見えましたので、宮殿の方向とは逆の方向に歩き始めてしまいました。
 そこでは、懸命に道路の清掃をしている人に出会いましたが、ご覧のように満面の笑顔を見せてくれました。

<左方向がベルサイユ宮殿>


<笑顔で清掃作業をする人>


 話が横道にそれてしまいましたが、ベルサイユ宮殿へは、<左方向がベルサイユ宮殿>となっている写真のとおりですが、その途中には、輝くような薄緑の葉をつけた樹木が並んでおり、その先には交差する道路と横断歩道、そして、宮殿前の駐車場があります。
 そして、そこを過ぎると、宮殿の入口となりますが、小生がなぜこのような光景までを記述したかといいますと、もしかしたら「ホテル辺りからが宮殿だったのではないか?」と思ったからです。
 なぜ、そう思うのか?薄緑色の樹木の通りには、ホテルを含め多くの立派な建物が燦然と立っていたからです。
 特に、宮殿の近くには「この建物は何か?」と思われるものがありましたが、皆さん、この建物の正体は?
 なんと!この建物は「厩(うまや)」だそうです。

 観光客は、このように度肝を抜かれてから宮殿の入口に立つことになりますが、この門も、宮殿を建築したルイ14世の時代につくられたようで、金色に輝いていて「さすが王宮だけあって門にもお金がかかっているな!」と変に納得してしまいました。
 しかし、警備上やむを得ないのでしょうが、門の両側は鉄格子のようになっており、折角の景観を殺しているように感じました。

<薄緑色の樹木が美しい道路>


<宮殿正面の門>


 ベルサイユ宮殿は、ルイ14世という王様が自分の権威を全ヨーロッパに示す象徴として建てたもので、17世紀後半に完成したそうですが、その前の王宮は何処にあったのかご存知でしょうか?


 <時間がなくなってきました。次回はベルサイユ宮殿の中からの記事をお伝えしたいと思います。それではこれにて失礼します。>