mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

青春はこわれもの

2010年05月12日 | 音楽

 昨日、NHKのBS放送を見ていましたら、三木たかしさんの特集みたいな歌番組をやっていました。

 最初に森進一さんが「・・・ホーホーほたる飛んでゆけ」という部分が印象的な「北の蛍」を、そして、次に岩崎宏美さんが「思秋期」を歌ったのですが、三木たかしさんの才能の高さを司会者が紹介していました。

 小生も亡くなったがテレサテンが大好きで「空港」などをよく聞いていますが、彼女の歌もほとんどが三木さんの作曲ですから、「才能の高さ」という話に大いに同感なのですが、それに勝るとも劣らない作詞家の阿久悠さんの詞に今更ながらですが、「うなって」しまいました。

 「北の蛍」の詩を思い出してください。

 ♪♪♪ ・・・もしも私が死んだなら 胸の乳房を突き破り 赤い蛍が飛ぶでしょう 

 ♪♪♪ ・・・蛍飛んでゆけ 恋しい男の胸へゆけ・・・恨みを忘れて燃えてゆけ

 なんという切なく過激な詩なのでしょうか。

 また、岩崎宏美さんの「思秋期」は、趣味人倶楽部のKENさんという方から伝言をいただいたことがあるのですが、その中に次の部分が引用されていて、思わずKENさんに「青春はこわれもの、いいですね。」という返事を差し上げてしまいました。

       ♪♪♪ 青春はこわれもの 愛しても傷つき 

          青春は忘れもの 過ぎてから気がつく ♪♪♪

 という部分です。皆さんもご自分の人生を振り返ってこのように感じることがあるのではないでしょうか。

 この「思秋期」の詩を皆さんはご存知ですか?美しいメロディラインとともに思い出すのではないですか。

     ♪♪♪ 足音もなく行き過ぎた 季節をひとり見送って 

        はらはら涙あふれる 私十八 ・・・・・ ♪♪♪

 いかがですか!哀愁溢れる素晴らしい詩ですよね。

 このように心が揺さぶられるような素晴らしい詩を書いている才能豊かな作詞家が少なくなったと感じるのは小生だけでしょうか?

 


谷村新司:いい日旅立ち

2010年03月05日 | 音楽

 朝起きますと、小生は、いつもテレビのスイッチを入れます。そして、NHKの衛星放送2チャンネルで朝の連続テレビを見て、その後は地上波の朝日放送(10チャンネル)の放送を見るのが日課になっています。ところが、今日はどういうわけか10チャンネルにしないで、そのままテレビを見つつづけたのです。

 なぜ、そうしたかと言いますと、「谷村新司」さんが出演して「いい日旅立ち」を歌っていたからです。

 小生は、そうでもなかったのですが、かみさんが昔から彼の大ファンで谷村さん(アリス)のレコードを良く聴いていたそうで、最近、CDで聞くようになりました。

 小生も彼の歌を聴いているうちに段々と歌詞とメロディに引き込まれていったしまったのです。

 前にも谷村さんが主役のNHKの番組を見たことがあるのですが、その時には作曲家の服部克久さんと出演していて、服部さんが編曲をしているというようなことや、谷村さんが中国の上海で教授をされていたことなどが話題となっていました。

 その時に谷村さんの素晴らしさを認識したのですが、今回は娘さん(詩織さん)が共演して一緒に歌っていました。娘さんもシンガーソンガーライターだそうですね。

 アリスとして歌うときの考え方が3人同じであるという話や、家族の話題などから谷村さんの歌や人生に対する熱い思いが伝わってきて、小生も大ファンになりつつあります。

 そこで、今日は谷村さん作詞作曲(編曲服部克久さん)、で山口百恵さんが歌った「いい日旅立ち」を自分の旅への思いこめて、お伝えします。

 

    雪解け間近の  北の空に向かい

    過ぎ去りし日々の夢を  叫ぶ時

    帰らぬ人達  熱い胸をよぎる

    せめて今日から一人きり  旅に出る

    あゝ 日本のどこかに

    私を待ってる人がいる

    いい日旅立ち   夕焼けをさがしに

    母の背中で聞いた歌を  道連れに

 こうして自分で歌詞をなぞってみますと、その良さが伝わってきます。

 音がでないのが残念ですが、メロディも素晴らしいですね。

 小生は、谷村さんのCDを聞きながら一緒に歌っています。どの歌も素晴らしいのですが、この「いい日旅立ち」とスケールの大きい「昴」は感動ものです。