今年1月8日付で拙ブログに、「クリスチャンのイジメ」というタイトルでコメントがあった。HN「りり」という人物だったが、実に興味深い内容だったため、全文を紹介したい。
「敵を愛す」「右の頬を叩かれたら左頬を差し出しなさい」と言いながら、それ以下のクリスチャンたちについて…。最近、キリスト教関係の施設(メンバーのほとんどがクリスチャン)で、こんないじめがあったそうです。
主婦Aさんとしましょう。Aさんはその団体に「手伝ってほしい」と頼まれ、その団体の仕事をボランティアで手伝っていました。「交通費くらい出せると思う」と言われたにもかかわらず、一度も出してもらったこともなく、毎月計1万円近くの交通費を自腹を切っていたそうです。でも、Aさんは「それで沢山学ばせて頂いているから」、Aさんの夫(信者ではない)も「人の役に立つことはいいことだ」と気にしないでいたそうです。
ところが、その年の冬のこと。その団体の人にAさんは聞かれました。
「そういえば、Aさんのご主人って何の仕事をしているの?」
Aさんのご主人は電力会社の関係者でした。すると、その人たちは「原発反対~」とAさん相手にふざけかかってきたり、「あんたは、どう考えてるんだ」と問いただしたりしてきたそうです。
その人たちが払わない交通費を払ってくれるのは、まわりまわってご主人であり、その人たちの手伝いでご主人と家で食事をとれないことがあっても、「会社の近くで食べるから大丈夫だよ」と言ってくれていたご主人であり、その団体の人たちはそうした事情を知っていました。ご主人は、間接的であれ、その人たちを応援し、決して少なくない負担をして協力してきた人であるにもかかわらず、その人たちは、そんなAさんのご主人に対してそうした言動しか取らなかった。
Aさんは情けなかったそうです。その日、Aさんの様子がおかしいのにご主人が気づき、何があったのかご主人は尋ねたのだそうです。隠し切れずにAさんがその日あったことを話すと、「そうだったんだ。何も隠さなくていいのに。自分は、今の仕事は結局誰かがやるしかないからやっているけど、自分だけが正しいとは思っていない。だから、そうした人がいても、Aが自分のために怒ってくれることはないんだよ。
ただ、たとえ受け入れがたい立場の人であっても、どんな人であっても基本的な尊敬を忘れないのが大人だと思う。その人たちはそういう勉強をしてこなかったんだね」
電力会社に批判があることに異論を唱える気はありませんが、お世話になった人たちの左頬をいきなり打つようなクリスチャンがおり、右頬をぶたれても、打ち返すことをしない非クリスチャンがおり…。
その人たち、日頃、世の中は冷たいとか愛がないとか、意識が低いとか言っているらしいのですが、その前に自分たちの人間の基本的なあり方が間違っていることに気付くべきではないかと思います。
敵を愛するなんて嘘です。味方であっても、悪とみなせば攻撃を仕掛ける人たちです。勿論、そうでない人もいるとは思いますが、大抵そういう空気が嫌なクリスチャンの2世は教会を離れるように思います。
ネットではアンチを装った信者もいて、散々キリスト教を罵倒していた人物が実はクリスチャンだったというケースもあるのだ。拙ブログにも その類が現れたし、改めて彼らのコメントを見直すと攻撃していたのはカトリックが主だった。新教又は統一教会のような半島系耶蘇なのは明らかで、私もそれらしき者に、「何よこいつ。カトの女かしらねー。キー!!!」と言われたことがある。
ただ、りり氏の話にはリアリティがあり、もし氏のコメントが全て真実であるならばAさんにこそ問題がある。そのため私はりり氏には次のレスをしている。
「それにしてもAさんのご主人、とても良い方で感心しました。信者でもないのに、ここまで妻の活動を支えているとは、こ主人の方こそ真のキリスト教徒の鑑(笑)。大抵の旦那なら怒りますよ。下手すると離婚騒動に発展しかねない。私は信者仲間よりも、Aさんの方に不快を覚えました。ご主人の稼ぎを自分の宗教活動に使っている。善人を利用するのが宗教団体ですが、有閑マダムが宗教に入れ込んでいるようです」
その二に続く
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信徒会館の台所は常に一触即発、修羅場直前らしいですよ。地獄をみたければ教会へ行けばいいのです(笑。
宗派問わず愚痴は女の習癖ですから(笑)。クリスチャンに限らず人間には自己正当化がありますから、仰る通り話は多少潤色されているかもしれません。旦那さんがあまりにもいい人過ぎ。これほど理解ある夫はまるでドラマ並です。
クリスチャンは団結力があり、信者同士は和気藹々といったイメージが何となくありましたが、実態はかなり違うようですね。ただ、教会に行ったことのない一般日本人が抱くクリスチャンのイメージはこのようなものです。キリスト教徒は信者間の友愛を殊更見せつけ、好印象を植え付けるイメージ戦略に長けています。