誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

令和3年展ー(5)佐藤幸一氏 絵画展よりー初めに

2021年12月25日 | Weblog

 

佐藤幸一氏の個展が二年ぶりに開催されました。

このところコロナの所為で展示会の類は極端に自粛し少なくなっています。

今年は満を持しての開催でしょう。

当館でも今年は今までに、やっと4つの展示会を展示できただけでした。

この個展で5展めです。コロナは絵の世界にも影響を及ぼしているようです。

 

さて、当館では佐藤氏の作品展の陳列は確かこれで4回目になります。

第1回は愛犬の絵ばかりで、私は勝手に「犬の画家」と命名しておりました。

2回目では具象的な写実の風景画であり、3回目ではかなり心象的なもので、

題名もつけずギャラリーの方が思うように、貴方の感じたようにつけて下さい

というもので大いに想像を搔き立てられたものでした。

今回は、その流れの作品で、全体的に強く幻想的な雰囲気の漂う作品ばかりでした。

それは人生の不可解さを、暗に不安なこのご時世を表しているのかもしれません、

観る人を不思議な世界、心の琴線が震えるような幽玄な世界に導かれるようです。

絵画的にもかなりの上級技術を駆使されて、淡い中にメリハリの利いた素晴らしい

作品ばかりでした。その素晴らしさ、美しさに言葉もありません。

従って下手な駄洒落ではありませんが、私は言葉もないのでコメントは極力控えて

気に入った5点を陳列させて頂きました。

皆様もご自分それぞれの感性でや感覚で自由にお楽しみください。

ではどうぞ次の5枚の作品へとお進みくださいませ。


令和3年展ー(5)佐藤幸一 絵画展よりー5/5

2021年12月25日 | Weblog

        「満月の夜、そびえたつ岩」

 神々しく、地球の始まりです。深遠な神秘の中で何かが始まる予感がします。

 

 以上、これで5点をご覧いただきました。お楽しみいただけましたか。

 題名は作者のままですが、他は私の勝手な思い込みですから、どうぞ

 自由に感じ、想像してください。

 

 今年は同展が,我が誠茅庵美術館のフィナーレを飾ってくれました。

 5展しか陳列できませんでしたが、来年はより多くが開催できるかと

 思っております。またのご来館をお待ちしております。

 どうか、絵の好きな皆さま、来年もお元気でご活躍下さいませ。ー館長拝ー