(1)「日よう会」について
同会は私が現在唯一所属している絵画グループです。女流画家の「板倉よう」氏(油絵、芸大)を師として、21名が月に1回ですが市立美術館のアトリエで描いています。
10年前に市で募集した「淡彩画を楽しもう!」と銘打った全6回の講座から派生したグループです。
とかく人が20~30人も集まれば(特に中高年のおじさんグループなどに多い)、威張屋、仕切り屋、自分が一番屋、或いは非常識、幼児性、嫉妬深い人などはまだ可愛い方で、中にはとんでもない狷介や変人,奇人といった人の1~2人は必ず居るもので昔からサークルもカルチュアーもお教室でも周りは悩んでいるものだそうです。
そんな集団に出会ったら、折角の老後の楽しむべき趣味の日々が地獄になってしまうが、幸いにこの会には、皆さんが明るくやさしく或いは常識人で人間としての教養があって、それだけに皆さんが謙虚で大人で、素晴らしい方ばかりという教室だったのです。
こんな事は聞く所によると希有な事だそうで、運が良かったとしみじみ思うのです。
加えて先生の的を捉えたワンポイントレッスン、これだけで皆の絵が生き生きしてくるのです。それも大きな声での明るいユーモアと辛辣にして楽しいジョークで何時も教室は和気藹々の温かい空気に包まれているのです。
しかし、そんな「日よう会」でも唯一残念なのが、月に1回だけという事なのです。
他の教室などで描いてない人は、どうしても描く枚数が少なく、上達はどうでも良いと言いながらも、それでは進歩がなかなか思うように行かないのが残念です。
毎回毎回の教室が和気藹々で楽しくて、それでいて知らずにいつの間にか上手になっていたと言うのが趣味での教室の理想なのです。
先日の搬入の時の総評で、先生のコメントに「皆さん、家でもっともっと描きなさい!そしてそれをどんどん教室へ持ってくれば見てあげますよ」と言っておられました。
そうです。それです。それが前から必要だなと思っていたのです。見て貰えるなら家であまり描かない人も、刺激を受けてだんだん描くようになるでしょう。
そこで、皆が教室で周りに気兼ねなく見て貰い易いように、例えば教室の初めの30分でもそれに当てるとか、会として正式に毎月のカリキュラムに取り入れたら、描く意欲も枚数も増え、大きな躍進が期待できるのではないだろうか。
来年の当番役員さん辺りにぜひ考慮検討して貰いたいものだ。