井上もやしの日常

ほぼ「つぶやきの墓場」となっております。ブログやSNSが多様化して,ついていけないのでございます。

また局免が切れる…

2020-12-27 16:32:00 | Weblog
12月25日(金)の夜、「ん、そろそろ再免許申請の時期かなぁ。」とアマチュア無線局の免許状を見たら、有効期限が「平成33年1月14日まで」でした。これはアウトです。またアウトです。免許状の書き換えは有効期限の1年前から1ヶ月前までの間に行わなければならないからです。

ダメ元で、総務省の電波利用電子申請届出システムに、前回に同じという内容で申請しました。当然のことながら、申請期限を過ぎているとの返信メールが届きました。明日の午前中に東北総合通信局無線通信部陸上課に電話をして指示を仰ごうと思っています。デジタル申請の時代になってしまい、何日の何時何分にデータが届いたがはっきりと分かるため、ひと昔みたいに「消印有効」とか「投函時刻と集配時刻のずれ」とかを人のよい係のオジサンが前向きに曖昧に解釈してくれる時代は過去のもののようです。陸上課の回答は「残念ですが、新たに開局申請ですね。」でしょう。これで、2回目です(苦笑)。

言い訳を許してもらえるなら、JARL(日本アマチュア無線連盟)の終身会員切り捨てで免許期限が近づいた旨の案内が届かなくなったことです。それにほぼ波を出していない生活だし、毎年11〜12月は本務繁忙期で…。分かっています、今後はスマホの予定表に書き込みます。

陸上課の電話受付は土日はないので、どの無線機で開局申請をすべきかを考えていました。すると、前回には意識していなかった新たな問題にぶち当たりました。それは「新スプリアス規制」です。読んでいる技術系雑誌といえば、「ラジオライフ」誌くらいですから、寝耳に水です。スプリアスとは簡単に説明すると不要な発射電波です。ある周波数の電波を出そうとしても、望んだ周波数の少し上や少し下のほうにも、あるいは望んだ周波数の整数倍または整数分の1の周波数も同時に出てしまうのですが、それを極力抑えようとするのが、新スプリアス規制です。




調べてみると、車に乗せているアイコムのIC-T90がJARD(日本アマチュア無線振興協会)からお墨付きをもらえれば延命できる旧・技術基準適合認定リストからも外れています。新スプリアス規制に適合しないものは令和4年11月までしか使えません。旧技適の下の平成16年製造なので仕方ありません。

平成2年に開局したラインナップでやってきたのですが、前回、局免が切れて開局申請した際に陸上課に「貴方の無線機はJARL保証認定時代のもので技適マークがないものですから、JARDかTSS(アマチュア無線局の開局や変更申請を認定する民間会社)で保証認定してもらうか、新しい無線機を買ってください。」と言われました。それで5年前に急遽購入したのが八重洲FT-817です。これなら基準に適合しています。IC-T90が間もなく違法状態になるのでは、車に乗せておく新基準に適合したハンディ機も欲しいので、ネットで検索してアルインコのトライバンダーを注文しました。

古い無線機を使い続けようとしても、新しい基準が次々と施行され、使えなくなるのがアホらしいです。パソコンや携帯、スマホに押されてアマチュア無線家が絶滅危惧種なのに何やっているんだろうと。

PS
午後8時になって、宅急便でDJ-G7が届きました。かつては、「脚立屋のリグ」とか「蟻ンコ」とか揶揄してゴメンなさい。ケンウッドやヤエスが手を引き始めた今となってはアマチュア無線機メーカーの雄です。お世話になります。
(^人^)

PS2
28日です。先程、陸上課に電話をしました。「1ヶ月切ったら、新たに開局申請ですね。」とあっさりと言われました。予想通りです。

電話を切って1分後くらいに陸上課からこちらに電話がありました。
陸「井上さん、申請する無線機は比較的新しいものをお使いですか?」
井「ああ、新スプリアス規制のことですね。今使っているハンディ機が平成16年製なので、基準に適合する新しいものを昨日買いました。」
陸「ああ、規制をご存知でしたね。では、開局の申請をしてください。」
もしかしたら、新スプリアス規制に関する問い合わせが結構あるのかも知れません。







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