この懐かしき本たちよ!

まだ私の手元に残っている懐かしい本とそれにまつわるいろいろな思い出、その他、とりとめのない思いを書き綴りたい。

#62 随想7「藤沢のゲイリー・クーパー」Ⅰ(師匠は湘南紳士)

2005年04月18日 | 随想
私が「鎌倉のジャンギャバン」の話をするなら、私は「藤沢のゲイリー・クーパー」の話もしなければならない。藤沢のゲイリーさんも私の師匠のお一人である。私がこのブログをこうやって書いて楽しんでいるのも、藤沢のゲイリーさんのおかげである。私がこの方をゲイリーさんとお呼びしても私達の仲間のごく限られた人しかそれが誰のことかわからない。

藤沢のゲイリーさんは、私よりほんの少し若い湘南紳士。ロマンス・グレーの紳士というにはほんの少し年が行っているかも知れない。すごく活動的である。少しもじっとしていない。ある時などは大きな帆船の乗組員?としてハワイまで行ってしまわれた。しかも私達の仲間の一人のHさんをどのように説得したのか一緒に連れて行ってしまわれた。Hさんは付き合いがよすぎるのが唯一の欠点のような太っ腹の元社長だ。

私も横浜埠頭から美しい帆船でハワイに乗組員として出発するゲイリーさんとHさんのお二人を見送ったが、Hさんご夫妻は人も知る仲のよいご夫婦。常にご一緒におられる。それが1ヶ月も離れ離れになるH夫人の愁嘆ぶりは、はたで見ていてもお気の毒だった。私も貰い泣きをしてしまった。ゲイリーさんも罪なことをするものだと義憤さえ感じた。
しかしもしゲイリーさんに聞いたら、きっと、しらっとして、こうおっしゃるだろう。
「Hさんがついて来たい、ついて来たいというので、残して行くのは可哀想だから連れて行ってやることにした。」と。

何故私がこの方をゲイリーさんと呼ぶのか説明しようと思うが、ちょっと話が長くなってしまう。説明は明日にしよう。

藤沢のゲイリーさんの男前ぶりの画像を載せたいのだが、ご本人はすぐにはOKして下さらないと思うので、とりあえずハリウッドスターのゲイリー・クーパーの写真を載せておくことにしよう。後ほど、ご本人のOKが得られたら差し替えることにしよう。
面影が似通っていると私は思うのだが、ご判断はいずれ皆さんにおまかせすることとしよう。
                                      (つづく)
 (Warning: Degree of Humor is H(high). Reader is requested to read this article at its own risk.)
( 警告:ユーモア度 「高」 これを読んで立腹されても筆者は責任を負いかねます。) 

              
*画像はハリウッド・スターのゲイリー・クーパー 文春文庫「洋画ベスト150」1988年刊より

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