昨日、会員の方のお通夜に行ってきました。本部で行う会員勉強会にいつも参加して頂いていた方が突然亡くなったのです。死因は心不全だそうです。元気な笑顔で参加してくださっていたので、とても信じられません。勉強会に「よろしくお願いします」とニコニコしながら参加される気が今でもしています。
そのようなときにテレビで「エイリアン脂肪」について放送をしていました。名前からして怖そうな脂肪ですね。今、謎の心臓病が増えているともいっていました。もしかしたらこのエイリアン脂肪が原因だったかも知れません。
日本人の死因の第二位を占めるのが「心臓疾患」ですが、謎の心臓病にエイリアン脂肪が関わっているというのです。自覚症状がないまま心臓にこびりついて突然死を引き起こす要因になります。
脂肪といえば皮下脂肪や内臓脂肪が思い当たりますが、エイリアン脂肪とは「異所性脂肪」と呼ばれ、本来だとつくことがないところにこびりつく脂肪なのです。脂肪の貯蔵タンクである皮下脂肪や内臓脂肪のタンクが一杯になると、行き先がなくなった脂肪が心臓にこびりついてしまうのです。
この脂肪が心臓の周りにこびりつくと、細い血管を出して心臓の冠動脈につながります。すると血液中の白血球の一種であるマクロファージがエイリアン脂肪を異物とみなし退治するために攻撃を始めるのです。
このとき、マクロファージが出す毒素がエイリアン脂肪から細い血管を通って冠動脈に流れ込み、血管に炎症がおこり、動脈硬化を早め、血管内部を破壊させ突然死を引き起こすと考えられています。
あやうく一命をとりとめた人によれば、まるで心臓に直接 何かが噛みつき、内側から食い破るような痛みだったということから、エイリアンに似ているということで、異所性脂肪のことを「エイリアン脂肪」とも呼ぶようになったそうです。
さらにエイリアン脂肪は恐ろしいことに心臓は攻撃されているにも関わらず、最悪の状態になるまで自覚症状がないまま進行します。気づかないうちに、エイリアン脂肪が心臓に蓄積して狭心症や心筋梗塞を引き起こし、ある日突然死に至ることになります。
日本では、1年間におよそ10万人が突然死で亡くなっており、一日に換算すると300人の方が突然死で亡くなっていることになります。もしかすると、この突然死の一因にエイリアン脂肪が関わっているのかもしれません。
この恐ろしいエイリアン脂肪はどんな方に多くつきやすいのでしょうか。やせているから安心と思っている方、実は太っている方だけにつくものではありません。
やせている方は元々、脂肪を溜め込む貯蔵タンクが小さいので、直ぐに皮下脂肪や内臓脂肪として取り込めなくなってしまいます。するとエイリアン脂肪として心臓にこびりついていくのです。
元々太っている人に比べて、やせていた人が太ってくるとエイリアン脂肪による突然死のリスクは高くなるのです。若い時に比べて太ってきていたら要注意です。この脂肪がつかないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
脂肪が蓄積することが原因なので、単純に脂肪を減らせばいいだけのことです。嬉しいことに脂肪はついていく順番とは逆の順番で落ちていきます。要するにエイリアン脂肪から落ちていくことになります。
そこでエイリアン脂肪を落とすには、先ず食生活を見直しましょう。炭水化物を多く摂ると、余分な糖質は脂肪として蓄えられます。腹八分目を心がけましょう。
同時にエネルギーを昇華する運動が必要です。手軽な方法は速歩によるウォーキングです。呼吸が乱れない程度で、じわーと汗ばんでくる程度の速さで30分ほどウォーキングするといいでしょう。
これは「円心五法」の実践そのものですね。体によい食事を摂り、程よい運動で血液を巡らし、エネルギーを上手に昇華し、心の安定を図り、充分な休息をとることを実践することではないでしょうか。
それでは本日はこの辺で。
NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士
そのようなときにテレビで「エイリアン脂肪」について放送をしていました。名前からして怖そうな脂肪ですね。今、謎の心臓病が増えているともいっていました。もしかしたらこのエイリアン脂肪が原因だったかも知れません。
日本人の死因の第二位を占めるのが「心臓疾患」ですが、謎の心臓病にエイリアン脂肪が関わっているというのです。自覚症状がないまま心臓にこびりついて突然死を引き起こす要因になります。
脂肪といえば皮下脂肪や内臓脂肪が思い当たりますが、エイリアン脂肪とは「異所性脂肪」と呼ばれ、本来だとつくことがないところにこびりつく脂肪なのです。脂肪の貯蔵タンクである皮下脂肪や内臓脂肪のタンクが一杯になると、行き先がなくなった脂肪が心臓にこびりついてしまうのです。
この脂肪が心臓の周りにこびりつくと、細い血管を出して心臓の冠動脈につながります。すると血液中の白血球の一種であるマクロファージがエイリアン脂肪を異物とみなし退治するために攻撃を始めるのです。
このとき、マクロファージが出す毒素がエイリアン脂肪から細い血管を通って冠動脈に流れ込み、血管に炎症がおこり、動脈硬化を早め、血管内部を破壊させ突然死を引き起こすと考えられています。
あやうく一命をとりとめた人によれば、まるで心臓に直接 何かが噛みつき、内側から食い破るような痛みだったということから、エイリアンに似ているということで、異所性脂肪のことを「エイリアン脂肪」とも呼ぶようになったそうです。
さらにエイリアン脂肪は恐ろしいことに心臓は攻撃されているにも関わらず、最悪の状態になるまで自覚症状がないまま進行します。気づかないうちに、エイリアン脂肪が心臓に蓄積して狭心症や心筋梗塞を引き起こし、ある日突然死に至ることになります。
日本では、1年間におよそ10万人が突然死で亡くなっており、一日に換算すると300人の方が突然死で亡くなっていることになります。もしかすると、この突然死の一因にエイリアン脂肪が関わっているのかもしれません。
この恐ろしいエイリアン脂肪はどんな方に多くつきやすいのでしょうか。やせているから安心と思っている方、実は太っている方だけにつくものではありません。
やせている方は元々、脂肪を溜め込む貯蔵タンクが小さいので、直ぐに皮下脂肪や内臓脂肪として取り込めなくなってしまいます。するとエイリアン脂肪として心臓にこびりついていくのです。
元々太っている人に比べて、やせていた人が太ってくるとエイリアン脂肪による突然死のリスクは高くなるのです。若い時に比べて太ってきていたら要注意です。この脂肪がつかないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
脂肪が蓄積することが原因なので、単純に脂肪を減らせばいいだけのことです。嬉しいことに脂肪はついていく順番とは逆の順番で落ちていきます。要するにエイリアン脂肪から落ちていくことになります。
そこでエイリアン脂肪を落とすには、先ず食生活を見直しましょう。炭水化物を多く摂ると、余分な糖質は脂肪として蓄えられます。腹八分目を心がけましょう。
同時にエネルギーを昇華する運動が必要です。手軽な方法は速歩によるウォーキングです。呼吸が乱れない程度で、じわーと汗ばんでくる程度の速さで30分ほどウォーキングするといいでしょう。
これは「円心五法」の実践そのものですね。体によい食事を摂り、程よい運動で血液を巡らし、エネルギーを上手に昇華し、心の安定を図り、充分な休息をとることを実践することではないでしょうか。
それでは本日はこの辺で。
NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士