日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

日寺其月木目応

2017-06-30 23:26:16 | 旅日記
梅雨とは思えない好天が続き、どこまで持ちこたえるかと思われた今季も、次第に時期相応の気候になってきました。一泊二日の圏内ではどこへ行っても悪天候の予報につき、今週末も泊まりがけの活動は休止します。
土日とも活動の題材があった先週末と違い、今週末にどこかへ行くべき必然性はありません。明日は夕方から雨、明後日は終日曇で最高気温30度超などという予報が出ていることもあり、今週末は完全休養という選択も考えているところです。点検で入庫している車を引き取り、身の回りの野暮用を片付けて、次なる活動に備えます。
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この季節の楽しみ 2017(3)

2017-06-29 23:15:01 | 野球
六月最後の週末が終わり、沖縄の試合がなくなる平日に、俄然主役となるのが北海道の支部予選です。美しい響きの地名が現れては消えていく支部予選こそ、序盤戦最大の見所といっても過言ではありません。週の前半三日分の試合結果を振り返ります。

・第5日(6/26)
前日中止となった北見、札幌両地区が開幕し、十勝、函館、室蘭の各地区と合わせて20試合の開催でした。
例年の地区代表を振り返っても、郡部から予選を突破するのは、至難の業とはいわないまでもかなりの難題です。この日も9チーム11校が登場して2勝7敗という結果でした。勝ち残ったのは美幌と静内の両校で、美幌は郡部同士の打撃戦を制しての勝利です。この結果からいえるのは、郡部から勝ち残るとしても、比較的大きな町のチームがほとんどということであり、このblog一推しの遠軽もその部類に属します。「戦いは数だ」という名台詞が、少なくとも北海道の支部予選には当てはまるわけです。

・第6日(6/27)
釧根、空知、旭川の各地区が開幕し、あとは名寄、小樽両地区を残すのみとなりました。南北合わせて26試合が戦われ、函館地区では二巡目に入るなど、支部予選は早くも中盤戦の様相です。
今季変わった点の一つとして、釧根地区の球場が挙げられます。例年使われている釧路市民球場が、改修工事か何かで使えないための措置らしく、代わりに選ばれたのは驚くべきことに「別海町営球場」でした。市内に野球場などいくらでもあるだろうと思いきや、スタンドまで備えた球場ということになると、釧路、根室の両管内を通じてもほとんどないらしく、その結果選手権大会としては異例ともいえる町営球場での開催となったようです。

・第7日(6/28)
北海道の郡部がますます衰退し、連合チームを組んでの出場も珍しくなくなる中、この日は21試合中9試合に郡部のチームが登場し、その全てが単独出場でした。このblog一推しの霧多布は初戦敗退を喫したものの、知内は2戦目にも快勝し、地区代表決定戦に進みました。

★北北海道大会
・十勝地区1回戦(6/26)
 帯広緑陽16-0清水
 大樹0-30帯広三条
 音更2-3x帯広工
・北見地区1回戦(6/26)
 美幌17-12津別・清里・留辺蘂
 斜里0-7x北見工
・釧根地区1回戦(6/27)
 白糠6-7根室・根室西・標津
・空知地区1回戦(6/27)
 栗山・夕張・月形・奈井江商8-6岩見沢緑陵
・十勝地区1回戦(6/27)
 帯広農11-0芽室
 江陵11-1上士幌・士幌
・旭川地区1回戦(6/27)
 富良野緑峰3-10羽幌
 女満別8-9北見柏陽
 紋別0-7x北見北斗
・釧根地区1回戦(6/28)
 標茶1-6弟子屈
 霧多布3-10x釧路高専
・旭川地区1回戦(6/28)
 旭川西8-0上川
 東川0-23旭川東
・十勝地区2回戦(6/28)
 池田0-7x白樺学園
 鹿追1-3帯広柏葉

★南北海道大会
・函館地区1回戦(6/26)
 八雲1-8函館大谷
 七飯0-10函館商
・室蘭地区(6/26)
 静内6-1苫小牧南
・札幌地区(6/26)
 北海10-0札幌北陵
・函館地区1回戦(6/27)
 江差4-3檜山北(延長11回)
・函館地区2回戦(6/27)
 函館中部2-5函館大有斗
 松前・長万部・福島商・大野農・森0-13市立函館
・室蘭地区1回戦(6/27)
 浦河6-0苫小牧西
 苫小牧高専0-9大谷室蘭
・函館地区2回戦(6/28)
 函館西0-6知内
・室蘭地区2回戦(6/28)
 苫小牧東3-10鵡川
 北海道栄5-0苫小牧工
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寄る年波 2017初夏

2017-06-28 23:10:10 | 
一年点検の見積もりが出ました。総額30万円近い高額ですorz
今回最も大きいのが水回りです。ラジエターから冷却水の滲みが出ており、直ちに漏れ出すというわけではないものの、遅かれ早かれ交換が必要との診断でした。これにより、ラジエターを始めとしてホース、タンク、センサーなど関連する部品の交換が生じ、それらと工賃が予算の半分を占めます。他はスパークプラグ、エンジンオイル、ブレーキオイル、空調のフィルター、それにワイパーブレードという、消耗品の交換かそれに近いものとはいえ、今年は既に三度も工場送りとなっており、それらと合わせて五十万超を注ぎ込むことになります。古い車を維持するのも楽ではありません。

今年の九月には初代オーナーから引き継いで十年の節目を迎えます。先代からの通算走行距離は18万6千kmに達しており、あと一年走ればおそらく20万kmの節目に到達するでしょう。これだけ走れば、方々に不具合が出てくるのも致し方ないところではあります。それにもかかわらず、今のところ致命的な故障もなく、年間1万5千km前後の走行を重ねてこられたのは、なけなしの金を維持費に注ぎ込んできたのもさることながら、長距離走行が大半を占めるという運用形態によるところも大きいようです。
高速かつ長距離の移動よりも、低速かつ短距離の移動の方が負担は大きく、よい状態を維持する上では、平均時速20km以上が目安になると小耳に挟んだことがあります。そのような中、納車以来一貫して50km以上の平均時速を保ってきたのは、長距離走行の割合が平均よりもきわめて高いということに他ならず、それが走行距離の割に矍鑠としている理由でもあるのでしょう。維持費がますます高騰し、来年の車検が思いやられるところではありますが、当面このまま走り続けるつもりです。
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本日の晩酌 - ささまさむね

2017-06-27 23:00:57 | 晩酌
少し前まで「奈良萬」の独擅場だった喜多方の酒が、最近俄に脚光を浴びています。「峰の雪」に続いて取り上げるのは、「籠太」も一推しの「ささまさむね」です。
一回火入れでありながら、微かに発泡しているところが最大の特徴です。ただしこの発泡感が甘味、酸味と相俟って、昨今巷でもてはやされる会津の酒の典型に嵌っており、悪くいえばありがちといえなくもありません。燗をつけても香りがそれほど立ち上がらず、無味乾燥になってしまうところも惜しまれます。とはいえ、四合瓶で税込1300円の価格にしては申し分のない品質です。安くておいしい会津の酒はと問われれば、候補の一つにしたい名品です。

★ささまさむね 特別純米
笹正宗酒造(福島県喜多方市)
原料米 五百万石20% 華吹雪80%
精米歩合 55%
アルコール分 15度
福島県会津若松市 渡辺宗太商店にて購入
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この季節の楽しみ 2017(2)

2017-06-26 23:09:28 | 野球
開幕から二度目の週末を終え、四日分の試合結果が集まりました。初日から思いつくまま振り返ってみます。

・第1日(6/18)
前日が雨の影響により開会式のみの開催となり、この日が実質的な初日となりました。
全49大会の中で唯一、土曜と休日だけを使って戦われるのが沖縄大会の特徴ですが、それに加えてもう一つの特徴が、開幕式のある週末に離島勢の試合を組み、移動の負担を軽くするという仕組みです。その結果、年によっては離島勢が揃いも揃って初日に敗退という珍現象が起こる中、今季は9試合中7試合に離島勢が登場し、4勝3敗というそこそこの結果でした。その中にはかつての盟主沖縄水産が献上した1勝が含まれます。同校はこれで二年連続初戦敗退、その間秋季と春季も初戦で敗れ、現チームでは公式戦未勝利のまま姿を消しました。

・第2日(6/23)
一年の中で唯一、土日以外の休みが一日もない六月ですが、例外なのが沖縄で、沖縄戦終結を記念した「慰霊の日」が県の休日となっています。特に今年は直後に土日が続くため、沖縄大会も三連戦となりました。この日は9試合が戦われ、名将ゆかりの豊見城、小禄の両校が初戦を突破。初日にあえなく散った沖縄水産に対し、両校とも圧勝で次戦に駒を進めるという結果です。小禄に敗れたのは沖縄カトリックで、一昨年の未来沖縄以来に続く新規参戦のチームでした。

・第3日(6/24)
南北海道の函館・室蘭地区が開幕し、沖縄と合わせて2大会13試合の開催でした。
道内屈指の伝統校、函館中部が緒戦を飾る一方、奥尻は松前・長万部・福島商・大野農・森の連合チームに屈しました。離島のチームが単独で出場する中、長万部が今や五校連合の一つに過ぎないという現実に、北海道の郡部の疲弊ぶりがありありと窺われます。町内に二軒あったセイコーマートも、今では片方が廃業して一軒限りとなってしまいました。函館を素通りしておきながら、このような片田舎に列車を止めようとしているのが北海道新幹線の実態です。
長野の地球環境を草分けとして、野球部を強化する通信制の高校が各地に現れる中、昨年はクラーク国際が創部三年目で北北海道代表となり注目を集めました。これに続かんとしているのが未来沖縄ですが、柳の下に二匹目のどじょうはおらず、今年はあえなく初戦敗退となりました。一昨年の選手権から参戦し、その年の秋に2勝した後は、去年の夏と今年の春の各1勝にとどまり、通算成績は4勝7敗、三年目にしていまだ結果が出ていません。しかし「目指すは甲子園」と標榜するWebサイトはそのまま残り、今年度から新設された「サッカー専攻」に至っては、「沖縄から全国制覇を目指す」と謳う意気軒昂ぶりです。

・第4日(6/25)
十勝地区が開幕する一方、北見地区、札幌地区の緒戦が中止となり、南北北海道と沖縄の3大会で13試合の開催でした。北海道の郡部屈指の実力校、知内は初戦を危なげなく突破する一方、古式ゆかしい校名が印象的な南風原が散っています。

★北北海道大会1回戦
・十勝地区(6/25)
 足寄0-14池田
 広尾0-7x鹿追
 更別農・本別・新得0-13帯広柏葉
★南北海道大会1回戦
・函館地区(6/24)
 函館中部11-5函館高専
 松前・長万部・福島商・大野農・森8-7奥尻
・函館地区(6/25)
 函館水産4-9知内

★沖縄大会1回戦
・6/18
 那覇国際0-2宮古
 八重山農7-0南商・南農連合
 具志川13-8昭和薬大付(延長12回)
 沖縄水産1-9八重山
 北中城5-2久米島
 与勝0-2読谷
 那覇商7-4宮古総合実
 宮古工5-2浦添
 八重山商工0-1首里
・6/23
 那覇西0-10x豊見城
 沖縄カトリック1-11x小禄
・6/24
 知念4-2未来沖縄
 コザ10-7名護
・6/25
 沖縄高専10-5南風原
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関東一円はしご酒 2017初夏 - 遠州屋本店 高尾

2017-06-25 21:13:04 | 居酒屋
「丸千葉」を出たのが八時、時間的にはあと二軒はしごできる状況です。しかし昼間の焼肉が響き、体力的にはあと一軒が限度のように思われました。二軒なら浅草で呑み直すのが順当のところ、あと一軒ならば話は違ってきます。小一時間腹ごなしして次なる店の暖簾をくぐりました。訪ねるのは「遠州屋本店」です。
昨秋「丸千葉」に満席で振られたとき、ここを代わりに訪ねました。その直前から突如として身体が酒を受け付けなくなり、和らぎ水の助けを借りつつ、長い時間をかけて一合を飲み干していた頃です。前回万全の状態で臨めなかったことに対する心残りが、ここを選んだ理由の一つでもあります。
加えて決め手になったのが、浅草に河岸を代えた場合、帰りが都営地下鉄になり、安普請の規格型にまたも興ざめさせられかねないという状況です。その点、目の前の停留所からは浅草橋へ向かうバスが出ています。最後はどのみち安物に乗せられる運命とはいえ、途中までバスに乗れればまだましというものでしょう。

遠州屋本店 高尾
東京都台東区清川1-35-5
03-3871-4355
1700PM-2300PM(LO)
水曜定休

山形正宗・千代の光
お通し(枝豆)
カツオタタキ
赤たまご焼
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関東一円はしご酒 2017初夏 - 丸千葉

2017-06-25 18:38:30 | 居酒屋
三時を回ったところで解散となりました。野田線に乗れば大宮までは一本、鉄道博物館とも掛け持ちできます。ただし、仮に行っても閉館までは一時間少々しかなく、これではさすがに中途半端です。今日のところは見送って、後日出直すことに決めました。残り時間をどう使うか思案の結果、つくばエクスプレスに乗り南千住で下車。目指した店は「丸千葉」です。

「酒場放浪記」で知った店の中でも、昨日訪ねた「中央酒場」と並ぶ関東の双璧といってもよい名酒場です。しかるに昨秋訪ねたときはまさかの満席で振られ、結局去年は訪ねる機会を逃しました。これが実に二年ぶりの再訪となれば、万全の状態で入りたいと思うのは人情です。焼肉と丼飯をたらふく食らった以上、そのまま飛び込むことはできず、できる限り長い間合いをとれればそれに越したことはありません。ただし、九時で看板という条件を考えると、あまりに引き延ばせば品が切れ出すことが予想されます。その結果、万全には至らないのを承知の上で、七時が迫ったところで飛び込むという、昨日と同じような経過をたどりました。
こうして暖簾をくぐると、カウンターのところどころに空席が。しかしよく見ればいずれにも予約席の札が立っています。返り討ちかと覚悟しかけたところ、マスターからは狭くてよければとの一言が。こうして案内されたのはカウンターの一番奥でした。「狭い」といわれたのは、目の前にレジが鎮座しているからで、通常の一人分の面積に対し、このレジにより三分の一ほどが犠牲になっています。このような場所だけに、よほど混まない限りお客を通すことはないらしく、文字通りの末席ということになります。とはいえ、マスターの定位置の近くから、店内を放射状に見渡せるという位置自体は悪くなく、一人分の酒と肴を置く分には狭すぎるわけでもありません。ここさえ埋まってしまえば見事なまでの返り討ちだったわけで、最後の一つに滑り込めたのはむしろ幸運だったといってよいでしょう。

今回改めて気付いたのが客層についてです。カウンターを中心にした大衆酒場となれば、中高年が一人静かに酒を酌む光景をまず連想しがちなところ、一人客は皆無とはいわないまでも明らかに少数派で、「中央酒場」とは明らかに違います。さりとて「銀次」とも違うような気がしました。しばし反芻して閃いたのが「伏見」です。老若男女問わないお客で賑わう活気に満ちた店内は、今はなき京都の名酒場を彷彿させるものがあります。そのように感じるのは、Jの字に近いコの字カウンター、目移りするような品書きの豊富さ、一人では持て余すほど気前のよい盛りに加えて、カウンターを仕切る快活なマスターの人柄によるところが大きいのでしょう。強烈な個性にかけては、「伏見」の女将が一枚も二枚も上手とはいえ、中高年御用達の大衆酒場とはやや異質な、賑やかで明るい店内の雰囲気は相通ずるものがあります。在りし日の名酒場を偲びつつ盃を傾けました。

丸千葉
東京都台東区日本堤1-1-3
03-3872-4216
1400PM-2100PM
水曜定休

生ビール・菊正宗二合
カツオサシ
まぐろぬた
あゆ塩やき
とん汁
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関東一円はしご酒 2017初夏 - 珍客

2017-06-25 13:02:10 | 関東
流山駅で活動仲間と合流し、地元客御用達の焼肉屋にやってきました。
近年仲間内でウォーキングなる活動が行われていることについては、風の便りに聞いていました。しかし、ほぼ毎週末遠出をしていることもあり、自身一度も参加したことはありませんでした。それで今回参加したのかというとさにあらず。ただでさえ運動嫌いの軟弱者です。ましてや雨まで降る蒸し暑い日に、延々10km歩く気力は到底起こりませんでした。それにもかかわらず出向いてきたのは、終了後の催しを目当てにしてのことです。というのは、以前「北斗星」「はまなす」の惜別乗車で同道した北海道在住の御仁が上京し、今回その御仁とともに昼から一席設けるというのです。代わり映えしない面々ならともかく、珍客をお招きしての一席ということであれば話は別です。こうして「はまなす」以来の再会と相成りました。
そもそもの出会いは「北斗星」の惜別乗車に遡ります。前年末に廃止が発表されて以来、乗車目的の連中が殺到し、見世物同然と化していた「北斗星」に、総勢九名もの大所帯で乗り込むという狼藉を働いたことがありました。阿鼻叫喚の様相を呈する車内で、意気投合したのがこの御仁でした。以来、六月に奇跡の二度目が実現したときも、翌年「はまなす」の惜別乗車を挙行したときも同道することになり、一部の連中とは今なお交流があるようです。行きずりの出会いが腐れ縁に発展した形ではありますが、何だかんだで馬が合ったということでもあるのでしょう。
上京したそもそもの目的はサッカー観戦だそうで、この後球技場へ向かい、一泊してから明日の始発便で飛び、空港から職場に直行という、こちらも顔負けの強行軍と聞きました。引き続きよき旅を…

みっちゃん
柏市豊四季127-1
04-7169-2221
1130AM-1430PM/1700PM-100AM(LO)
火曜定休
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関東一円はしご酒 2017初夏 - 流鉄

2017-06-25 12:00:37 | 関東
松戸で快速から各駅停車に乗り継ぎ、さらに馬橋で総武流山電鉄、もとい流鉄に乗り継ぎました。確かな記憶にある限りでは、二昔前に乗りつぶしで一度乗ったことがあるだけの路線です。流鉄と名が変わっていることについても知りませんでした。しかし、西武から来た半流線型の電車は十年一日のごとく変わりません。今や首都圏のどこへ行っても安普請の規格型車両が闊歩し、昨日の帰り道も大いに興ざめさせられましたが、古い電車は思ったよりも近いところに残っていました。
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関東一円はしご酒 2017初夏 - 二日目

2017-06-25 11:26:02 | 関東
おはようございます。本日は訳あって常磐線に乗っています。そこそこ晴れた昨日に対し、本日は朝から本降りです。昨日の時点の予報よりも降り出しが大幅に早まりました。ならば止むのも早いのかというと、今のところそのような気配はなく、止むとされる時間が少しずつ延びています。ただでさえ蒸し暑い上に傘まで差しての活動となれば、興ざめするのは必至だけに、せめて雨だけでも早く上がってくれればよいのですが。

興ざめといえば、昨日の帰りも興ざめさせられました。2100形の運用が終わると、後続列車の相当数が安普請の規格型車両になることから、川崎で降りるのは諸刃の剣とでもいうべき選択だったのです。そして実際にも、功罪相半ばする結果となってしまいました。
まず、京急川崎にやってきた特急がものの見事に安物でした。仕方なく普通列車に平和島まで乗り、後続の特急に乗り継ごうとしたところ、これが全く同じ安物です。再び見送り、ようやく来たのが600形の急行でした。しかし、二度あることは三度あるの諺通り、今度は三田線で東急から来た安物に当たってしまい、都合三回目の見送りを余儀なくされました。とどめになったのは、神保町で乗り継いだ新宿線です。こちらが着くのと入れ違いで、10-000形が走り去っていくのが見えたとき、嫌な予感はしていました。果たして次にやってきたのは、またもや安普請の規格型車両でした。この時間帯、発着する電車の十中八九がこれなのは経験上分かっています。これ以上待っても無駄、あと二駅と割り切って、やむなく乗車するという顛末です。三度も列車を見送った挙句外れくじを引かされ、惨憺たる結末となってしまいましたorz
このようなことになったのは、運の悪さという以前に、安普請の規格型車両が関東一円を席巻しているということでもあります。本家本元のJR東日本はもちろんのこと、他社局の車両も相当数が同型車両に置き換えられてしまった今、それらを避けて乗ることは、東北で701系を避けるのと同様に至難の業となってしまった感があります。
どのみち安物に乗せられるなら、三度も見送らされるより、川崎からJRでまっすぐ帰った方がまだましだったかもしれません。それを潔しとしないなら、あの場面で2100形を降りるべきではなかったということなのでしょう。横浜方面からはまっすぐ帰るに限るというのが、昨日の結果から得た教訓です。
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関東一円はしご酒 2017初夏 - 八たん

2017-06-24 21:08:54 | B級グルメ
「銀次」を出て駅へ向かうと、2100形で運用される最後の上り列車の時刻に噛み合いました。後続にはかなりの頻度で安普請の規格型が充当される以上、そのまま乗って帰りたいと思うのは人情です。その一方で、久々に寄りたい店がありました。しばし葛藤しつつも川崎で降り、牛タンの名店「八たん」を訪ねます。
川崎に勤めていた一昔前、こよなく愛用していたことについては以前に述べました。職場を移ってからはすっかり縁遠くなったものの、それでも機会を見計らっては立ち寄り、これが一年ぶりの再訪となります。寄る年波には勝てず、女将はついに引退したとのことではありますが、若女将に店が引き継がれたのは幸いです。
隣の席には福岡から来たという二人組が。自分と同様かつて川崎に勤め、そのとき以来四半世紀ぶりの再訪とのことでした。久々に戻ってきた川崎で、どこへ行くかと考えたとき、浮かんできた店の一つがここだったのでしょう。その通り、何年経っても忘れられない唯一無二の味がこの店にはあります。自分も末永く通い続けるつもりです。

八たん
川崎市川崎区本町1-8-28
044-244-9247
1700PM-2130PM(LO)
日祝日定休
牛たん1700円
テールスープ700円
麦飯280円
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関東一円はしご酒 2017初夏 - 銀次

2017-06-24 19:05:43 | 居酒屋
体調のせいなのか、今日は腹ごなしにも酔い覚ましにも時間が要り、港で風に吹かれるうちに、いつの間にやら四時間が経ってしまいました。まだ万全とはいえない状況ながら、これ以上引き延ばすと帰りの電車の時刻が気になってきます。七時を回ったところで「銀次」の暖簾をくぐりました。
六月も下旬に入って明らかに蒸し暑くなり、お世辞にも過ごしやすいとは言い難い気候になってきましたが、開け放たれた窓から時折吹き込む風が心地よく感じられます。夏を宗に造られた日本家屋の真髄を、しみじみ感じるひとときです。

銀次
横須賀市若松町1-12
046-825-9111
1600PM-2300PM
土日祝日定休(第四土曜営業・翌週月曜休業)

酒二合
お通し(糠漬け)
イワシのさしみ
にこみ
ぬた
えぼ鯛開き
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関東一円はしご酒 2017初夏 - 中央酒場

2017-06-24 13:34:21 | 居酒屋
横須賀中央で電車を降り、脇目も振らず「中央酒場」にやってきました。本日は鮮やかな橙色の暖簾が架かっています。
先日教祖の番組で横須賀が取り上げられたとき、最初に登場したのがここで次が「銀次」でしたが、店選びも順番もきわめて順当と感じました。自分自身、明るいうちに「中央酒場」を訪ね、港の夕景を眺めてから「銀次」に行くのがすっかり確立しているからです。教祖が初期から一貫して推してきたのは「銀次」ですが、戦後の姿をそのまま残す造りについては「銀次」に唯一無二の価値がある一方で、その他については全くの互角と自分は思います。むしろ、機能的に設計されたカウンター、中高年の一人客が静かに酒を酌む雰囲気などについては、「中央酒場」の方が上とさえ思っています。今回も一軒目はここ以外に考えられませんでした。

年に数度の割合で足を運び、今更書き留めるべきこともないかのように見えながら、まだ語り尽くしていないことがいくつかあります。今回はカウンターに立つ面々について語ってみたいと思います。
広々した厨房を、女将以下何人ものおばちゃん達で仕切る「銀次」に対して、こちらはカウンターの形に合わせた細長い厨房をほぼ同じ人数で仕切ります。これは、什器の配置と厨房内の動線がより緻密に考え抜かれているということに他ならず、使う側にも相応の熟練が要るということを意味します。その結果、カウンターには不動の面々が立ち、不慣れな手伝いの青年、お姉さんが右往左往するような場面は一切ありません。熟練した本職の仕切りによって、店が滞りなく回っていく様子は、京都の「第一旭」「新福菜館」を彷彿とさせるものです。
もう一つの特徴として、人の出入りが多いことが挙げられます。同じ人物が立ち通しということはなく、誰かが奥に退くとすぐさま代わりが現れて、面子が常に入れ替わるのが、この店のカウンターで繰り返される光景です。大袈裟にたとえるならば、ホッケーの選手交代のようなものとでもいえばよいでしょうか。これは、カウンターに立っている面々以外にも、相当な人数が控えているからこそできる芸当です。的確な連係のためには集中力も必要であり、そのため編み出されたのが、短い間合いで交代していくという仕組みなのでしょう。店主の研究成果はカウンターの人繰りにも現れています。

中央酒場
横須賀市若松町2-7
0468-25-9513
1000AM-2230PM
日祝日定休

ラガー・ホッピー・菊正宗
いわしさしみ
牛すじにこみ
めごち天ぷら
春キャベツベーコン炒め
ヨコスカメンチカツ
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関東一円はしご酒 2017初夏 - 京急電車

2017-06-24 12:54:47 | 関東
土曜は曇時々晴、日曜は曇後雨というのが昨日の時点の予報でしたが、蓋を開ければ晴れました。しかし、もはや暑さが耐え難くなってきました。こうなると、下手に動かず昼酒でもいただくしか使い道がありません。京急電車で横須賀へ直行します。これが一月以来の再訪です。

★泉岳寺1235/1212A/1321横須賀中央
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安堵

2017-06-23 23:04:20 | 旅日記
梅雨時にしては奇跡的ともいえる好天の連続により、六月の第三週まで活動を続けてきましたが、遂に途切れることになりました。今週末は泊まりがけの活動を休止します。
連日天気予報を確かめ、隙あらばと狙ってはいたものの、冴えない予報は最後まで変わらず、西日本は完全に雨、東日本も雨を避けられれば御の字という状況で、今回ばかりは打つ手がありませんでした。とはいえ、異例ともいえる時期まで活動を延長し続けてきたこともあり、早起きの必要がない状況に安堵しているというのが本音です。
泊まりがけの活動を休止するだけであり、安穏と休むつもりはありません。明日は第四土曜につき、お約束の横須賀へ日帰りで出かけ、日曜は大宮の鉄道博物館にでも行こうかと考えています。これにカメラバッグの修理、車の一年点検という野暮用が加わるため、時間はたちまち過ぎそうです。
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