日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

この季節の楽しみ 2017(5)

2017-07-02 23:29:59 | 野球
月が変わって開幕以来三度目の週末を迎えました。沖縄の試合が再開され、愛知、鹿児島両大会が開幕し、10日目は南北北海道と合わせた5大会60試合の開催です。

北海道では地区代表決定戦が始まり、十勝、函館、室蘭の各地区が終局を迎えました。函館地区では昨季の雪辱戦を江差が制し、14年ぶり9回目の代表入りを果たしています。もちろん自分で数えたわけではなく、連盟による発表を参照したものです。その日のうちに速報されることからしても、北海道における支部予選突破が、よそ者の想像する以上の一大事であることが窺われます。
帯広地区では白樺学園が中盤に先制した1点を死守し、江陵は打撃戦を制して、それぞれ支部予選を突破しました。どちらも憎まれ役の私立校ではありますが、片や芽室、片や幕別であり、郡部のチームには違いありません。日頃から公立校を依怙贔屓し、邪険にしている私立に対する、せめてもの罪滅ぼしに取り上げた次第です。
小樽潮陵は中一日での二戦目にも勝ち、次戦は地区代表の座を賭けて小樽桜陽と戦います。片や旧制中学、片や高等女学校を発祥とする伝統校同士の対戦です。

愛知では開幕早々27点差の大量得点差試合が出現。伝説の「サヨナラボーク」で球史に残る豊田大谷は、終盤に3点差を逆転され、初戦であえなく散りました。シュート打ちの名人こと山内の母校起工と、古豪享栄との一戦は水入りとなっています。
実力伯仲との下馬評だった沖縄では、評判通りの接戦が繰り広げられ、この日は全8試合が9回まで戦われて、そのうち5試合が1点差でした。沖縄尚学は辛勝、興南も大勝には至らなかったことからすると、去年に続き下剋上があるかもしれません。

★北北海道大会
・釧根地区2回戦
 釧路明輝13-0弟子屈
 釧路高専0-10釧路北陽
・名寄地区1回戦
 稚内大谷9-1天塩
・十勝地区代表決定戦
 白樺学園1-0帯広柏葉
 帯広農業10-12x江陵
・旭川地区2回戦
 旭川東1-9旭川明成
・旭川地区代表決定戦
 旭川高専1-11x旭川実
・北見地区2回戦
 北見北斗3-5網走南ヶ丘
★南北海道大会
・函館地区代表決定戦
 知内1-3函館工
 江差6-5ラ・サール(延長10回)
・室蘭地区代表決定戦
 鵡川0-2北海道栄
 静内0-7x駒大苫小牧
・小樽地区2回戦
 小樽潮陵11-5小樽水産
 小樽桜陽12-10双葉
★愛知大会1回戦
 名古屋市工27-0足助
 起工(中止)享栄
 豊田大谷3-4x清林館
★沖縄大会2回戦
 読谷6-2沖縄工
 本部2-3豊見城
 那覇商4-3具志川
 コザ2-3浦添工
 前原1-3糸満
 那覇4-5沖縄尚学
 真和志0-6興南
 宮古2-1小禄
コメント