日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

寄る年波 2016初夏

2016-06-26 20:25:23 | 
初度登録から13年で6度目、先代オーナーから引き継いで以来9年で5度目の車検が終わりました。ディーラーで車を引き取った後、鶴見線の沿線で活動してから戻ったところです。
10年の節目を過ぎた頃から水回りオイル回りなどの高額な修繕が相次ぎ、一昨年の車検に至っては40万近い高額となりました。しかし、去年の一年点検はガラスの補修と消耗品の交換のみで乗り切り、夏場には旅先でブレーキが固着し緊急入庫するという不具合こそ出たものの、そちらも数万単位の出費で済みました。そして今回の車検も、エンジンオイルにバッテリーなど、ほぼ消耗品の交換のみという結果です。税金諸費用と合わせれば20万を超えてしまうのが輸入車の宿命ではありますが、際限なく高騰して行くかに思われた維持費は、幸いにも穏当な水準に落ち着いてきました。

昨年の点検時に15万7千kmだった走行距離は、17万1千kmに達しました。年間1万5千km前後の走行距離は、何年乗ってもほぼ変わりません。ただし今季の稼働状況には波がありました。昨年9月から10月にかけての北海道及び東北遠征で約3000kmを走り、今年4月から5月にかけては同じく東北と北海道を股にかけた大遠征に出て、約4300kmを走っています。直前の二週にわたる花見の旅でも合計1500km近くを走りました。つまり、年間走行距離の6割以上が、合わせて三ヶ月弱の期間に集中しているわけです。逆に、正月に四国へ行った後は汽車旅が延々続き、花見の旅まで三ヶ月以上もの間が空きました。旅先に車を置いて週末毎に現地へ戻るという遠征の形態が定着し、最盛期は酷使状態、閑散期は何ヶ月も留守番という二極化が進む中、良好な状態を保っているのは幸運なのかもしれません。

三季走った夏タイヤが交換時期を迎え、昨季はだましだまし使った冬タイヤも、五年が経ってさすがに寿命という状況です。乗り換えを考えるなら、今回の車検が一つの潮時ではあったのでしょう。しかし、古きよき時代の欧州車の走りを好んで乗っている自分にとって、そのような考えは微塵もありませんでした。次の節目として考えられるのは、あと二年乗って20万kmの大台を突破し、次の車検を迎えたときではないでしょうか。二年後にどのような考えが去来するかは未知数ながら、それまでは後生大事に乗り続けていくつもりです。
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