たまには早く切り上げるかと思っても、結局10時頃まで引きずるという展開は、弘前で夜桜を眺めるときの常です。必然的にはしご酒という選択肢はなくなり、今夜も「はすや」にやってきました。
同じ店を二日続けるのも芸がなく、今日は「弦や」にすることも考えはしたのです。少なくとも、はしごができる状況ならば必ず立ち寄ったと思われます。しかし、10時過ぎに花見を切り上げ、その足で「はすや」に乗り込み、日付が変わる頃まで呑むという展開は、花見の旅で何度となく繰り返されてきた定跡中の定跡です。それを最後に崩したくなかったとでもいえばよいでしょうか。こうして実現した「はすや」での第二夜でしたが、結果としては空振り気味でした。
内容的には申し分なかったのです。お通しは一品料理としても十分成り立つほど完成されており、刺盛りは彩豊かで、一手間加えるべきものには手が加えられています。鰹のみょうが味噌は酒が進む一品でした。不運だったのは、遅い時間というのに店がかなりの盛況で、必然的に注文が立て込んだことです。その結果、店主の腕をもってしてもすぐには捌き切れず、注文したものが出るまでこちらの想定以上の時間を要し、展開が間延びしてしまいました。加えて、山菜に桜ますなど、これはと思う品がことごとく切れていたのも不運というしかありません。自分の描いた通りの展開を守れなかったことが、画竜点睛を欠く印象につながったわけです。
しかし、さほど落胆しているわけではありません。まさかの看板で振られた二月にしてもそうでしたが、これだけ通い続けると、一度や二度外しても次があると割り切れるからです。次回は津軽平野に稲穂が実る頃の再訪を予定しています。そのときにまたお会いしましょう…
★はすや
弘前市上瓦ヶ町1-1-2F
0172-33-6981
1800PM-2400PM
日曜定休
六根・ん
お通し(もずく酢)
刺盛り六点
さしとり芽天ぷら
カツオみょうが味噌
はすや風天丼
同じ店を二日続けるのも芸がなく、今日は「弦や」にすることも考えはしたのです。少なくとも、はしごができる状況ならば必ず立ち寄ったと思われます。しかし、10時過ぎに花見を切り上げ、その足で「はすや」に乗り込み、日付が変わる頃まで呑むという展開は、花見の旅で何度となく繰り返されてきた定跡中の定跡です。それを最後に崩したくなかったとでもいえばよいでしょうか。こうして実現した「はすや」での第二夜でしたが、結果としては空振り気味でした。
内容的には申し分なかったのです。お通しは一品料理としても十分成り立つほど完成されており、刺盛りは彩豊かで、一手間加えるべきものには手が加えられています。鰹のみょうが味噌は酒が進む一品でした。不運だったのは、遅い時間というのに店がかなりの盛況で、必然的に注文が立て込んだことです。その結果、店主の腕をもってしてもすぐには捌き切れず、注文したものが出るまでこちらの想定以上の時間を要し、展開が間延びしてしまいました。加えて、山菜に桜ますなど、これはと思う品がことごとく切れていたのも不運というしかありません。自分の描いた通りの展開を守れなかったことが、画竜点睛を欠く印象につながったわけです。
しかし、さほど落胆しているわけではありません。まさかの看板で振られた二月にしてもそうでしたが、これだけ通い続けると、一度や二度外しても次があると割り切れるからです。次回は津軽平野に稲穂が実る頃の再訪を予定しています。そのときにまたお会いしましょう…
★はすや
弘前市上瓦ヶ町1-1-2F
0172-33-6981
1800PM-2400PM
日曜定休
六根・ん
お通し(もずく酢)
刺盛り六点
さしとり芽天ぷら
カツオみょうが味噌
はすや風天丼