森の木霊

空の、海の、森の、そして私の声、書き留めましょう、徒然に。

2001年の詩

2006-02-17 00:14:49 | 雑アート21
「 あなたへ 」   こだま

あなたの言葉が沁みる
渇いた心に静かに深く

あなたの何気ない日常も
葛藤や挫折の上にあるのだと
あなたの言葉を反芻しながら
私は、理解し始めた

穏やかな暮らしの中で
あなたの胸に沸き立つ熱い想いや
悲しみや絶望も
すべて今のあなたなのだと

あなたは自分の言葉で語る

私の夢や生き方を
大切にしていいのだと
私の迷いや不安を
隠す必要はないのだと

私はあなたとは違う生き方をするだろう  
あなたの言葉を礎にして