森の木霊

空の、海の、森の、そして私の声、書き留めましょう、徒然に。

俳句 Twitterから

2014-08-14 19:55:05 | 日々
すれ違ったサングラスに不審な目の私が写る   2011年9月9日

秋澄むや竹刀たちまち弧を描き   こだま    2011年9月15日

言い足りぬ詫び言一つ露の玉  こだま   2011年9月15日

肩こり腰痛頭痛が今朝も挨拶。こだま    2011年8月29日



ビイドロに地酒移して盂蘭盆会   こだま

流星を肴に真夜の一人酌    こだま    2011年8月25日


通勤電車合言葉の節電を乗せて満員。   2011年8月30日

秋澄むや駒盤上に粛々と   こだま

一枚の紅葉浮かべて枡の酒   こだま   2011年9月6日

梨食むや産地の水もかく旨き こだま     2011年9月23日  

レノンとふカクテル宿の夜は長し こだま 2011年9月25日

秋の朝パン焼き上がり人の列 こだま 2011年9月26日

月曜日の休暇 酒匂川を渡る渋滞 2011年9月26日

通勤のドアより秋の冷気来る こだま 2011年9月27日

日常は卵かけ飯涼し朝 こだま 2011年9月29日

秋刀魚焼く煙暮色に混じり居て   こだま



鈴虫や未だ灯らぬ隣家にて    こだま 2011年10月1日


三つ目の駅で夕焼けに追い越さる  こだま 2011年10月3日

疾く暮れる疲労のごとき秋の闇   こだま 2011年10月4日


俳句

2014-08-14 19:34:29 | 俳句
夕暮れの淡き闇から濃き闇へ笑ふつもりの泣き顔隠す   こだま  2013年10月13日


ゆふだちやあげし拳の置きどころ こだま     2013年8月6日

刻まれし名の生思ふ原爆忌 こだま    2013年8月6日

百婆と呼ばれし母や梅漬ける   こだま   2013年7月18日

宵祭りtattoo の足首リズム踏む こだま 2012年9月19日

老いと云ふ未来も有りし敬老日  こだま 2012年9月17日

鰯雲暴徒となりし民哀し こだま 2012年9月17日

月明かり鬼棲むと云ふ森に風   こだま 2012年9月16日


誕生日年に一度の免罪符  なんちゃってね。 2012年8月8日

名も成さず城も残さず茄子の花    こだま 2012年5月28日

夕暮れ富士の形のシルエット紫に 2012年1月26日



凡庸に生きて幾年冬菫 2012年1月21日


秋昼のキムチチゲ鍋マッコリ酒   こだま 2011年10月16日


塩辛の旨き夕餉や今年米    こだま 2011年10月15日

2011年10月12日 ポーラスター我が初恋の文化祭 こだま 


駅からはカペラ道ずれ酔い覚まし こだま

オリオンの美しき腰ギザ摸しぬ   こだま     2011年10月10日  

小鳥来る朝逆光の三角州 こだま   2011年10月5日

風静か漁師の村に月丸し  こだま 2011年9月22日

黄泉からの人も祈りし門火かな   こだま 2011年9月22日

かけちがふぱじゃまのぼたん西鶴忌  こだま 2011年8月25日