アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

和の住宅のための鉄の時計

2011年10月22日 | 時計

大きな梁が印象的な和の住宅に取付けた時計です。
和蝋燭を作る技法を応用して足の部分をつくり、文字盤は錆仕上げの鉄板で作りました。
オーナーさんの好みも反映して部分的に不定形の要素を取り入れたデザインです。
時計は和釘で木部に止める様にして壁からのスペース部分を両方の足で支える構造です。
この鉄錆は年月とともに少しずつ黒く落ち着いた色になって行きます。
和の住宅には木の時計も良いですが鉄の時計もアクセントになり梁の存在感とも調和すると思います。
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半納半芸(稲刈り)

2011年10月18日 | 農とアート
いよいよ稲刈りの時期が来ました。
半農とはいえ、全ての行程をする事には変わりなく稲刈りも
稲を刈る、束ねる、天日干し用のウシを立て、ハザ掛けするという作業をこなす。
これらの作業は機械を使わず全て手で行います。
地元の農家さんに教えてもらったり、自然農の勉強会で学んだり一年ずつの積み重ねで身に付けたものです。

半納半芸術の米作りも今年で13年目。

お米を収穫する喜びもありますが
機械を使わない米作りを続ける事
田んぼを田んぼとして使い続け後世に残して行く事
の大切さを感じている。

そして農を通して自然との対話する時間を持ち自分を豊かにする事
その事が自分の表現を豊かにしてくれる。

自分が豊かな土になり作物が実る様に作品を生み出して行きたい。
これが僕の半納半芸術。

去年の藁で刈り取った稲を束ねて行く。


束ねた稲をハザ掛けして行く。この状態で2週間ほど乾燥させますが茎に残った栄養がさらに穂先へと行き届くのです。

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鉄のスプーン「キンゾクザンマイ」

2011年10月09日 | その他

11月4日5日に開くワークショップ「キンゾクザンマイ」用にスプーンを作ってみました。

もちろん使う事もできますが実用にはもう少し改良が必要かなと思います。
どちらかと言うと雰囲気を大切にしたオブジェ的な印象ですね。

鉄なので食べる時に使うのには向いていないかもしれませんが
アイデア次第でいろいろ展開できそうです。

仕上げは蜜蝋の焼き付けです。

キンゾクザンマイ 
日時:11月4日、5日 10時から4時
場所:詩游館ギャラリー(山梨県北杜市大泉町)

4日10時~12時<茶さじ制作体験>
  11時~12時<コウイカの骨を型にした指輪の鋳造体験>
  11時半~12時<銀のお手入れ方法教えます>
  13時~15時<鍛冶屋実演>
  13時~16時<真鍮スプーンの制作体験・実演>
  15時~16時<刃物の研ぎ実演>
5日10時~12時<真鍮ルームプレート体験制作>
  10時~12時<鍛冶屋実演>
  13時~14時<コウイカの骨を型にした指輪の鋳造体験>
  13時~15時<真鍮スプーンの制作体験・実演>
  14時~15時<タガネで名前彫り実演・体験>
  15時~16時<金属談議・茶話会・金属なんでも相談>

体験料は1500~2000円

詳しくは森の鍛冶屋と仲間たち実行委員会0551-47-2970斎藤美樹さんまで
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