MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

「ジム・ボタンの機関車大旅行」

2005年03月01日 | BOOKS
 数多くいるドイツの児童文学作家の中でも、とりわけ有名なのがミヒャエル・エンデ氏ではないでしょうか。代表作といわれる「モモ」「ネバーエンディング・ストーリー(はてしない物語)」は映画にもなっています。(私は映画をちゃんと見たわけでもないのに、なぜか「ネバーエンディング・ストーリー」のテーマ曲が頭の中に染み付いています。)

 彼の作品の中で一番大好きなのがこの「ジム・ボタン」シリーズです。個人的には、世界&日本の児童書のベスト10の中に入れたいとすら思っている、お気に入りの本です。
 このシリーズは「ジム・ボタンの機関車大旅行」と「ジム・ボタンと13人の海賊」の2冊で構成されている、エンデのデビュー作です。
 宛先不明で届けられた小包に入っていた赤ん坊・ジムが、頼もしい機関士ルーカスと大冒険をしながら自分の出生の秘密を見つけるまでの、奇想天外なお話です。

 中学生の時に出会った本だというのに、今回読み直して、初めて気がついたことがありました。ジムの名字が「訳語」だったということです。原語(ドイツ語)では、「Jim Knopf」という名前で、「Knopf」は洋服などのボタンという意味です。
 そう気付くと、作品の中の「ソデワキ氏」「フクラム国」「ミセス・イッポンバ」などなど、原語がどうなのか気になってしかたがありません。
京都ドイツ文化センター(ゲーテ・インスティトゥート)の図書室にも原書は置いてありませんでしたので、いつかドイツに行ったら、かならず購入しようと思います。

 それまでになんとか原書で読めるようになりたいものです。
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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
え?日本のアニメじゃないんですか? (村田 理)
2005-03-02 05:44:51
堀江美都子さんが主題歌を唄い、ジム・ボタンが機関車『エマ』とともに、『魔神ドリンガー』を倒す というアニメは、そのドイツの児童書からはかけ離れてますね…
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Unknown (かろ)
2005-03-02 10:58:22
走る機関車エマ~♪

って・・・そんな古いアニメをよくご存知で



むにさん、ご存知ですかい?
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ええ~??? (ムーニー)
2005-03-02 14:17:13
知りません!!

ジム・ボタンはドイツではアニメにもなっているようですが、日本のアニメはすごい別のストーリーになっちゃってるのかな?「ドリンガー」って、何者??

 で.....、いつのアニメなんですか?
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洋書買うなら (けんぱ)
2005-03-02 15:50:33
Amazonですぜ、奥さん。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/3522149807/kenpablog-22/250-6962004-0009003?dev-t=DVZ02IW2V71DT%26camp=2025%26link_code=xm2



でも、在庫切れが多いみたい(>_<)
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世代によって。 (ぐうぐう)
2005-03-02 15:55:35
やっぱり、俺たちの世代には、エンデの作品というよりも、

アニメの「ジム・ボタンの冒険」ですよねぇ♪

確か70年代前半くらいに放映されてたんじゃなかったかなぁ。

原作とはだいぶ違うようですけど



でも、エンデのデビュー作とは知らなかったなぁ。
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ずれてる (けんぱ)
2005-03-02 20:16:05
ずれたコメントすんません。

なんせダイヤルアップなんで…m(__)m



そんなアニメ知らないですわ。

ムーニーさんが知らないのとは逆の立場で知らないってことね。
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Unknown (smile)
2005-03-02 20:42:46
アニメは知らないっす…。

でもネバーエンディングストーリーと

時間泥棒とモモは読んだことありますぅ。

モモは小3ぐらい(お芝居を見た後だったのでまだわかった)

ネバーエンディングストーリーは小学校6年ぐらいで、その中に「虚無」について書いてあったところをすごく覚えています。

「虚無」ってあるんだろうか?みたいな

哲学的なことをずっと考えていました(笑)
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アニメのジム・ボタンの冒険 (村田 理)
2005-03-02 21:12:14
検索しましたら、不思議な力を持つボタンを手に、超能\力機関車エマ号に乗って、魔人(こちらが正しかったです)ドリンガーと戦うジム少年の物語で、昭和49年10月から半年間毎日放送系列で毎週金曜夜7時から放映された30分1話完結のアニメです。(ジムの声は、ジャングル大帝のレオ役などをされた太田淑子さん)

http://www.begets.co.jp/tvmanga/db/data/160jim.html
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エンデ著作リストでは、 (村田 理)
2005-03-02 21:26:14
ジム・ボタンと機関士ルーカス、機関車エマの冒険物語。

小さな島国、フクラム国に、ある日赤ん坊の入った小包が届く。赤ん坊はジムと名付けられ3人の住人によって育まれるが、フクラム国は小さな国。国王はジムの代わりにエマを処分するように命じる。悲しむルーカスとジム。彼らは思慮の後そろって島を出る決心をし、冒険の旅がはじまる。日本ではのちにこの作品を下敷きにしたアニメも放映された。

http://www.fsinet..or.jp/~necoco/endework.htm#jim1

ミハエル・エンデの児童文学とアニメは関連があったんですね…
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時間泥棒 (ムーニー)
2005-03-03 17:39:24
時間泥棒に時間を取られちゃってるような毎日です。(笑)

「虚無」について考える小学生.....スマちゃんってなんだかスゴい!!



 アニメについての情報もありがとうございました。

 原作が大好きなので、見てみたかったような....複雑な気分です。
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