MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

主婦の友100周年記念『ニッポンの主婦 100年の食卓』

2017年04月27日 | BOOKS
『ニッポンの主婦 100年の食卓』
主婦の友社


 「雑誌『主婦の友』創刊号からの1100冊でわかる みんなの暮らし」と書いてあります。
 まさにアーカイブ、大正時代から現代までの日本の暮らしが見えてくる1冊です。

 『主婦の友』創刊は大正6年、つまり1917年。ちょうど100年前です。
 それにしても、日本の女性の暮らしは、なんと変わったことでしょう。

 ほぼ毎日同じメニューの大正時代。
 女中さんを雇って時間にも生活にも余裕のある昭和初期の中流家庭の主婦。
 戦中戦後の節約・工夫、そしてモンペから洋服へ。
 高度成長期の主婦の"プロ意識"。
 豊かになった「料理」「子育て」「ファッション」「インテリア」の上昇志向。
 そして、バブル崩壊と、「主婦」に疑問を感じるようになった平成時代。

 もちろん、私が知らない時代のほうが多いわけですが、カラーでたくさんの記事が掲載されていて、それぞれの時代が見えてくるようです。
 懐かしいメニューのあれこれ、そのメニューを作って下さっていた料理研究家の皆さん。
 そして、年間行事と子どもたち。
 家族のために自分のために、いろいろな情報を得て、知識を広げ、「より良い女性」であろうとする努力する女性たちがいたことが伝わってきます。

 この1冊で一番素敵だと思ったのは、阿古真理さんのコラムの中の一節。
幸せを積み重ね、命を養っていく仕事、それが主婦です。
 <中略>
 この価値ある仕事を軽視しないでほしいのです。

 おいしい料理を作って、笑顔を作る仕事。
 今の時代も、家庭を切り盛りする人たちは、雑誌を手にしなくなっても、インターネットやテレビなどから情報や知識を得つつ「よりよい家庭人」であることを目指しているのは間違いありません。
 私も誇りに思って生きていきたいと思います。
 きっと、死ぬまで「学ぶことは山のよう」なのでしょうね。
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『よい子への道』『よい子への道2』

2017年04月25日 | BOOKS
 朝、交通安全の黄色い旗を持って交差点に立っていると、小さな1年生が大きなランドセルを背負って登校してきます。
 何度も何度も右左を見ていてなかなか渡らない子がいたり、本当にどの子も可愛い。
 今回は、そんな新1年生にも読んでほしい漫画絵本です。字が読めなくても楽しめますし、ふりがなもついてます。

『よい子への道』
おかべりか
福音館書店
(1995年)


『よい子への道2』
おかべりか
福音館書店
(2003年)


 福音館書店の月刊誌「おおきなポケット」で掲載されていたものをまとめた2冊です。

 毎回、「〜でしてはいけないこと」「〜にしてはいけないこと」というタイトルで、まったく予想もつかないような奇天烈なことをしている様子のイラストが、見開き2ページに3〜4場面描かれています。
 「ぜったい、こんなことやらないって!」「ていうか、できないってば」という、どれもこれもヘンテコな「してはいけないこと」の例が紹介されています。
 「してはいけないこと」なのに、どれもおかしくて楽しそう。

 『よい子への道』には、「よい子への道 その25」まで。
 『よい子への道2』には、また新たに「よい子への道 その1」から始まって、「よい子への道 その29」まで。
  25足す29ですから、合わせたら「54」ですね。

 その他、「おまけまんがげきじょう」が収録されています。

 「よい子」って、本当に大変そう。
 でも、この本を読むと「元気で楽しそうに毎日を過ごすこと」が「よい子」なんじゃないかと思えます。


 偕成社の「おばけやさん」シリーズが好きな子にもオススメしたい1冊です。
 たもつくんや、ポンポーソみたいなキャラクターも出てきますよ。
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晩柑ピールと晩柑マーマレード(レシピ)

2017年04月22日 | 料理&美味しいもの
 「天草晩柑」で、ピールの砂糖漬けとマーマレードを作りました。
 「天草晩柑」は「河内晩柑(かわちばんかん)」の別名で、熊本県の天草で作られています。
ちなみに、熊本の地名「河内町(かわちまち)」で見つかったので「河内晩柑」なんですって、畿内の河内国(かわちのくに)じゃないんですね。
 「晩柑」という名前の通り、ほかの柑橘類よりも出荷時期が遅く、初夏まで楽しめる爽やかな果汁たっぷりの果物です。
 愛媛県の「愛南ゴールド」も同じ「河内晩柑」だそう。「美生柑(みしょうかん)」「夏文旦」ともいうそうですよ。

 今回使ったのは、天草ジューシー出荷組合の「天草晩柑」。
 生協の売り場に「マーマレードにもどうぞ!」というポップがあったので、喜んで買ってきました。
 もちろん、そのまま食べても美味しい!そして、こんなにたっぷり皮が使えるのも嬉しい!
 「わけあり」と書いてあるけど、ちょっと皮に点々があるぐらい。このほうが自然です。

柑橘類を含め農作物は、収穫後「防カビ剤」など化学物質を使用している場合、ちゃんと売り場や包装に「食品添加物」として表示しているということです。それでも気になる方は、塩でこすってからお湯で洗ったり、重曹を使って洗うと化学物質も落ちるようですよ。
(原則、日本では収穫後の作物にポストハーベスト農薬を使用することは禁止されているそうです

 今回は天草晩柑4個(1.3kg)を使って、ピールとマーマレードの両方を作っています。
 このレシピのポイントは「土鍋」。土鍋でやさしくコトコト煮て、じっくり冷ますことで、ふっくらしたピールができます。


晩柑ピールの砂糖漬け(レシピ)
<材料>   (出来上がり量:約100本・約460g)
・河内晩柑(天草晩柑)の皮 410g
・砂糖 320g 
(※砂糖は、皮の重さの80%〜100%)
・白ワイン 100cc〜200cc
・グラニュー糖 85g

<作り方の流れ>
 1日目:皮をむいて、3回茹でこぼし、水に漬ける。
 2日目:煮て冷ます作業を「朝・昼・夕方・寝る前」の4回。
 3日目:煮て冷ます作業を「朝」1回。
     昼から煮詰めて乾燥+マーマレード作り
     夜、グラニュー糖で仕上げ

<作り方>
〔1日目〕
(1)皮を剥く
 まず、上下の皮を横に(実を傷つけない程度の厚みで)切り落として、側面を4等分するように、薄皮に届くくらいの深さで、縦に4本切れ目を入れます。
 その後、切り落とした上の部分に写真のようにぐるっと円を書くように包丁で切れ目を入れると、側面の皮は手で剥くことができます。
     
(2)皮と実の重さを計る
 初めに切り落とした上下の皮は全部マーマレードに使いますが、お好みで側面部分の皮も追加して下さい。「ピール用」「マーマレード用」に分けたら、それぞれ重さを計ります。
 重さを計ったら、ピールの砂糖漬けに使う部分は、8〜10mmくらいの細さの棒状に切ります。マーマレード用の皮も、3センチ角ぐらいに切っておきます。
 実は冷蔵庫に(または薄皮を剥いて冷凍庫に)入れておきます。※実も薄皮を剥いたところで重さを計ります。
(3)茹でこぼす
 全部の皮を(ピール用もマーマレード用も一緒に)両手鍋に入れて、水をたっぷり注ぎ、火にかけて、沸騰したら、弱火で1〜2分茹でます。
 皮をザルにあげて水気を切り、水を換えて、「沸騰させて、弱火で茹でて、水を換える」をあと2回(合計3回)繰り返します。
   
(4)水に漬ける
 3回茹でこぼしたピールを、水に一晩つけておきます。 その間も、皮の柔らかい部分を崩さないように気をつけながら、3〜4回水を換えて、苦みを抜いていきます。
   
 マーマレード用の皮は2ミリほどの薄さにスライスしてから、一晩水に漬けておきます。(スライスしたほうが、早く苦みが抜けるような気がします)
 こちらも、3〜4回水を換えると、適度に苦みがなくなります。あんまり水に浸けておくと、せっかくの香りもなくなってしまいそうに思えますが、大丈夫。煮ると、香りが出てきます。
   
 ピールを漬けた水は、黄色くなります。できれば、3〜4回は換えましょう。
   
〔2日目〕
(5)煮る準備
 一晩水にさらし、ザルで水気を切ったピールを土鍋に入れます。そこへ白ワイン(100〜200cc)を入れてから、皮全体にかぶるくらいの水を足します。
   
 砂糖を分量の5分の1入れたら、オーブンペーパーで落としぶたをします。
※この落としぶたは、最後(3日目)煮詰めるまで使います。 砂糖を追加するときは、端を持ち上げて入れます。
   
(6)煮る
 落としぶたをした土鍋を火にかけて、煮立つまでは中火で加熱します。
   
 煮立ったら弱火にして、土鍋に蓋をし5分加熱します。
   
(7)保温しながら冷ます
 5分加熱した土鍋を、バスタオルの上に広げた新聞紙(朝刊1日分・約6枚)の上に置いて包みます。
 新聞は、2枚ずつ角度をずらして敷いておくと上手に包めます。
   
 さらに、新聞紙の下に敷いておいたバスタオル(厚手のもの)に包みます。
   
 くるっと、包み込んで3〜4時間。じっくり冷ますことで、砂糖をピールの中にじわじわ染み込ませます。
   
(8)再び煮る
 保温しながら冷ましたピールに、再び砂糖を加えて煮ていきます。落としぶたを持ち上げて、砂糖を入れます。
   
 「砂糖を入れる > 煮立てる > 蓋をして弱火で5分煮る > 保温しながら冷ます」を合計5回繰り返します。
       
※合計5回、つまり2日目に4回煮て冷まし、一晩置いて、3日目にもう1回煮て冷まします。
〔3日目〕
(9)煮詰める
 朝に5回目の「煮る > 保温して冷ます」をしたピールです。
   
 白かった部分が透き通って綺麗になりました。これを、煮詰めていきます。
 落としぶたをしたまま、煮詰めていきます。(土鍋のふたは外します)
 鍋のそばを離れず、こまめに落としぶたを持ち上げて煮汁の量や様子を見ます。
 ときどき土鍋を揺すったり、ゴムベラで鍋底をこすったり、焦げないように注意してください。
 
煮汁が鍋底に少し残るぐらいで火を止めます。 (土鍋は火を止めてもしばらく加熱が進むので注意)
 煮詰めたピールは、もうこのまま食べても美味しいです。
※煮汁はマーマレード作りに使うので、このまま鍋に残しておきます。
 
(10)オーブン乾燥
 煮詰めたピールを、菜箸やゴムベラを使って、丁寧にオーブンシートを敷いた天板(オーブン皿)にのせていきます。
黄色い皮の面が下になるように置くと、乾燥の後に剥がすのが簡単です。
   
 オーブンは「予熱なし・100度・60分」で。 オーブン加熱終了後も冷めるまでオーブン内においておきます。
 余熱で乾燥が進むうえに、オーブン庫内だとホコリもつきません。
   
 今回は100本以上あったので、2段になりました。
   
 オーブン加熱終了後、オーブン庫内に3時間ほど置いておきました。だいぶ乾いて、オレンジが濃くなりました。
   
 「乾燥前」と「乾燥後」を食べ比べると、「乾燥後」のほうが甘みが凝縮されているみたいです。そして、水分量も減って、適度な固さになるので保存するにもちょうどよくなります。
 乾燥後もまだしっとりしすぎていたり、ベタベタしすぎるときは、乾燥時間を追加して下さい。
(11)グラニュー糖まぶし
 乾燥させたピールにグラニュー糖をまぶします。
 ピールが入る大きさの容器にグラニュー糖を入れて、ピールを数本入れ、菜箸でころがすように、全体にグラニュー糖をまぶします。スプーンでグラニュー糖をかけてもいいです。
 全体に綺麗にグラニュー糖がついたら、密閉できる保存容器や保存袋に入れて、乾燥剤があれば一緒に入れておきましょう。
    
(12)完成
 自家製 晩柑ピールの砂糖漬けの完成です。 市販のオレンジピールよりも香りがよくて、肉厚で美味しいピールができました。
   
冷凍しておいた皮でもピールの砂糖漬け作りができるそうです。 実を食べる度に皮だけ冷凍して貯めておいて、作りやすい量になったらピール作りをしてもいいですね。

晩柑マーマレード(レシピ)
<材料>   (出来上がり量:約600g)
・河内晩柑(天草晩柑)の皮 310g
・薄皮を剥いた実 460g(3個分)
・ピールの煮汁
・砂糖 200g
(※マーマレードの場合「皮と実を合わせた重さの50%の砂糖」が基本。
  今回は「310g+460g=770g」「770g/2=385g」ですが、ピールを煮た汁を使ったので、だいぶ減らしています。
  煮汁を使うときは、煮汁の量や甘さで加減してください)

<作り方>
〔1日目〕
(1)皮の下準備
 ピールのレシピの(4)までを参考に、茹でこぼしてスライスした皮を、水に一晩さらして苦みを抜いていきます。
 3〜4回水を換えると、ほどよく苦みが抜けます。

 実は時間のあるときに剥いて、重さを計ります。
 マーマーレードを作るのは3日目なので、1日目に薄皮を剥いたら冷凍庫へ。
 薄皮を剥く前だったら、ラップに包んだり保存容器に入れて冷蔵庫でOKです。
〔2日目〕
(2)水気を切る
一晩水にさらしておいたマーマレード用の皮は、水気を切って容器に入れ冷蔵庫に入れておきます。
   
〔3日目〕
(3)煮る
 ピールを煮詰めたときに鍋底に残った煮汁です。これをマーマレード作りに使います。
   
 薄皮を剥いて冷凍しておいた実を解凍したものと、冷蔵庫に入れておいた皮を、土鍋に残った煮汁に入れます。全体が浸かるぐらい水を足して、砂糖を加えます。
   
 皮を柔らかくするために、「煮立ったら弱火にして5分加熱 > 新聞紙バスタオルで保温しながら冷ます」を1回。
     
  そのあと、蓋を取って煮詰めていきます。
(4)煮詰める
 ペクチンが豊富なマーマレードは冷めると思った以上に固くなるので、とろみがつきすぎないうちに火を止めます。
   
(5)完成
 綺麗なオレンジ色の晩柑マーマレードの完成です。
 
 温かいうちにバニラアイスにのせて食べたら、家族にも大好評でした。

<おまけ>
   
 お友だちにいただいた愛媛県産レモンで作ったレモンピールと、今回作った天草晩柑ピール。晩柑ピールのほうがオレンジ色で、果肉が厚め。厚みのせいか、晩柑ピールのほうがしっとり柔らかいです。
 これで、今年の冬のシュトレンは、国産ミックスピールで作れます。
   
 右側がレモンピール。 左側のオレンジが濃いほうが晩柑ピール。
 私は晩柑ピール、娘はレモンピールがお気に入り。
 ブラックチョコをレンジで溶かして、手作りオレンジピールチョコレートにするのもいいですね。
 シュトレンを作る前に食べきってしまわないか心配です……。
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『雨利終活写真館』

2017年04月20日 | BOOKS
『雨利終活写真館』 (あまりしゅうかつしゃしんかん)
芦沢 央(あしざわ よう)
小学館


 「終活写真(=遺影)」をめぐる4話の短編で構成された1冊です。

 少しというか、だいぶ変わった写真館の従業員と、それぞれの悩みを抱えたお客さんとその家族の物語です。
 どんな人にとっても「終活」は別れの準備……。いろいろな複雑な感情が生まれてきたり絡み合ったりするのも不思議ではありません。
 4つの物語は、それぞれちょっとした「謎解き」になっていて、その答えが家族との関係を、少し優しい方向へ変化させてくれます。

 家族は「良いもの」だけじゃなくて、やっぱりちょっと面倒で厄介なもの。
 それでも、大切なものがたくさんあるんだと思います。
 ページを閉じたとき、ホッと温かい読後感です。

 癖のある登場人物たちの背景や今後も気になります。
 写真館の続きの物語にも期待したいです。


 

 
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『黄砂の籠城』(上)(下)

2017年04月15日 | BOOKS
『黄砂の籠城(上)』(コウサノロウジョウジョウ)
著:松岡圭祐
講談社文庫

『黄砂の籠城(下)』(コウサノロウジョウジョウ)
著:松岡圭祐
講談社文庫


 帯に「国粋主義」の空気を感じて手に取ることをためらう人がいるかもしれません。しかし、この本は日本人礼賛というよりも、現代の日本人への警鐘だと思います。
 まず、読みやすさに驚きます。歴史が苦手でも、義和団事件を全く知らなくても、実在したという魅力的な登場人物が、1900年の北京へと連れて行ってくれます。今まさに世界が直面している、宗教が関係するテロ事件・排外主義・貧困への不満・領土問題……その全てが1900年にも存在することで、一層身近に、危機感を感じながら読み進めることができます。
 この本を読むうえで、後年の日本軍による中国大陸やアジアでの蛮行を頭に入れておくことは必要不可欠じゃないでしょうか。義和団事件の後「世界から賞賛された」はずの日本が、「類稀なる知性と行動力」のあるはずの日本人が、なぜあのような戦争に突き進み、敗れたか。それを考えながら読んでいると、大きな警報音が頭の中に鳴り響きます。「今、世界から賞賛されうる日本人は育っているのか?」と。
 本文中、事実を歪めるメディアへの批判や、伝統や武士道が政治的意向によって教育に利用されうることへの懸念も登場します。「剣を取るものは剣によって滅びる」「精神力で無知は補えない」といった言葉にもハッとさせられます。
 惑わされず真実を見極めること、戦わずにすむように学ぶこと、自分を知り相手を知り、世界を知ることが、いつの時代も必要だと痛感する1冊です。

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『ついに、来た?』

2017年04月05日 | BOOKS
『ついに、来た?』
著:群ようこ (ムレ ヨウコ)
幻冬舎


 「いつか来る」とは思っていても、なかなか実感のない親の介護。
 8編の物語は、どれも、どこかにありそうな家族に「ついに、来た」介護の風景です。

 もちろん、親は老いていくのが当たり前。
 でも、介護は老いだけじゃないのですよね。
 「突然来る介護」だってあるはずで……。
 仕事に、子育てに、日常生活だけでも大変なところに、ある日やってきたら……、どうなるでしょう。

 8編どれも、家族のつながり方を、ユーモアも交えて描いています。
 無理解な人も、傍若無人な人も、現実を認めたくない人も登場します。
 家族に降り掛かる出来事で、今まで見つめていなかった家族の姿が見えるという、ある意味ミステリーよりも恐い物語かもしれません。
 それでも、読後感が良いのは、ちゃんと家族の愛も見えるからでしょうね。

 結婚していても、していなくても、兄弟がいても、いなくても、一度読んでおくと「こんなこともあるのか……」と、小さな覚悟ができるかも。
 介護される側になることも想定して、家族と話しておこうと思える1冊です。
 
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『シマエナガちゃん』

2017年03月27日 | BOOKS
 とにかくもう、可愛い写真集です。

『シマエナガちゃん』
写真・著:小原玲
講談社


 カメラマンの小原氏が撮った、北海道に住む小鳥 シマエナガちゃん。
 おもわず「ちゃん」とつけてしまう気持ち、本当によく分かります。

 「アザラシの赤ちゃんの写真を撮る代わりに」という理由にも感謝したいくらい、この白くて丸くて可愛らしい小鳥に癒されます。
 つぶらな目と くちばしの配置のバランスが絶妙なんでしょうね。
 どのページも可愛くて、きゅーんとなりますよ。

 巻末には「プロバードウォッチャー♪鳥くんのシマエナガ講座」「シマエナガQ&A」があって、シマエナガのことを詳しく知ることができます。
 可愛いからと言って近づきすぎたりすると、シマエナガを危険にさらすことになってしまったり、雛を育てる邪魔になってしまうことなど、シマエナガを大切に思う豆知識があって、シマエナガへの愛がたっぷりです。

 シマエナガの体長は14センチだそうです。
 体長の約半分が尾ということを考えると、体が小さいのが分かります。
(体だけなら、スズメの半分くらいかな……)
 18ページの写真が実物サイズに近いかもしれないですね。

 この本のサイズもコンパクト。
 15センチ×15センチの正方形で、CDケースよりもちょっと大きいくらい。
 ちょうど シマエナガちゃんが、尾まですっぼり入るサイズですね。
 ちょっと手元においておいて、表紙を見るだけでも ほんわかできる心のサプリみたいな1冊です。
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『ニルゲンツものがたり へんてこだより』

2017年03月20日 | BOOKS

『ニルゲンツものがたり へんてこだより』
斉藤 洋 作/杉浦範茂 絵
小峰書店


 どこかの国にある不思議な街、ニルゲンツの楽しくておかしい、短いお話が12編。
 小学校での読み聞かせにもいいですね。
 終わりの時間まで「もう一つ読めるかな?」と、読んであげたら子どもたちも喜んでもらえそうな1冊です。

 著者と画家は『ルドルフとイッパイアッテナ』のコンビ、斉藤洋さんと杉浦範茂さん。
 平成6年5月から平成7年の4月まで、ヤマハ音楽教室の会報誌「Onthu」に12回連載で掲載されていたものを、再構成・加筆して絵本にしたそうです。
 ニルゲンツはふしぎな街ですから、20数年の歳月も全く関係なくユーモアたっぷり。
 この先20年経っても、古くはならないような気がします。

 ニルゲンツって、ドイツとか東欧にありそうな気がするのは、なんででしょ。
 音の感じかなぁ?


※1996年(平成8年)発売のゲーム『虚空漂流ニルゲンツ』は、全く関係ない……はずです。
 お話の雑誌掲載のほうが先(平成6〜7年)ですもんね。
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『PTAグランパ!』

2017年03月12日 | BOOKS
『PTAグランパ!』
著者: 中澤 日菜子
KADOKAWA 角川書店


 元モーレツ社員のジイジが、フルタイムで働く娘の代わりにPTAの副会長に!
 根っからの仕事人間で、主婦のことも学校のことも分からない団塊世代のおじいちゃんが、いろいろな出来事を通して成長(?)していく物語です。
 いろいろなエピソードが、現代の日本をしっかり切り取っています。
 苦手なことにチャレンジすることや、自分と違う境遇の人に共感すること、噂に惑わされず人を信じることの大切さ。
 PTA選出に怯えるママも、「PTAはもう関係ない」と思っている祖父母世代の方も、読んでもらえたらと思います。

 PTAの内情は、それぞれの学校で違うとはいえ、なかなか実情の反映されたストーリーだと思います。
 「うちはこんなに大変じゃないよ」という方もいると思いますし、「うちはもっとキビシい」という方もいるのでは。

 何を考えているか分からない違う世代の保護者もいれば、「前例がない!」と叫ぶPTAの役員経験者、文句ばかり言うママ集団もいる。
 ……こう書くと、PTAって恐ろしい伏魔殿のようですが、それぞれの家庭にそれぞれの事情があって、「前例」にも浅からぬ理由があって、それでも子どもたちのために活動している一生懸命な団体でもあります。
 やってみると、それなりに「良い経験」になるのですけれど、肝心要は人間関係なんですよね。
「人」に恵まれると、本当に楽なものなんですが、人間関係がこじれると「二度とやるもんか!」となることも……。

 私の父が孫娘のためにPTA会長をしていたこともあって、このお話の設定にひかれました。
 今は共働き家庭が多いですし、こんなおじいちゃん、おばあちゃんが必要とされる時代になっていると、つくづく思います。
 なんといっても、おじいちゃんも、おばあちゃんも本当に若くて元気な方が多い!
 是非「総活躍」ということで、若い世代を助けていただけたらなぁと思います。
 うちの父も、「自分の子どものときには、あまり学校に関われなかったからな」と言っていました。
 本当は、父母世代にも時間の余裕があって、「できる人ができることを」というPTAなのが一番なのですけれどね。
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しりもち全治1ヶ月?!

2017年03月06日 | いろいろ
 先月、娘とアイススケートに行ったのですが、人とぶつかりそうになって尻餅をついてしまいました。
 お肉クッションでもガードしきれず、氷の表面に尾てい骨がコツンと当たった感覚がありました。

 痛いなりに、骨を触っても痛みがなかったので骨折ではないだろうと思ったのですが、周りの筋が傷んでしまったのか、次の日も痛みが継続。

・前屈みになると痛い
 (靴ひもを結ぶのが痛い!)
・大きな段差を上ろうとすると痛い
・自転車で坂道を上ろうとすると痛い
・仰向けで寝るのが痛い
・椅子から立ち上がる時が痛い
・くしゃみをすると痛い

 毎日少しずつ痛みが減っていくものの、結局1週間以上痛みが残りました。

 知人に聞いたら、彼女は1ヶ月以上痛みが続いたそうです。
 「尻餅で全治1か月?」と驚いたのですが、調べてみたらもっと長く痛みが続くケースもあるようです。
 骨折していたり、尾てい骨が歪んでいる場合もあるそうなので、痛みが強い時や、軽減しない場合や強くなる場合は早めに病院へ行ったほうが良さそうです。
 大人は体重もあるし、身長もあるので、尻餅をついたときの衝撃が大きいんですね。

 尾てい骨は背骨の神経にも通じていて、麻痺が起こるケースもあるんだとか。 
 スケートだけじゃなくて、路面凍結の日も、転ばないように、転んでも尾てい骨を打たないようにしないといけないですね。
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