MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

『ニルゲンツものがたり へんてこだより』

2017年03月20日 | BOOKS

『ニルゲンツものがたり へんてこだより』
斉藤 洋 作/杉浦範茂 絵
小峰書店


 どこかの国にある不思議な街、ニルゲンツの楽しくておかしい、短いお話が12編。
 小学校での読み聞かせにもいいですね。
 終わりの時間まで「もう一つ読めるかな?」と、読んであげたら子どもたちも喜んでもらえそうな1冊です。

 著者と画家は『ルドルフとイッパイアッテナ』のコンビ、斉藤洋さんと杉浦範茂さん。
 平成6年5月から平成7年の4月まで、ヤマハ音楽教室の会報誌「Onthu」に12回連載で掲載されていたものを、再構成・加筆して絵本にしたそうです。
 ニルゲンツはふしぎな街ですから、20数年の歳月も全く関係なくユーモアたっぷり。
 この先20年経っても、古くはならないような気がします。

 ニルゲンツって、ドイツとか東欧にありそうな気がするのは、なんででしょ。
 音の感じかなぁ?


※1996年(平成8年)発売のゲーム『虚空漂流ニルゲンツ』は、全く関係ない……はずです。
 お話の雑誌掲載のほうが先(平成6〜7年)ですもんね。
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『PTAグランパ!』

2017年03月12日 | BOOKS
『PTAグランパ!』
著者: 中澤 日菜子
KADOKAWA 角川書店


 元モーレツ社員のジイジが、フルタイムで働く娘の代わりにPTAの副会長に!
 根っからの仕事人間で、主婦のことも学校のことも分からない団塊世代のおじいちゃんが、いろいろな出来事を通して成長(?)していく物語です。
 いろいろなエピソードが、現代の日本をしっかり切り取っています。
 苦手なことにチャレンジすることや、自分と違う境遇の人に共感すること、噂に惑わされず人を信じることの大切さ。
 PTA選出に怯えるママも、「PTAはもう関係ない」と思っている祖父母世代の方も、読んでもらえたらと思います。

 PTAの内情は、それぞれの学校で違うとはいえ、なかなか実情の反映されたストーリーだと思います。
 「うちはこんなに大変じゃないよ」という方もいると思いますし、「うちはもっとキビシい」という方もいるのでは。

 何を考えているか分からない違う世代の保護者もいれば、「前例がない!」と叫ぶPTAの役員経験者、文句ばかり言うママ集団もいる。
 ……こう書くと、PTAって恐ろしい伏魔殿のようですが、それぞれの家庭にそれぞれの事情があって、「前例」にも浅からぬ理由があって、それでも子どもたちのために活動している一生懸命な団体でもあります。
 やってみると、それなりに「良い経験」になるのですけれど、肝心要は人間関係なんですよね。
「人」に恵まれると、本当に楽なものなんですが、人間関係がこじれると「二度とやるもんか!」となることも……。

 私の父が孫娘のためにPTA会長をしていたこともあって、このお話の設定にひかれました。
 今は共働き家庭が多いですし、こんなおじいちゃん、おばあちゃんが必要とされる時代になっていると、つくづく思います。
 なんといっても、おじいちゃんも、おばあちゃんも本当に若くて元気な方が多い!
 是非「総活躍」ということで、若い世代を助けていただけたらなぁと思います。
 うちの父も、「自分の子どものときには、あまり学校に関われなかったからな」と言っていました。
 本当は、父母世代にも時間の余裕があって、「できる人ができることを」というPTAなのが一番なのですけれどね。
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しりもち全治1ヶ月?!

2017年03月06日 | いろいろ
 先月、娘とアイススケートに行ったのですが、人とぶつかりそうになって尻餅をついてしまいました。
 お肉クッションでもガードしきれず、氷の表面に尾てい骨がコツンと当たった感覚がありました。

 痛いなりに、骨を触っても痛みがなかったので骨折ではないだろうと思ったのですが、周りの筋が傷んでしまったのか、次の日も痛みが継続。

・前屈みになると痛い
 (靴ひもを結ぶのが痛い!)
・大きな段差を上ろうとすると痛い
・自転車で坂道を上ろうとすると痛い
・仰向けで寝るのが痛い
・椅子から立ち上がる時が痛い
・くしゃみをすると痛い

 毎日少しずつ痛みが減っていくものの、結局1週間以上痛みが残りました。

 知人に聞いたら、彼女は1ヶ月以上痛みが続いたそうです。
 「尻餅で全治1か月?」と驚いたのですが、調べてみたらもっと長く痛みが続くケースもあるようです。
 骨折していたり、尾てい骨が歪んでいる場合もあるそうなので、痛みが強い時や、軽減しない場合や強くなる場合は早めに病院へ行ったほうが良さそうです。
 大人は体重もあるし、身長もあるので、尻餅をついたときの衝撃が大きいんですね。

 尾てい骨は背骨の神経にも通じていて、麻痺が起こるケースもあるんだとか。 
 スケートだけじゃなくて、路面凍結の日も、転ばないように、転んでも尾てい骨を打たないようにしないといけないですね。
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濁点「゛」の書き順

2017年03月03日 | お稽古&お勉強
 昨年の記事、 句点「。」と半濁点「゜」の 「○(まる)」の書き方 には書いてありませんでしたが、濁点「゛」の書き順もご紹介。

 小学校1年生の国語の教科書によると、濁点は左側の点から書きます。
 基本的に日本の文字の書き方は、「左から右」「上から下」の順番があります。
 濁点は、「左から右」のルールですね。
 濁点をつける清音の仮名を書き終わってから、最後に濁点をつけます。
 ※清音=「ガギグゲゴ」に対する「カキクケコ」のように、濁音や半濁音のつかない音節。
 半濁点も清音を書き終わった後に、半濁音を書きます。

 たとえば、写真の「ば」であれば、まず清音「は」を3画で書いて、左側の点が4画目。右側の点が5画目ですね。

 濁点「゛」(濁音「ば・び・ぶ・べ・ぼ」の右肩につく符号・濁音符
 
(出典:光村図書 平成19年発行「こくご一(上)かざぐるま」p.27)
 下は、半濁点「゜」(半濁音「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」の右肩につく符号・半濁音符

 濁点を見ると、少し上下がありますし、「上から書くのかな?」と右側の点から書いてしまう子もいるかもしれません。
 私は小学校の教育支援ボランティアで、まず濁点から書き始める子を目撃したことがあります。

 大人は「常識」と思っていることでも、初めて習う子には新鮮なことなんでしょうね。

<関連記事>
句点「。」と半濁点「゜」の 「○(まる)」の書き方 - MOONIE'S TEA ROOM

<検索ワード>濁点 書き方・濁音の書き方・濁点の書き方・点の書き順・濁点の書き順・濁音の書き順・教科書では・点の書き方・教科書では・どう書く・下から 上から 左から 右から
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『いっさいはん』『しろくまのそだてかた』

2017年03月01日 | BOOKS
 可愛い子育て絵本を見つけました。

『いっさいはん』
minchi 作・絵
岩崎書店


『しろくまのそだてかた』
著者 うつみのりこ
飛鳥新社


 小さいお子さんの子育て真っ最中のお母さんには、「だいじょうぶだよ。みんな同じだよ!」と手渡してあげたいし、私と同じように子どもが大きくなったお母さんには「こうだったよね。懐かしいね……」って、一緒に読みたいような2冊です。


 『いっさいはん』は、まさに一歳半ごろの子どもの「あるある!!」という生態を描いた絵本。
 もう、表紙から、扉絵から、裏表紙まで。もう微笑まずにはいられない。ときどき声を上げて笑ってしまうくらい、懐かしくて愛おしくて、大変そうなのに、もう一度あの頃に戻りたくなる絵本です。
 この子が、小さい頃の娘によく似ているので、思わず小さい頃の写真を出して見入ってしまいました。
 本当に、この時期の愛らしさで、子どもの親孝行は十二分なのかもしれません。
 
 『しろくまのそだてかた』は、優しい優しい子育てのお手本。
 見守って、抱きしめて、叱って、見つめ合って。
 ゆったりと過ごす、子どもとのかけがえのない時間を、ほんわかと描いています。
 「女性の活躍」も大事だけど、お母さんが笑顔でいることの大切さを、もっともっと社会が理解しないといけないような気がします。

 子ども向けじゃなくて、お母さん向けの絵本もいいものですね。
 ちょっと笑って、リラックスして、優しい気持ちになって子どもに向き合える、そんな絵本。オススメです。
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赤坂Top'sの「【ザ・トップス】しっとりChocolatecake」

2017年02月22日 | 料理&美味しいもの
 夫が東京出張ということで、東京駅の「グランスタ」で限定先行販売中の「【ザ・トップス】しっとりChocolatecake」を買ってきてもらいました。
 誕生日プレゼントにおねだりしたら「久しぶりにトップスのケーキも食べたかったし、いいね」と、快諾。

 結婚当初、義理の父からの誕生日プレゼントはトップスのケーキでした。
 いつもお店から発送してくれていたのですが、ある時から「発送できなくなった」ということで、トップスのケーキはなかなか食べられなくなっていました。

 久しぶりに食べたいなぁと思っていたら、今回の限定先行販売。
 バレンタインデーの関係でしょうか、この時期に販売なんて、嬉しい偶然です!
 (夫には、「よく見つけたねぇ」と驚かれてしまいました)

 「【ザ・トップス】しっとりChocolatecake」の、外箱の上面は明るい青。手提げ袋も同じ青です。

 個包装の内箱は、チョコレートケーキの箱のデザインと同じように「Top's」の文字が散りばめられています。

 内箱の中に、銀色の袋があって、

 さらにその中に、茶色のトレー。

 なかなかしっかりと包装されています。

 トップスのチョコレートケーキやキングスチョコレートケーキでは中に入っているクルミが、上にトッピング。
 色は、キングスチョコレートケーキを思い出させる濃い茶色。
 ケーキ部分はスポンジではなくて、しっとりギュッと濃密なブラウニーみたい。

 上はチョコのコーティングで、2層になっています。
 もちろん、チョコレート生地だけでも美味しいけれど、クルミと一緒に口に入れると美味しさが格別です。
 小さく切って、少しずつ。コーヒーと一緒にいただきました。
 娘も、「おかあさんっ!これホントに美味しいっ!」と大絶賛でした。

 一つの大きさは、約3.5センチ角。
 トッピングのクルミまでの厚みが、約2センチ。ケーキ部分だけなら約1.5センチ強です。
 外箱(8個入り)のサイズは、約31cm×17cm×04cm。内箱は、約7.5cm×08cm×03cm。
 箱のサイズからすると、中身が小さくてビックリしちゃうかも。

 ホームページによると、
 3個入り 550円
 6個入り 1,080円
 8個入り 1,425円。
(2017年2月現在)
 1個 180円前後ということですね。

 賞味期限は、2ヶ月近く先。(2月20日購入の商品が、4月17日の賞味期限でした)
 日持ちするのが嬉しいですね。
 冷やして食べると美味しいと書いてありますが、常温保存可能。
 もちろん、チョコレートですから涼しいところ、冷暗所保存です。

 ただ、これを食べたらますます、懐かしいトップスのケーキも食べたくなってしまいました。
 娘は食べたことがないんですよね……。息子たちも記憶にないかもしれない。
 いつかまた、お店に行ける日がくるといいなぁ。 

<関連リンク>
赤坂トップス ホームページ
 商品情報・ケーキショップやレストランの情報・通信販売などがあります。
 ※グランスタ東京店での「【ザ・トップス】しっとりChocolatecake」先行販売は、2017年2月6日~3月15日の限定出店だそうです。
 ホワイトデーも販売していますね。

<追記 2017.03.17.>
【ザ・トップス】しっとりChocolate Cake (チョコレートケーキ) - 赤坂トップス
 【ザ・トップス】しっとりChocolate Cakeの商品情報ページです。
 限定先行販売が終了して、いよいよ3月16日新発売ですね。
 3月16日から、エキュート品川店、錦糸町テルミナ店、エキュート大宮店 の3店舗で販売しているようです。
 3月18日からは、モラージュ菖蒲でも販売すると書かれています。
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『溝猫長屋 祠之怪』(どぶねこながや ほこらのかい)

2017年02月20日 | BOOKS
『溝猫長屋 祠之怪』(ドブネコナガヤ ホコラノカイ)
著:輪渡颯介(ワタリ ソウスケ)
出版:講談社


 『古道具屋 皆塵堂』シリーズの輪渡颯介氏の新しい物語です。
 ちょっと恐くて、でも人情が温かくて、おかしくて。
 そして、今回は子どもたちが主人公。表紙も子どもたちと猫。可愛いですよね。

 猫がたくさんいる長屋「溝猫長屋」。
 (これ、「どぶねこながや」なんですが、「みぞねこながや」って読んじゃいません?)
 長屋に住む一番年長の男の子たち4人が、長屋にある「お多恵ちゃんの祠」を毎朝お参りすることになったのですが……。

 忠次と、お調子者の銀太、優等生の新七、子だくさん家庭で弟妹の面倒を見ている留吉。
 祠へお参りした日から、順番に幽霊を「嗅ぐ」「聞く」「見る」ことができるようになります。

 子どもたちの住む長屋にまつわる悲しい出来事の謎が、1つ1つの章を重ねるごとに結びついて、最後にはまとめて「始末」がつく……。
 恐さの中に悲しみがあり、悲しみの中にも謎の解かれる爽快さがある、そんな「謎解き怪談」です。

 子どもたちを見守る大人たちも個性的。
 子どもが大事すぎて口うるさい長屋の大家、吉兵衛。
 元悪ガキ、岡っ引きの弥之助。
 手習い所のお師匠さん、古宮蓮十郎。
 いろいろな事情をのみこんで行きていく大人の世界と、無垢な子どもの世界の両方が描かれているからこその面白さかもしれません。

 この子たちの物語の続きが読みたくなります。
 シリーズ化するかしら?期待して待ちたいと思います。
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『春、戻る』

2017年02月04日 | BOOKS
『春、戻る』
瀬尾まいこ
集英社


 結婚を控えた主人公の前に、どこからどう見ても年下の「おにいさん」が現れます。
 彼は一体誰なのか。
 思い出せない、思い出すのが辛い過去の中から現れた不思議な青年は、主人公だけではなく、周りの人々も巻き込んで、優しい「おにいさん」としての時間を過ごしていきます。
 料理を作ったり、デート(?)に行ったり、結婚相手とも自然に仲良くなった「おにいさん」に振り回されながら、次第に心を開いていく主人公。

 悪い人がほとんど出てこない物語です。
 優しくて、そして温かい、人とのつながりを感じる物語です。

 表紙には桜餅。
 苦い想い出も、桜餅の葉の硬い筋の部分のように、やっぱり必要なものなのかもしれません。
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『おばちゃんたちのいるところ』

2017年01月26日 | BOOKS
『おばちゃんたちのいるところ』
松田青子(マツダ アオコ)
中央公論新社


 この本は、17の短編からなる連作集です。
 少しずつ重なるように登場人物が出てくるので何度も前に戻りつつ、ふしぎな設定にわくわくして、最後まで新鮮な気持ちで読みました。
 どの話も、幽霊が出てきたり、恨みつらみもあるのに、なんともユーモアがあって、優しくて、面白くて。
 小幡彩貴さんのイラストも、可愛くて楽しげで、物語にぴったりです。
 人間の困ったところ、良いところ。そして、いろいろな出会いのふしぎ。
 ダメな人間社会も、ちょっと愛おしくなるような1冊です。

 17の短編はそれぞれ、落語や歌舞伎、民間伝承などをモチーフにしています。
 知っているモチーフは「あれだな」と思いつつ、知らないものは「どんなモチーフなんだ?」と調べたり。
 巻末にそれぞれのモチーフの一覧があるのが、ありがたいです。

 そうそう。表紙の下のほうに「Where The Wild Ladies Are」って書いてあります。
 これ、絵本『かいじゅうたちのいるところ』の原題「Where The Wild Things Are」ですね。
 「Wild」って、この本では「野生の」「自然の」って感じでしょうか?
 現代の「縛り」、現世の「縛り」から自由な、自然に生きる「おばちゃん」って素敵です。
 淋しいときに寄り添って、一緒に踊ってくれる「かいじゅう」に負けないくらい。


 それにしても、パワフルな「おばちゃん」って減ってないでしょうか?
 「オバタリアン」と言われても「亭主元気で留守がいい」と言い切れる、そんな自信たっぷりの「おばちゃん」減ってるような気がします。
 今や「三食昼寝付き」なんて言ったら、「女性総活躍」を目指す方々からは白い目で見られてしまいそうです。
 私も四十路に入ったものの、いまだに周りを気にしているし、堂々とする自信もなく、自分が子どもだった頃の「おばちゃん」にはまだまだ追いつけないような気がします。
 いつか、あんなふうに強い「おばちゃん」になれるのか……。
 なりたいような、なりたくないような。
 
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『まめまめくん』

2017年01月17日 | BOOKS
『まめまめくん』
デヴィッド・カリ 文
セバスチャン・ムーラン 絵
ふしみみさを 訳
あすなろ書房


 可愛い絵本を見つけました。
 どのページもオシャレでユーモアがあって可愛い、それに加えて「多様性」を考えることができる絵本でもあります。

 人と違っても、自分に合った生き方を見つけて幸せになれる。
 そんな前向きなメッセージが伝わります。

 原書は『Petit Pois』
 「Pois」はフランス語で「エンドウ豆」のこと。
 原書の表紙は、バッタに乗った まめまめくん。(日本語版では15ページ)
 イキイキとしている感じが素敵です。

 スイス生まれイタリア在住のカリさんと、フランスのリヨン在住のムーランさんが、カナダの出版社から出しているというのも、ちょっと面白いですね。

 
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