花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

ムラサキシキブ(紫式部)・コムラサキシキブ・小鳥のプレゼント

2013年10月09日 | 草花・植物

ムラサキシキブ一人で勝手に出てきました。
近くの公園、ご近所の庭、あちこちに小鳥が種を落としまくっているようです。

名前の由来は諸説あるようですが「紫式部」という名前はこの木にぴったりフィットしていると思います。
これ以外の名前は考えられないくらいです。
紫式部がどのような性格だったかなど、分かりませんが、とかく比較の対象になる「清少納言」の名のついた植物はないのに、「ムラサキシキブ」の名があるのは、紫の実と源氏物語絵巻の美しさに、惹きつけられるものあったように思います。

説1:もともと「ムラサキシキミ(紫敷き実)」「ムラサキシゲミ(紫茂実)」と呼ばれていたためものが、「ムラサキシキブ」になまったもの。
    ※「シキミ」とは重る実=実がたくさんなるという意

説2:植木さんが江戸時代に、売れそうな名前として命名。元は「実紫(みむらさき)・玉紫(たまむらさき)と呼ばれていた。

 

◆ムラサキシキブ:2~3メートル。葉の付け根から出た柄の先に花がつく
◆コムラサキ:1~2メートル、葉の付けにより少し上がったところから出る柄に花がつく。実は一番美しい。
◆ヤブムラサキ:2メートル内外。ムラサキシキブに似る。枝や蕚に軟毛。
◆オオムラサキシキブ:葉が20センチにもなる変異種
◆他にトサムラサキ、ウラジロムラサキなど。

※○○ムラサキシキブはムラサキシキブの品種に付けられている。
※○○ムラサキはムラサキシシキブ以外の品種に付けられている。

園芸店では、実付きの良い「コムラサキ」を、名前の通りの良い「ムラサキシキブ」として売られることが多いようです。
自生している「ムラサキシキブ」は、実も小さく、密集してついたものは見たことがありませんが、晩秋に葉を落とした後は、ひときわ風情があります。

花の画像は撮るほどのものではないと感じていたせいで、残念ながら記録していませんでした。((-_-;))
「ニシキギ」や「ウメモドキ」「モチノキ」「ツゲ」……などと同じく、密集してはいますが、それ程目を惹くものではないと思います。

   原発廃炉に向けて


フウセンカズラのリース・初めての生リース

2013年10月04日 | 四季の風景

東北電力の今年の「グリーンカーテン」は「フウセンカズラ」
昨年までの「ゴーヤ」と違って、今年は見て楽しむだけだと思っていましたが、「フーセンカズラを使ってのリースづくり講習会」のお知らせ。

今年は天候不順で実があまりついていなかったのですが、主催者が材料の全てを準備してくれました。

フウセンカズラの弦をベースにすると思っていたら、「ベニズル」という赤っぽい弦。
飾る素材は当然乾燥したものと思っていたら、アイビーとスプレー咲きの「バラ」が、どちらもフレッシュ状態で準備されていました。
生のままで飾るのは初体験。ベースの輪を作ったら、飾り付ける素材(オーナメント)にあらかじめ針金をつけます。
素材をつけ終わったら、リボンを付け、付け下げ用の針金をループにして取り付け完成です。

剪定後のローズマリーを上部に、下に松ぼっくりの赤ちゃん、アザミの花のドライフラワーなどを配置しました。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今まで自己流で「グルーガン」や「ワイヤー」を組み合わせていましたが、今回は全て「ワイヤー」止め。
茎のついたものはヘアピン型にしたワイヤーを茎に巻きつけますが、茎のない松ぼっくりのようなものは、ギザギザ部分を利用して止めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


★リボン(フレンチ・ボウ)★
時間が限られていたので、あらかじめ主催側で完成品を用意されていました。
初めて見たときは複雑に感じたのですが、図を見ながら、完成形を想像しながら巻いていくと、意外と簡単かもしれません。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆講習会の前日、久しぶりに近くの散歩道に素地集めに散歩してみました。
まつぼっくりはかわいいけど、必ず開いてしまうので、未だ笠にならないつぼみを採集。
ほかにカラハナソウ(ホップの変種)、オニドコロ、ヘクソカズラ、サンキライ(サルトリイバラ)、クヌギのどんぐり、自宅庭からリキュウバイ、ヤマシャクヤク、レンゲツツジなどの実を準備。
随分前に作っていた葛弦のベースがあったので、リボンを作りながら飾り付けてみました。
全部を針金に通さず、弦の間に挟み込めるものはそのまま、落ちそうなものは針金止めです。

リース