Bar FU-TEN

もじっとの瘋癲的なブログ
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記事もお酒も、その日の気分次第でございます

マティーニ論争

2009年10月07日 | お酒
おかえりなさい
こちらのお席にどうぞ

★コトッ(タンブラーを用意します)

カクテルの王様と言えば、やっぱりマティーニ




これは以前、僕が作ったものです。

★コト コト コトッ(シェイカーを用意します)

カクテルブック、カクテルを扱ったサイトでは、マティーニの説明でよくマティーニ論争という言葉が登場します。

★トクトク(ブランデーを45ml入れます)

マティーニ論争はバーで客同士が、どこの店のマティーニがおいしいか、使うお酒の銘柄と量、飾りのオリーブやその他の副材料をめぐって、熱く語り合うことをいいます

★ギュッ トクトク(レモン半個分の果汁を入れます)

人気のテイストは「男だったら、やっぱ辛口だろ」ということで、ドライなものの方が好まれる傾向にあるようです。
ちなみにジンが多いほど辛口に仕上がります

★サー(砂糖をティスプーン1杯分入れます)

僕は以前はジンを3に対し、ドライベルモットを1の割合で作っていましたが、今はジンを4に対し、ドライベルモットを1で、やや辛口を好んで飲みます

★カランカラン カポ カポッ(シェイカーに氷を入れ、ストレーナとトップをかぶせます)

ただ辛口も行くところまで行くと、
ドライベルモットを数mlしか使わないエクストラ・ドライ
グラスにドライベルモットを数滴たらしてグラスに香り付けをしたら捨てて、そこに冷やしたジンを注ぐベルモット・リンス
(グラスではなく、ステアに使う氷をベルモットで洗うスタイルもあり)
グラスにドライベルモットを軽く吹き付けて、冷やしたジンを注ぐベルモット・スプレー
いっそのことドライベルモットは使わないで、冷えたジンにレモンの皮のしぶきを吹きかけたネイキッド

そして究極系はかの有名な
ジンを飲みながら、ドライベルモットのビンを横目で見る、もしくは執事にベルモットを口に含んで息を吹きかけてもらう、もしくは「ベルモット」とささやいてもらうなど、もはや伝説のチャーチル・スタイル

など、様々です
(最後のほうなんかは、やや変態的ですらあるかも)
ジンとドライベルモットの割合だけでも、語るに十分

★シャカシャカ(シェイクします)

当然のことながら、材料の銘柄によっても味や風味は違うので、こだわりが出ます。

さらに、すごいお店だと、ステアに使う氷もドライベルモットで洗います。

★カパッ トクトク カパッ カランカラン(グラスに注ぎ、シェイカーに残った氷をグラスに入れます)

ベルモット以外の副材料にもマティーニ論争の論点はあります。

どのようなオリーブを使うのか?
それともオリーブは使わないのか?

ビターズは使うのか?
使うならオレンジビターズ?それともアンゴスチュラビターズ?

★シュポン トクトク シュワー(炭酸水で満たします)

マティーニは作る人の個性が出ます

★カラン(軽く混ぜます)

ただバーテンダーさんに聞かれない限りは、変に銘柄や量をあれこれ指定しないで、そのお店流のマティーニを味わいたいもんですね

★お待たせしました、ブランデーコリンズです。
(マティーニとは全く関係のないカクテルですいません
ブランデーコリンズは、トムコリンズで使うオールド・トムというジンの代わりにブランデーを使ったものです。
ブランデーの風味を残しつつもレモンと炭酸でとても爽やかな1杯です。
ブランデーの香りは好きだけど、“重い”と感じられる方にオススメです。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マティーニ深いですね (s4ues)
2009-10-08 07:43:52
以前ジンの銘柄をいろいろ見せて(味せて)もらったんですが、ほんっとに味が違うんですね。お店によって味が違うのも納得……と思ったらドライベルモットの使い方にも差があるとは。

私はオールドトムで作ったマティーニがわりと気に入ってます
ありがとうございます (もじっと)
2009-10-08 15:29:00
>s4uesさん
ジンは個性がかなりハッキリでるお酒ですよね。

オールドトムを使ったマティーニですか…
まろやかさがありそうですね。
うちでは常備していないので、どっかで試してみようかなぁ

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