小川の小路でピアノの音

ピアノ、音楽を通して感じたことを綴っています。

バッハ管弦楽組曲3番

2017-10-22 21:11:41 | ピアノ
来年の1月に演奏する管弦楽組曲3番のチェンバロパートを練習してみました。
至るところにイタリア語の標記がありました。どんな標記かというと、どこからがどの管楽器、打楽器が一緒に入るのか、または抜けるのか、そして弦楽器が主旋律を奏でる部分やトゥッティの部分、全ての全体の動きが細かくかかれていました。とても親切な楽譜でちょっと感動🎵💕
「ガヴォットとジーグは省略するかも」と言われていましたが、一応どんな感じか全曲弾いてみました。最初の序曲が一番規模が大きそうだなという印象、曲も聴いてみました。

お正月に相応しい、華やかで晴れ晴れしい曲、優雅で威厳のあるゆったりした箇所と躍動感あふれる生き生きした箇所がいりまじる、とっても素敵な曲でした💕

2曲目のエールは、後の編曲家が手を加え、一気に有名になりました。「G線上のアリア」はこの管弦楽組曲3番のエールが原曲となっています。この面白い曲名はなにかというと、ヴァイオリンの開放弦G(ソ).D(レ).A(ラ).E(ミ)の内低い音であるGの弦のみで演奏することに由来しています。なぜ一つの弦のみで演奏する必要があるのかは謎ですが...。

他のメンバーは以前演奏したことがあるようですが私は初めて...そして管楽器を鍵盤パートに組み込んだ楽譜にしてチェンバロではなくピアノにすると聞いたような...💧どんな感じになるのかあまり想像がつきません。ただピアノで弾くとなると表現の幅が一気に広がるので楽しみです🎵チラシには曲名は載っていませんが、私が所属しているアンサンブルではバッハ管弦楽組曲3番の他に、ヴァイオリンの「くまん蜂の飛行」、チェロの「白鳥」を演奏します。
11月5日の演奏内容です。興味がありましたら是非お越しください🎵🎵

弦楽アンサンブル合わせ

2017-10-14 07:27:00 | ピアノ
今回は全ての曲を本番のつもりで通しました。(鍵盤楽器を含まない曲も)

ホルストのセントポール組曲を聴いたのは初めて🎵なんだか異空間の雰囲気を醸し出す不思議な曲でした。特に2楽章の旋律を支えるピチカートの音色が素敵でした✨こんな音楽表現が出来るのは弦楽器ならではです。

次の曲でバッハの楽譜を開いていましたが、隣の方に「ヴィヴァルディだよ」と教えてもらい、内心焦りながらも平静を装って楽譜を準備した動作が「全然焦ってない」と笑われてしまいました💧昔から感情を出す、という事をなぜか躊躇してしまう...、性格の弱点を見てしまいました。

ヴィヴァルディの冒頭で早速指示が...「強拍の主和音にかかる8分音符の和音を気まぐれに弾いていて周りが影響されている。周りを惑わしながらも本人はインテンポで弾いている。」と...。全く自覚ありませんでした(T_T)

バッハは3曲目のドゥエットで、やはり高い音の即興メロディはNGの模様💧、考え直します。7曲目ドゥエットは即興を変えていましたが、弾く勇気が出ず...、でも歌のテンポが意外と遅く、楽譜のアレンジだと物足りない感じなので、目立たない旋律でまた考えます。そして7曲目ドゥエットの符点は複符点並みに厳格に演奏するよう指示があったので、出来る限りそのリズムを維持出来るよう練習していきます。

1月7日に演奏するバッハ管弦楽組曲3番について、また綴りたいと思います。

シューベルト

2017-10-12 20:54:24 | ピアノ
シューベルトの曲はとても清らかで繊細な曲、自分とはあまり無縁だと思っていましたが(((^^;)、前回の練習会で聴いたシューベルトソナタ、そして今弾いてるシューベルトのピアノ連弾「軍隊行進曲」に惹かれている自分がいます🎵

中学生の時に弾いたシューベルトの即興曲2番をたまに気晴らしに弾いています。難易度はそこまで難しくない、しかし私が弾くとシューベルトっぽく弾けないのです(;_;)ドビッュシー同様、好きなのに、曲の色に染まることが出来ないもどかしさがあります。でも真から曲を好きでいたら、きっと曲と波長が合う時期が来ると信じて練習しています。

即興曲2番の楽譜には、かなりびっしりと赤や青で注意書きで埋めつくされた跡がまざまざと残っていました。当時ついていた地元の先生はかなりキツくモノをはっきり言う先生でした。どのくらいキツいかというと、ベートーベンソナタを弾いた後、「今の演奏は点数にすると0点です。」とオブラートにつつまずはっきり言う先生でした(((^^;)小学校2年生の時、「エリーゼのために」で初めてペダルをならいました。昔からチビな私は当然かかとが地面に着かず、やむをえず爪先のみでペダルを踏む練習をしました。先生はどこで踏んでどこで離すかを教えるために私の足の上から先生の足で踏まれ、その力も容赦ない...(((^^;)当時の私は痛かったけど何も言えなかった記憶が残っています。

生徒獲得が難しい今の世の中のピアノ教室の先生の世界ではあまり考えられないくらいズケズケものを言う先生だったし、妹を含め多くの生徒やその親御さんがショックを受け気分を害してやめていった現実をみてきました。

でも「熱意のある子はそうそういないから」といって、少ない月謝で1時間も2時間もレッスンしてくれ、曲の完成に限りなく近づけられるよう親身に見てくれた先生だからこそ、どんなにキツい言葉を言われても傷つくことはありませんでした。思いかえすと...。

今、仕事で色んな事に追われたり、私生活でも心折れそうになる場面がありますが、原点に振り返り、本来の自分を取り戻したい。人の心は常に移ろい変化するけど、音楽は永遠に美しくて癒やされる、その音楽に常に触れる事が出来る幸せを思い出しながら、乗り切っていきたいと思います。



弦楽アンサンブル合唱と合わせ

2017-10-07 09:42:00 | ピアノ
この日はバッハ「カンタータ4番」の弦楽、合唱の合わせでした。
実は私、すっかり忘れていて開始1分前に電話がかかってきて初めて気付きました。

食事と一緒にワインを飲んでしまった....(T_T)急いで紅茶を飲み干し、ガムを噛み、20分遅れで練習場所に到着しました。広い音楽室にたくさんの合唱団員の人達が並び、いつもとは違う雰囲気の中なんとか平静を装いながらオルガンのイスに進みました。

「鍵盤担当が来ました。いきなりだけど3曲目ドゥエットね😊」と指揮者に言われ、頭が真っ白に...。チェロが一人もいない、オルガンと歌2人によるほぼ独奏状態でなんとか曲に神経を傾けて弾ききりました(>_<)4曲目からは気が抜けてボロボロ、ピアノサークルの仲間で「酔いながら弾くピアノは最高✨」と言う人がいましたが、自分にはとっても無理だと気付きました。

7曲目ドゥエットは思ったよりテンポが遅く、指揮者が何度か歌の人にテンポはこれで良いのか確認をとっていました。今まで速いテンポでさらっていましたが、即興のトリルが間が抜けて変...、カール・リヒターの即興を参考にしてどのように弾くか、14日の合わせまでに練り直したいと思います。

3曲目ドゥエットは、歌のパートとぶつかる旋律はなるべくさけて、該当する箇所は下の音に転回して弾くように指示されました。よく考えたら2曲とも即興を考え練習するのは明日しか時間がない...(T_T)頑張ります。

そして、バッハとビバルディを演奏する11月5日が過ぎた後、1月6日にあきる野市のNPO団体が主催するコンサートにアンサンブルでバッハ管弦楽組曲3番のピアノパート(管楽器をピアノに編曲したもの)、チェロの「白鳥」とヴァイオリンの「くまんばちの飛行」の伴奏で出演することになりました。このコンサートではギャラが発生し、そのお金でアンサンブルの活動費を得るというもの、絶対に失敗は許されません。3ヶ月しかありませんが、頑張ります。

実は、リムスキー・コルサコフの「くまんばちの飛行」は以前務めていた施設のコンサートで弾いたことがあります。ラフマニノフ編曲のピアノ バージョンなのですが、原曲のピアノ伴奏はどうなっているのか、楽しみです🎵