今日はもしかすると雪が降るかも、という予報でしたが雪はふりませんでした。
雪というとドビュッシーの「子供の領分」の中の「雪は踊っている」、「プレリュード一巻」の中の「雪の上の足跡」、この2曲が思い浮かびます。
大人になった今では、雪が降ると聞くと嬉しさ半分、「雪だと大変だな~⤵」とウンザリしますが、子供の頃は雪が降ると真っ先に窓辺に行き、雪が舞う空や真っ白な非日常の景色を夢中になって眺めていた...、私を含め多くの人は経験があるとおもいます。
空から降ってくる雪はそれぞれ意思を持ってチラチラと自分のダンスを舞いながら地上に降り立っている...、子供時代に感じた雪の日の思い出を再び呼び戻してくれるのが「雪は踊っている」という曲です。小品ですがとてもかわいらしくて幻想的でわくわくする曲です。
対して「雪の上の足跡」はいかにも玄人が好みそうな、大人の曲です。エドガー・アラン・ポーの探偵小説からインスピレーションを受けたこの曲、音が少なくゆっくりとしたテンポで始まり、荒涼な雪一面の景色と凍てつくような寒さを連想します。まさに絵画を観ているような錯覚に陥る不思議な曲です。
ドビュッシーやラヴェル、フォーレのピアノ曲、音楽を聴く分にはとても素敵な曲が多いけれど、実際弾くと自分の肌には合わない...なんでだろうと疑問に思っていましたが、ドビュッシーの「雪の上の足跡」の曲を思い出して感じた事、それは作曲家自身の思いだとか感情が全く感じられない、この曲に限らず他の作品も個人的な感情を排除して、風景や空気をひたすら写実的に表現してたのだと思います。
ラヴェルの「水の戯れ」、昔先生に「あなたにはいつもとはまた違った勉強になるから弾いてきなさい。」と課された曲でしたが、どうしても曲に入り込めず断念しました。見た目は立派な構成で作られたこの曲、でも大元の柱(作曲家自身の感情や意志)が見つからず、曲に共感しながら弾くというのが出来なかったんだと思います。
軽やかでエスプリ感のある、しかしどこか他人事のような雰囲気を感じるフランス音楽を自分なりに咀嚼して弾ける日はいつになるのか...、弾けたら格好いいなぁ🍀
昨日は職場で、お互いの意見がぶつかり合う波乱な会議がありました。自分を見つめなおしたい、一人の時間がほしいけどそうはならないこの現状、きれいな景色や音楽に触れて少しでも心が癒されればいいなと思います。
雪というとドビュッシーの「子供の領分」の中の「雪は踊っている」、「プレリュード一巻」の中の「雪の上の足跡」、この2曲が思い浮かびます。
大人になった今では、雪が降ると聞くと嬉しさ半分、「雪だと大変だな~⤵」とウンザリしますが、子供の頃は雪が降ると真っ先に窓辺に行き、雪が舞う空や真っ白な非日常の景色を夢中になって眺めていた...、私を含め多くの人は経験があるとおもいます。
空から降ってくる雪はそれぞれ意思を持ってチラチラと自分のダンスを舞いながら地上に降り立っている...、子供時代に感じた雪の日の思い出を再び呼び戻してくれるのが「雪は踊っている」という曲です。小品ですがとてもかわいらしくて幻想的でわくわくする曲です。
対して「雪の上の足跡」はいかにも玄人が好みそうな、大人の曲です。エドガー・アラン・ポーの探偵小説からインスピレーションを受けたこの曲、音が少なくゆっくりとしたテンポで始まり、荒涼な雪一面の景色と凍てつくような寒さを連想します。まさに絵画を観ているような錯覚に陥る不思議な曲です。
ドビュッシーやラヴェル、フォーレのピアノ曲、音楽を聴く分にはとても素敵な曲が多いけれど、実際弾くと自分の肌には合わない...なんでだろうと疑問に思っていましたが、ドビュッシーの「雪の上の足跡」の曲を思い出して感じた事、それは作曲家自身の思いだとか感情が全く感じられない、この曲に限らず他の作品も個人的な感情を排除して、風景や空気をひたすら写実的に表現してたのだと思います。
ラヴェルの「水の戯れ」、昔先生に「あなたにはいつもとはまた違った勉強になるから弾いてきなさい。」と課された曲でしたが、どうしても曲に入り込めず断念しました。見た目は立派な構成で作られたこの曲、でも大元の柱(作曲家自身の感情や意志)が見つからず、曲に共感しながら弾くというのが出来なかったんだと思います。
軽やかでエスプリ感のある、しかしどこか他人事のような雰囲気を感じるフランス音楽を自分なりに咀嚼して弾ける日はいつになるのか...、弾けたら格好いいなぁ🍀
昨日は職場で、お互いの意見がぶつかり合う波乱な会議がありました。自分を見つめなおしたい、一人の時間がほしいけどそうはならないこの現状、きれいな景色や音楽に触れて少しでも心が癒されればいいなと思います。